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【読書日記】本に救われる

【7月17日(土)】
さて週末。やはり思うように本が読めない。読みたい欲が高まっている時だけに、本が読めないのはストレス。

こういう時はサラッと読めるものにしよう!と、みうらじゅんさんとリリー・フランキーさんの『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』を読む。

タイトルからして好きだなー、と手に取ってみたけれど、これが良かった。

生きてると色んな不安やら何やらを抱えていくことだと勝手に思ってたけど、本当に勝手に抱えてただけで、抱える必要なんて無かったこともたくさんあったーと思える本だった。

本にもあったけど、若いうちはストイックだから許せなかったことも、年齢を重ねて「だいたいでいい」と思えるようになる、なんて話は、自分が年齢を重ねたから共感できる部分だなと気づく。

40歳手前で、ようやく気づけることが増えて、そこには「諦め」もたくさんあって。でもその「諦め」や「適当」さが、生きてく上で割と大事だったんじゃないかと思えて。

「だいたいでいい」
この言葉は自分にかけていた呪いがとけていくかのようで、完璧主義者の自分にとっては救いの言葉だった。

何者かになりたいとか、お金持ちになりたいとか、生活の安定とか、完璧なお母さんになりたいとか、良き妻でありたいとか、家事も仕事も完璧にこなすとか、向上心は必要かもしれなくても、それにしても私は何もかもを求めすぎでは?

そんなに大した人物にならなくたって良いじゃないか。そう思えただけでも、この本を読んで良かったと思う。

今日も本に救われる。ありがたい。

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