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「ゲンコツらじお」#107 戦争のこと、どう伝える? 中編

8月ということで、戦争について子どもたちにどう伝えるべきかを話しました。
前回の続きです。
いつもどおりにゆる~く、ちょっぴりまじめにおしゃべりします!
このお話は次回に続きます。
※2022年8月7日の録音
(フクダクニヒロ、イイジマミツオ、カツワタマサユキ)

以下、文字起こし

フクダ「今(イイジマさんが)言ったように「オレは当事者じゃないから」っていうのは、ボクのなかではネックであって、過去の戦争に関しては確かに当事者じゃない。でも、これから当事者になる可能性はゼロとは言い切れない」

イイジマ「もちろん、それに対して戦争をしないようにする教育はあって然るべきとは思うけど、でも大東亜戦争、日中戦争だけでフォーカスしてっていうのが、オレのなかでは「ふ〜ん」って感じ」

フクダ「大東亜戦争や日中戦争だけでフォーカスするっていうつもりはないんです。今の生のもの、生きてる歴史、今まで脈々と続いてるものとしてあって、それが実際に当事者になる可能性があったときに、大東亜戦争だけじゃなくてね、過去の歴史を紐解いて、それを未来に活かす手立てとして、知っておく必要があると思ってるわけです」

イイジマ「結果論さぁ、じゃあ歴史から学んで戦争がなくなるかって、なくなってないじゃん。でも、人間ってねぇ、少しずつ進化はしてるって思ってんの。それこそ、石器時代から。ヨーロッパなんて、血塗られた歴史ですよ。イギリスとフランスなんて百年戦争してたんだからさ。それに比べたら、かなりよくなってきてるし」

フクダ「日本ですらもそうよ。70何年前までは、ずうっと戦争してる時間が長かったんで。ただまぁ、終わってないけどね、戦争。実際にはね。アメリカの支配下に今もあり続けてる」

イイジマ「それは、もう思想だよ。政治の話になるから」

フクダ「政治の話だけど、例えば沖縄とか」

イイジマ「沖縄は確かに米軍基地があるしね」

フクダ「そういう意味で言えば終わってはない。政治の話にはなるけど」

イイジマ「終わった、終わんないっていうのは、フクちゃんの主観であり、政治思想だから、それをしちゃうと、カッちゃんがドン引きだからやめたほうがいいって話なのよ」

カツワタ「自分なりの考えはあるよ」

フクダ「ここで語るものではないってカツワタさんは言ってるんだと思うんですよ」

イイジマ「結局ね、好きな人は話すの好きなの。討論とかさ」

フクダ「ボクは討論しようなんて言ってない。カツワタさんの言う通り、十人十色で交わることがないのは承知の上だから、押しつけようなんてしてないし」

イイジマ「オレと違う考え方の話を聞いても「それは別にいいし」っていう人も中にはいるからさ。もう、聞きたくなくなっちゃうんだよね、そういうのはさ。往々にしてそういうのはあるよね」

フクダ「聞きたくなくなっちゃうっていうと、ちょっと…。子どもたちに関わることなので、ボクらだけじゃなくて。今言ったように、戦争の当事者になる可能性もあるわけじゃん」

イイジマ「それについては、それこそ、フクちゃんちの次女がさ、自発的になるじゃない。そうでない限りは、普通の子って「あぁ戦争あったんだ。大変だったんだよね」で終わる話なのよ、大半の子って。広島行って原爆記念館見に行ったとか、オレ高校の時(修学旅行で)
長崎行って、ひめゆりの塔も行ったのよ。その時は、戦争の語り部のおばあさんと話したけど「そうだったんだ。大変だったね」で終わっちゃうよね」

フクダ「ボクは沖縄へ行って、広島も修学旅行で行ってるけど、多分ね、そこに関しては(戦争に関しての感情を)抜きで行けないです。沖縄行って、チャラく遊べない人なんです。ボク、グァム・サイパン行ったことないけど、多分バリ行っても、シンガポール行っても、それが絶対どこかに片隅にあるから、別に楽しむのは構わないけど、分かった上じゃないと行けないと思うんです」

イイジマ「そういう人が、次の戦争の時は「こうだ」って残す人たちであってもいいけど、大半の人はもう風化してるよね」

フクダ「どっかで思ってればいいんですよ。片隅に」

この続きは「げんこつラジオ」の配信をお聴きください。

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