戻りたいのは人生のドン底
ああ疲れたな、と思った。ここにこうして書いてる私も主婦の私も、誰かに何かを伝えたい私も。別に何者でも無いのに何かになりたくて縛られているようで酷く醜い。カッコつけやがって、と脳が心臓辺りに吐き捨てる。胸の辺りがぐぅと鳴った。
思春期が終わっていないようで恥ずかしいが、自分はもうこのままなんだろうなと気付く。満足することなく、変わりたいまま、自分が嫌いなままなんだろう。「性格じゃん?」友人のマッシュは親友である私にそう吐き捨てる。グゥの音も出ない私が天を仰ぐ。諦めではなく単純