三毛猫を巡る冒険
お寺を散策していると、どこからか視線が。
…むむっ?
三毛猫である。切り株の上から「なんだこいつ」みたいな目でこっちを見ている。そんな目をされてはかなわない。歩み寄って触れ合わなければ。
近づいてパシャリ。こちらを向いてはくれないが、お行儀は宜しい。
野良猫にしては毛並みが整いすぎているので、その辺りで飼われているのだろうか。もしくはお寺パワーによるご加護によるものなのだろうか。ボリューム感のあるお腹周りも魅力的だ。
ちょっと移動して階段の脇、台座になっている部分へ登ろうとしている。
飛び乗れるかな?
ちょっと危なっかしいが、飛び乗った。
そしてこの顔である。前足もちょっと出す感じで、「どうだ飛び乗ってやったぞ」と言わんばかりのふてぶてしさ。背景のお堂もあって凛々しさに磨きがかかる。目つきも鋭くてよい。
ひとしきり写真撮影させてもらい、なでなでしていると一言。
「ミャー」
そりゃそうなんだけど、なんかもうちょっとお話できそうな気がした、そんな春の日の午後。桜も咲いていましたよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?