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酒飲み男子の酒呑み日誌#09

こんにちは、Yas之助です。

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先日、知人の新聞関係にお勤めの奥様より、ある話題に関してインタビューできる人はいないかと相談をいただき、私の大学時代のサークルの友人(バドミントンの皮を被ったただの飲みサークルでした)を紹介、しかしそいつは女性とのお話が苦手だからお前も当日来てくれ!とのことで、取材現場に同行させていただきました(その友人宅でしたが)。

その話題とは、あるジャンルのゲームについての魅力や楽しみ方等について(こういうのどこまで詳細に書いて良いのかわからないので、意味わからん感じのぼやかしですみません)でして、普段どんなゲームをしているか、どこでそういうのを知るのか、その何が楽しいのか等々、取材を進めておられました。

私といえば、横で漫画を開いてはポイッと投げ、遊戯王カードを眺めてはポイッと投げ、たまに取材してる周りウロウロして、勝手に冷蔵庫開けて確認してと、邪魔しかしませんでした。

そして先日、その取材の記事が出まして、お礼のご連絡を頂いたのですが…

記者さんというのは本当に凄いんですね。
まず大前提として、取材内容と比較して、当然嘘偽りは全くありませんでした(内容を盛っているとかも無し)。どの内容も、確かに友人が言った内容でしたし、あぁこの内容はあの時の会話だなーとか思い出されます。

それでも、やはりこうやってちゃんと記事になると、取材を受けた友人がすごいまともに見えてくる不思議。
(ディスっては…んーちょっとディスってるくらい)

いかにも、ちゃんとそれなりの服を着て、ちゃんとした姿勢で、

「そうですね、その魅力は○○で私はこんなところに楽しさを見出したんです。」

みたいな感じで話しているように錯覚しますが、実際は猫の毛だらけのTシャツを来て、猫にボッロボロに引っかかれたゲーミングチェアに腰掛け、

「あーーこのゲームねー!確かYoutubeにも実況があったような…あーこれこれ、この…ここ!これwww面白いよねーwww楽しみ方かーんー…カタカタカタカタ(実際にプレーしてる音)…なんか…この○○な感じが良いんだよねー。Yas之助はどー思う?(<知らねえよ!www)」

みたいなやり取りなんです。

質問して回答するというより、ただただ友人がゆるーく話している感じ。それを、フムフム、そうなんですねーと朗らかな表情を保ちつつ取材ノートにペンを走らせており、色々とありがとうございました!となった時には、え?こんなんでいいの?マジでただ一方的にくっちゃべっただけなんだけどwwwと本気で思うほど。

当然記者の方は、いかに今話してもらってる内容を記事にまとめるか?の頭で話を聞いていますので、こっちのテンションとは違うのでしょうが、やはり驚いたのは、インプットした情報の質と、アウトプットとして出てきた記事のレベルの高低差といいましょうか。

ただのくっちゃべりが、きちんとそのゲームの魅力や、その背景、またその時の取材の我々のやり取りも載っており、さらには他の取材との記事内の連携も自然で、ちゃんと一つのそれなりのボリュームの「情報」に昇華されていました。私も「ゲームをやる姿を微笑ましく見守る友人」みたいな表現で登場しました!わーい!

とてもいい経験をさせていただきました。


取材後は友人と近くの行きつけのインドカレー屋さんに行き、勝手にテレビを奪ってコナンの映画をみました。
(どゆ状況?)

いやここも凄いんですよ。その友人、このカレー屋さんに行き過ぎて店員さんと仲良くなりすぎて、外国の方なので、代わりに食べログの店舗情報書いてあげたり、Amazonプライムの設定してあげたりと、その代わりビールとかサービスでもらったりと、良い関係を築いているようでした。

その日もビールをサービスしてもらったのですが、一人3杯も呑んでしまったので、流石に申し訳なく、ちゃんとつけてもらうように言っておいてと友人に伝えたところ、トコトコトコーとレジの所に行き、ピッピッピッと勝手にいじり、ビール追加しておいたー!と戻ってきました。そこまでお前はできるのか!www笑ってしまいました。

会計のときも、ごっそさーん!と言い、勝手にレジをいじり、会計をして帰りました。

今の世の中、店側はどうなってるんだ!とか、不用心だ!とか言われてしまう感じになっていますし、私としても、これみんな良いお客さんだからいいけど万が一の時どうするねん笑笑くらいは思いますが、とてもいい関係だなぁと思います。

そもそもお店はお客にみな平等に接客してくれると思ったら大間違いだと思います。

初めてのお客さんには、最低限のすべき接客をすると思いますし、常連や良くしてくれるお客さんには、普段はしないようなサービスや、ちょっとしたわがままを聞いてくれたりするわけで、それを不平等だ!とか差別だ!みたいに言うのは、なんというか…つまらないかな。

とか言いつつ、私自身、常連になることが苦手なんですよね。たまにいるじゃないですか、店員に覚えられると逆に行きづらくなる人。そこまでじゃないですが、どちらかといえばそちらよりの人種です。

あまり気にかけないでほしいんですよね。もちろんあちら側は良かれと思って色々してくれたり、話しかけてくれたりするのですが、できればほっといてほしいかな…的な人種。

けど常連になることには無茶苦茶憧れがあります。サービスを、え?いいの?いやーありがとうね!なんて言える関係になりたい。

なりたい自分と、実際の自分の乖離が激しい。


さて、今回のお品ですが、

①アジのなめろう

なめろうってなんか大人ですよね、子供の時食べたこともなかったですし、多分初めて聞いたのは大学後半とかかなぁ…な、なめろう?なにそれ?みたいな。
THE・酒のつまみって感じ。今度友人(さっき取材受けてたやつ)達と船釣りに行くので、もしアジだったらまた作ろう。

②れんこんで鶏つくね

焼き鳥ってなかなか家で作らない or 焼かないんですよね…やっぱり煙たくなるし、美味しいのはお店で食べたほうが良いかなって。
それでもつくねは作れると思うんです。フライパンで作れるし。

これを生のピーマンに挟んで食べるとか超大人って感じですよね。
確か孤独のグルメでやってたんですよ。それピーマンの肉詰めじゃんってなるんですけど、そうじゃないんですよ。つくねを、生の、ピーマンにぶちこんで、食べるんですよ。ピーマン嫌い勢力からしたら最悪な食べ合わせ。

③アサリの酒蒸し

兄は小さい貝が嫌いです。しじみとか?アサリとか?この前はまぐり食べてたからそれは大丈夫なんですね。理由は昔食べたときにじゃりっと砂を思いっきり噛んでしまったから。小さい頃のトラウマというのは結構尾を引くんですね。私は喉に骨が刺さったという理由で長い間うなぎが嫌いでした。今は大好きです。みんな!うなぎ送ってきてもいいよ!

④油揚げのレンチンしたやつ

厚揚げと油揚げがどっちがどっちなのかわからなくなる

最近こやつにハマっております。結構肉厚な油揚げで、これを裏にかいてある「その1」のやり方でレンチンして、上に小ねぎと醤油でも散らせば一品できる。

そういえば一番最初の投稿で、まずは簡単な料理から始めませんか?冷奴とかでも立派な料理です!とか偉ぶってた割に結局手の混んだ料理が多かったですね。結局手間かけたいんですよね。その分呑んでいられるから。

⑤オートミールとレンコンの創作料理

妻がオートミールにハマっております。妻は流行り廃りが凄いです。ハマるときは毎日それだけでいい!となるのに2週間くらいすると、あれ?そういえば最近食べてないけどドシタ?となります。

まぁ、基本的に何でも美味しいと言って食べてくれるのでありがたいです。
ただ妻のオートミールは味がまったくない。もともと薄味派(自然の味派と言っていますがなんかかっこいいので無視してます)なのですが、本当に無味。
今回はどんな料理を作ってくれるのか!?

⑥マグロのさし身

パックから出して、皿に盛り付けるだけ。
おしゃれなお皿にそのままスライドさせるだけで良いんです。x軸に平行移動。

センセー!微分とかいつ役に立つんですかー??とかいうちょっと生意気も良い質問してくる子供に、なんて答えよう…とたまに考え込んでしまいます。

微分って超適当に言えば、そのものの勢いを数値化してくれてる感じだと思います。

すんごい勢いよく上がっているのか、下がっているのか
なんか最近勢い弱くなってきているのか

なので、なんでもカウントできる事象に対して、この数値が将来的にもっと勢いよく増えていくのか、それとも増えてるけど最近鈍化しているからもしかしたら近い未来減少しそうなのか、を予想する時に、より定量的な判断をするための材料になると思うんです。

例えば直近で言えば、コロナ感染者数。感染者が増えているなぁ…の感覚から、微分の概念を使えば、最近勢いよく増えてるやん!てことはまだまだ激増するで!と思えるか、数はめっちゃ多いけど、最近増加が鈍化してきたなぁ、もしかしたらピークが近いかもしれんなぁ…と予想がつく(絶対に合ってるとは言わない)。まぁ、微分のこと思わなくてもこんくらい肌感でわかると思いますが。

すると、例えば、きっといついつあたりにピークがきて減少に転じて、だいたいこのあたりにはめっちゃ少なくなるかもしれないから、わんちゃんの旅行、このあたりに計画するか…とかを、無計画以上のインサイトを持って判断できる、という意味では、微分がちゃんと計算できなくても、その概念くらいは知っておいて損なはないかなーと思います。

逸れた!


呑みクック開始!

さて、作っていこう。

絶対零度のビール!とか出したら科学会から総攻撃にあいそう
冗談通じなさそうだしね

今回は色々と買ってみた!ノンアルは嫁の、両端は私の!

そういえば私前職に行った時、ボストンキャリアフォーラムという、アメリカボストンで開催される、米国留学している日本人の就職会で採用してもらったのですが、その際に暇すぎてサントリーさんも受けたのです。
(事前準備も事前面接もせず、ただただなんとなく行ったので、前職はその時の勢いとやる気で乗り切りました)

サントリーさん、青いバラを世界初に作ったこともあり、やってみなはれ!精神はとても面白そうだなと思い、その場のノリで面接を。
多分私の経歴が面白かったのでしょう、二次面接に行き、研究職希望と書いて、面接時に「君は何をしたいんだ?」と聞かれ、マーケットの声を聞きながら新しい商品の開発とかしたいです!と言ったら、「んー、それはマーケティングとか商品開発部だね」と言われたので、「あ、じゃぁそちらでお願いします!」とお伝えすると、面接官数名が朗らかに笑っていました。

もし、仮にサントリーさんに行っていたら、ただでビール飲めてたのかな…アル中になっちゃうな。

とりあえず、アサリの砂抜きをしておく。

潮干狩り行きたい。んでなにか間違えて真珠取りたい

わりとスーパーのアサリとかってすでに弱っていてなかなかちゃんと砂抜きできないのですが、今回のは生きが良く、せっせと顔を出しては水をピュッと吐いていました。可愛い。

無心に刻んでいく。無心というが、心は有る

なめろう。そんなに尊いことはしていません。
薬味を切って、混ぜて、味付けして完成。

最近はあまりアジを叩きすぎないようにしています。
叩きすぎるとなんというか…全体的にヌメッとするんですよね。少し身が大きく残っていたほうが美味しいかなと。

後今回は盛り付けのときに、ちょっとおしゃれに盛り付けようと、本当はセルクルを使いたかったのですが
(セルクルという単語を知らず、たった今googleで「お菓子 円い型」と調べて空振り、「スイーツ 円形 型」と調べて発見しました)、
当然ないので、ペットボトルを輪切りにしてセルクル代わりにして盛り付けました。その様子は当然写真には撮ってありません。

串を二本挿すのがおしゃれ
けどもうちょっと綺麗に挿せばよかった

つくねも結構なめろうと同じ感じですよね。刻んでひき肉と混ぜる。
今回はなんとなくやげん軟骨が売っていたのでそれも刻んで混ぜることで歯ごたえをアップしていきます。

妻が、「鶏肉で何作ろうかなーと考えるときに、つくねって発想にはならないわ…」と言われ、まーたしかになー…ならないかーて感じでした。
けれど簡単なので、逆を突いて、えー俺鶏肉っていったらつくねすぐに作っちゃうなー!とか言ったらかっこいいのでしょうか。それとも根暗出身が考えるしょうもない虚栄心なのでしょうか。ちなみに私は根暗出身の根暗ナウです。

メスティンで作ってもおしゃれ
キャンプのときはそうしましょう

そんな事をしている間に、アサリの酒蒸しも進めましょう。

以前兄が我が家に来てろくちゃんを愛でてもらった際に、千葉で買ってきた大きいはまぐりを盛ってきてくれたので、贅沢に酒蒸しにしたんです。
その時、個人的には失敗したなーと反省したのですが、それは日本酒に料理酒を使ったこと。

結論からいくと、結構しょっぱくなってしまいました。料理酒はそのまま飲めないように塩分が足されています。ですので、ただの日本酒感覚でドボドボと入れ、さらに塩コショウとかすると思っている以上にしょっぱくなります。

ということを知っていたし、その時も、んーーーーと思ったのですが、今うちにある日本酒は、兄夫妻が持ってきた超高い日本酒しかありませんでしたので、泣く泣く料理酒を使ったところ、全然美味しかったんですが、しょっぱかった。

しかし!今回も!ある日本酒といえば!料理酒と!前回買ったロック用の甘い日本酒!
もしかしてだけど、詰んだ!?

と、冷静になり、今回は料理酒とロック日本酒を半々入れました。
甘ったるくならないことを祈って…

割引狙ってたのばれりゅーーーーーーー

そう、これは…y軸ですかね、そちらに平行移動する。
貝のお皿に盛れば気まぐれっクックさんに少しは近づけますでしょうか。


てことで完成!

今日も豪華。たしかね、これ食べながらハリーポッターのアズカバンの囚人観ました
なめろう、セルクル使うなら洋風になるので、ガラスの平たいお皿に盛ってもいいかも

なめろうのペットボトルセルクル、それなりにうまくいきました。
油揚げも、レンチンで出しただけでこの感じなら全然いいですよね。

妻のオートミール+ツナ缶
(今になってオートミール入ってたっけ?と不安になってきましたが、まぁいいか)
料理は、案の定味薄でしたが、実はそういう料理って大切なんですよね。

それ単体では物足りないですが、他の料理が濃い味だと、一品そういうのがあるだけで一時のオアシスとなる。ありがたい存在でした。

酒蒸しは、心配してたほどしょっぱくなく、甘さも感じられず、程よい美味しさとなっておりました。

ごちそうさまでした!

さて、最後に、ろくちゃんのオフショットで終わります。

かわいしゅぎゆ犬(けん)!が最近の妻の口癖です

こいつっっっ足元で寝てやがるっっっっ

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