見出し画像

『Blade Runner 2049』 を1982年『ブレードランナー』のリメイクだと勘違いしていた件

大きな勘違い

タイトルの通り😅

フィリップ・K・ディック原作の映画はたびたび製作され、リメイクも多くBlade Runner 2049もそんなものと思い込み、公開当時は『また?』という感じ。

1982年『ブレードランナー』、今でこそ語り継がれていますが、公開当時興行成績は予想ほど振るわず、原作  Do Androids Dream of Electric Sheep?” アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んでから観ると「何で、ラストシーンが捜査官とレプリカントの逃避行なの?」となる。
(原作は捜査官が、つまらない日常に戻るだけ)


Blade Runner 2049

映画 Blade Runner から30年後の世界、捜査官が旧型の違法レプリカントを探し出して処分するお話。

捜査官自身が新型のレプリカントであり、捜査の中で自分の出自に疑問を抱き(製造されたのではなく、生まれたのでは?)捜査官を通じて、人間とは? 魂とは? を問いかけており、82年の映画とは違った形で原作の趣旨を分かりやすく説明している。


 Do Androids Dream of Electric Sheep?

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

フィリップ・K・ディックの長編小説。
日本語訳はKindle換算で307ページ。

読んだことのない方でも、この邦題タイトルはパロディも含め、たびたび引用されており、目にしたことがあるのではないかと。

ディック長編の常で、物語の筋を追うのが少々面倒。

1982年のブレードランナー制作にディックは直接関わっていないが、脚本家や監督と意見を交わしており、それ故(制作陣がディックの意を汲んで)原作に近い、雰囲気が暗くて面倒に感じる映画になったのかもしれない。

ディックは映画公開直前に亡くなったが、この映画によりフィリップ・K・ディックの名が改めて見直された。

Kindle版を購入したのは2013年10月
果たして読み直したのかどうか


MOH

この記事が参加している募集

読書感想文

映画感想文