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若者が海外で働くということ


 オーストラリアで有名なレストランが次々と閉店しているということを記事にしました。関連して、日本の若者がオーストラリアに出稼ぎに行ったり、ワーキングホリデービザを利用して海外に行ったりする人が増えているということについて、私の考えを述べたいと思います。

中国経済の低迷などのマイナス要因もあり、しばらくオーストラリアのレストラン業界は厳しい環境が続くことになりそうです。

レストラン閉店に見るオーストラリア経済の現状

海外就労に対する意見

 YouTubeのコメント欄には、日本にお住まいの方から「賃金が高いということでオーストラリアに渡っていく日本の若者が多い」という意見が寄せられていました。
 時給が高いだけに目がくらんで海外に渡ったとしても、実際はそんなに甘くないという意見や、英語が出来ないで海外に行っても生活が大変だという意見、英語だけできるようになっても仕事はないなど、様々な意見がありました。

海外就労の現実

 そういう意見も分からなくはないです。実際に、ワーキングホリデーでオーストラリアなどに行った人で、なかなか仕事が見つからなくて大変だという話も聞かれています。また、賃金が高いということで、オーストラリアではワーキングホリデーが人気になり、海外から来る人が多くなりすぎてしまったという話も聞かれるようになっています。

若者の海外就労に対する私の見解①

 しかし、それでも私は若者が海外に行くことについて比較的ポジティブに受け止めています。内向きになるよりは全然いいと思っています。
 時給が高いと言ったところで、生活費も高いので行ったら行ったで大変だです。英語ができないのに海外に渡っても厳しいとか、円安の影響で日本で貯めていったお金が目減りしてしまって生活が苦しいというケースもあると思います。以前より難しい面が出てきているというのは間違いないでしょう。

海外就労の経験と英語

 実際に海外に行っている人たち、海外での生活をポジティブに受け止めている人も多いのではないでしょうか。日本ではなかなかできない経験ができて、全く違った価値観に触れることができる。その経験は何にも変えられない、大変なことも含めていい経験として受け止めている人の方が多いのではないでしょうか。
 英語に関しては、英語が喋れないで海外に行ったら確かに最初の2、3ヶ月は大変かもしれませんが、生活で使う最低限の言葉なんてすぐに覚えられます。慣れてくれば生活は困らないようになると思います。
 もう1つ、実際に海外に行った人たちが海外に行って良かったと思うこと、それは海外ではネガティブなことを言われることが少なかったり、同調圧力が全然なかったりという面で、行きやすいと感じることがあると思います。

海外就労とフリーター

 海外で時給の高い仕事を見つけるというのも、要はアルバイトですから、日本で言うフリーターのようなものです。正社員ではなくてパートタイマー、時給性の仕事をする人だということです。

海外でのフリーター

 フリーターというのは、日本だとあまりいいイメージで使われていないような気がします。非正規雇用という言葉もそうかもしれません。フリーターで実家暮らしをしていると、「しっかりしろ」というような周りの雰囲気があったり、本人も後ろめたさがあったりすると思います。
 海外に行くと、パートタイマーだからどうとか、そのようなことを言われることはありません。すごく解放感があると思います。パートタイマーの何が悪いのかという話です。

帰国後

 ワーキングホリデーは期間が限られていますし、海外で安定した仕事につくべきかとか、日本に帰ってどういう仕事につこうかとか、その後真面目に考える人が多いと思います。そういう段階になった時、現地にとどまりたいと思っても、ワーキングホリデーでちょっと英語を勉強しましたというだけでは、仕事がなかなか見つからないです。それまでにしてきたこと、英語以外のスキルがある方が強いです。
 日本に帰って仕事を見つける場合も同じで、ワーキングホリデーから帰ってきて「ちょっとだけ英語ができるようになりました」という人は、仕事がなかなか見つからないというのも聞きます。英語以外のスキルとして、これまでどんな仕事をやってきて、どんなスキルがあるのか、そういうところが重要になります。

若者の海外就労に対する私の見解②

 海外に行くよりも日本で何らかのスキルを身につけることを優先すべきかというと、私は「海外に行きたいと思ったら、まずは行ってみたらいい」という風に言いたいです。
 海外に行ってみたら、やっぱり英語だけじゃなくて稼げるスキルが必要だということに改めて気づくと思います。それからでも遅くはないと思います。結局、英語というのは言葉なので、言葉だけできてもダメで、その言葉を使ってどうやって稼ぐかが重要です。

海外に行くことのメリットと日本の素晴らしさ

 海外に行くことのメリットというのは、日本の素晴らしさが改めて分かるということも非常に大きいと私は思っています。海外に出て、少なからず日本とは違う文化、人生感というものにも触れて、海外の素晴らしさということに気づいたり、全然考え方が変わったという人もいると思います。私自身もそれを感じた経験があります。
 今年、日本からイギリスに行くワーキングホリデーの枠が大きく増え、たくさんの人たちがイギリスでの生活をスタートしています。ワーキングホリデーがきっかけで、SNSでの情報発信を始める人も多く、そうしたアカウントを最近もよく見かけます。頑張れよと思いながら、「いいね」ボタンを押したりしています。
 モハピーチャンネルは海外に行こうという日本の若者を応援しています。


ご参考

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