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文具と絵葉書、エッセイと小説に触れている時間が好きな32歳。│今読んでる本📚不思議な羅…

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文具と絵葉書、エッセイと小説に触れている時間が好きな32歳。│今読んでる本📚不思議な羅針盤(梨木香歩)│最近買った文具🖊柴犬とかき氷のポストカード│

記事一覧

【難聴女子のくらしのくふう】振動式目覚ましで飛びおきる

難聴なんだよー、という話をすると、聞かれがちなことベスト5にはいるのが「え、朝どうやって起きてるの?」。 私自身、ひとり暮らしをはじめるときにまったく同じことで…

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4年前
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秋空みたいな人でありたい。。

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4年前
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ヘッダー用画像置き場

むー
5年前
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哀しみを暖める。誠実さでありつづける胆力と、いつでも出発点に立ち返れる素直さ。

むー
5年前
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小さな贅沢を守る

風が吹けいたら飛んでしまうような、ちょっとした好きなことをする時間は、わざわざ守らないと消えていってしまうことを知った。 毎日の仕事と通勤。帰ってきてからの家事…

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6年前
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「悲しみきる」ということ

聴力が下がりはじめたのは小学生のころで、20年くらいも前のことなのに、今まで「聴こえなくてつらい」と悲しみきったことがなかったな、と思った。 「聴こえない分ちゃん…

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6年前
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桜と東京

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6年前
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聴くことにもう一度興味をもてたきっかけ

長く付き合いのある友人は、私に「ちゃんと聴いてよ」と言ったことは一度もない。多分彼女は、私に聴こえることを期待していない。 どれだけ聴こえる人になりたい!聴こえ…

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6年前
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悩みのぐるぐるにはまったときは、スパイシーな夜ご飯を食べるに限る。いつもは選らばないくらい辛いやつを。はふはふしてるうちに、あぁ私生きてる...!みたいな気持ちが湧いてきて、そのうち「まぁいろんなことがあるけど、私は疲れてるのさ!もう寝るわ!」くらいの心持ちになれる。最高。

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6年前
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私は今、巣のような場所がほしい。もしくは秘密基地でもいい。飾らず、自分を出せるだけの安心感とわくわくを充電できる場所。

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6年前
6

はい、と言えない心の底

ほぼ日刊イトイ新聞にずっと連載されている、山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。」 いつも真摯で直球、生身の言葉がずらっと並ぶズーニーさんの文章は、まっすぐに…

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7年前
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言葉が、私を強くする。

聴こえる子と同じでいたい。 今だから言葉にできるけど、 子どものころはとても直視できない、ヒリヒリした切実な祈りだった。 難聴と診断されたのも、補聴器をつけは…

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7年前
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ピンク

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8年前
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みどり

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8年前
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【難聴女子のくらしのくふう】振動式目覚ましで飛びおきる

【難聴女子のくらしのくふう】振動式目覚ましで飛びおきる

難聴なんだよー、という話をすると、聞かれがちなことベスト5にはいるのが「え、朝どうやって起きてるの?」。

私自身、ひとり暮らしをはじめるときにまったく同じことで悩みました。
もともと朝には壊滅的によわく、高校を卒業するまで18年間、毎朝母にたたき起こしてもらっていたほどで...。

遅刻しないで大学にいけるのか?
いっそ1限の講義をさけるべきなのか...と悩みながら、ネットであれこれ検索したのは

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秋空みたいな人でありたい。。

哀しみを暖める。誠実さでありつづける胆力と、いつでも出発点に立ち返れる素直さ。

小さな贅沢を守る

風が吹けいたら飛んでしまうような、ちょっとした好きなことをする時間は、わざわざ守らないと消えていってしまうことを知った。

毎日の仕事と通勤。帰ってきてからの家事。
いろんなバタバタとイライラにさらされているうちに、真っ先に削ってしまう。

大好きな友達のインスタをみていて、ちょこっとした贅沢を大事にする人だったんだな、あぁ素敵だな、と思った。
他でもない自分が好きだと思うことを、ちゃんとわかって

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「悲しみきる」ということ

「悲しみきる」ということ

聴力が下がりはじめたのは小学生のころで、20年くらいも前のことなのに、今まで「聴こえなくてつらい」と悲しみきったことがなかったな、と思った。

「聴こえない分ちゃんと授業に集中しなきゃ」「せめて明るくふるまわないと」「負けてはいけない」とか、辛さに蓋をし、目をそらしつづけてきた。

悲しい、と思ったら、折れてしまいそうだったからかもしれない。
つらい、と認めたら、何かに負けるような気がして怖かった

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聴くことにもう一度興味をもてたきっかけ

聴くことにもう一度興味をもてたきっかけ

長く付き合いのある友人は、私に「ちゃんと聴いてよ」と言ったことは一度もない。多分彼女は、私に聴こえることを期待していない。

どれだけ聴こえる人になりたい!聴こえる人っぽくふるまいたい!と思っても、私の在り方は変えられない。

雑音の中でも相手の話をピックアップして聞き取る、ということが私は肌感覚ではわからないし、映画のBGMが耳に残る、ということも、上司と先輩の会話を側で聞いて色々学ぶ、というこ

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悩みのぐるぐるにはまったときは、スパイシーな夜ご飯を食べるに限る。いつもは選らばないくらい辛いやつを。はふはふしてるうちに、あぁ私生きてる...!みたいな気持ちが湧いてきて、そのうち「まぁいろんなことがあるけど、私は疲れてるのさ!もう寝るわ!」くらいの心持ちになれる。最高。

私は今、巣のような場所がほしい。もしくは秘密基地でもいい。飾らず、自分を出せるだけの安心感とわくわくを充電できる場所。

はい、と言えない心の底

はい、と言えない心の底

ほぼ日刊イトイ新聞にずっと連載されている、山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。」

いつも真摯で直球、生身の言葉がずらっと並ぶズーニーさんの文章は、まっすぐに心をとらえにくる。
変にウケを狙ったり、飾られたりしていない文章には、何度だって読むたびに「あなたはどう考えるか」と問われる。

その789番目の文章、「『選択』の時、いちばん大事なもの」というタイトルの記事が、私はずっと忘れられない。

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言葉が、私を強くする。

言葉が、私を強くする。

聴こえる子と同じでいたい。

今だから言葉にできるけど、
子どものころはとても直視できない、ヒリヒリした切実な祈りだった。

難聴と診断されたのも、補聴器をつけはじめたのも、
小学校低学年のころ。

当時はまだ障害の程度が軽かったこともあって、
高校を卒業するまで、ずっと聴こえる子たちと同じ学校で学び続けた。

補聴器で声をかき集めて、唇をヒントに相手の話を推測して、
そうしてキャッチした情報

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