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[詩]三色純恋

想いすぎて逃げ出しそうな私
隠れて恥じらうの日課になってる
瞬きなんてしてる暇ないのに
君をこの瞳に焼き付けなきゃ

港から香る潮風が私の頬を撫でた
みなとみらいから見える景色
羨ましいほどに煌びやかで

その門を曲がったらキスをして欲しい
その情熱的な歌にして
出航の合図が聞こえたらオシャレして
港街に似合う女になるから

滲み出す感情は一途だから
沈んでは浮かんでの繰り返しを
自転車には乗れないからさ
等速直線運動できないよ

港のネオンが静かに私を抱きしめた
今日は一緒に泣こうと語りかけ
水面の荒波は凪ぐられた

心臓麻痺を起こすほどのキスをしよう
それくらい情熱的な想いだから
出港の合図が聞こえたらオシャレして
港街に似合う2人になれるよ

静けさが染みこむような夜に
手と手を繋いで歩こう
鴎が鳴き止まないうちに

その門を曲がったらキスをして欲しい
その情熱的な歌にして
出航の合図が聞こえたらオシャレして
港街に似合う女になるから

三色スミレが似合うような女になるから

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