マガジンのカバー画像

選んでくれてありがとう noteまとめ。

1,036
みんなのフォトギャラリーを使ってくださったnoteを、ありがとうの気持ちを込めて、勝手ながらまとめています。 数ある中から、もげらのイラスト・写真を選んでいただき、ありがとうござ…
運営しているクリエイター

#小説

『インフルエンサー』#ショートショート

インフルエンサーになる夢は諦めた。 その代わりインフルエンサーの人とたくさん繋がるようにした。 ただ繋がるだけじゃない。 インフルエンサーの人たちが喜んでくれることを与え続けると決めて徹底した。 ギブアンドギブでひたすらに。 そしたら「すっごくいい人」ってみんなが広めてくれて有名になった。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 【あとがき】結局、与える人が与えられる。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 ▽▼noteって、面白い▼▽noteのフォロ

短編小説 「999の正義」

レオンは平穏な村で生活していた。しかし、その平穏は魔王の部下たちが村を襲った日に終わりを告げた。家族を失い、自身も命からがら逃げ出したレオンは、魔王への復讐の誓いと共に勇者となった。彼の剣は、かつて父が受け継いでいた古い剣だった。剣に刻まれた線と割れ目は、無数の戦いの証と同時に、レオンの家族と村への愛を象徴していた。 そして、広大な瓦礫の戦場の中心に立つ、999人目の勇者、レオン。彼の身体は魔王の部下たちとの戦いの傷で覆われていた。剣を振るうたびに疲れが腕にしみ込み、血で滑

【カクヨム更新】Page:47 初恋人身事故 更新しました。

 更新完了です。よろしくお願いします。  他人事を他人事にできないから。  タイトル通りの初恋が人身事故を起こす胸糞話でございます。事故の描写がありますので苦手な人はご注意ください。  どうしてこんなことに。せめてコメディタイトルか、ラブコメだったのなら、こんな悲しい話にしなくて良かったのですが、どうしてかこんなことになってしまったのです。  今回は前回に引き続き過去回想回。  白いペルシャの猫帽子パンプキンがメインです。パッと見、パンプキンには見えないかもしれませんが

創作活動について先生と話したこと

 研究テーマが現代アートに関わることなので、アーティストと呼ばれる人たちと話す機会は多い。  とはいえ、アーティストといっても様々だ。絵で食べている人もいれば、普段は配送業者をしている人もいる。  あたしが関わるのは、別の仕事をしながら創作活動をしてる人がほとんどだ。  創作活動ってなんだろうとつくづく思う。  親しくなったアーティストには、ときどき尋ねることがある。「なぜ、描くの」「なぜ、つくるの」と。  答えはもちろん一様ではない。ただ、共通していることもある。

百不思議の小学校‐ゴースト#1

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。 普通の妖怪ならいい妖怪ばかりいますが、あるグループだけは、いたずら好きですそのグループの名前はまだわからいませんが、みんなは『ゴースト』と呼んでいます。どうやらある人がそう呼んで、それを気に入った人たちが広めていったということらしいです。そのゴーストは最近見かけられなかったが、今日、

ベッドを捨てた

バイトを出禁になった時にはフレームを捨てた。 そして明後日にはマットレスを捨てる。 元からある寝袋と毛布だけ残して生活をする。 理由は2つ。部屋が狭いから。 もう1つは、特になし。 観葉植物を置く場所がないのだ。 ついでに綺麗にもしたい。ややミニマリストだ。 僕自身は汚部屋ウェルカム。ボロや暮らし(過去記事参照)が長かったから雨風凌てWi-Fiがあればどこでもいい。 そんなわけで、明日清掃工場に予約を取って明後日捨てに行きます。 さらば!!あの夜も静かな夜も激しい

2023/02/23に見た夢①

推しの電話番号を入手してしまった。推しのお友達の😺さんの雑談配信を見ていたら、😺さんが持ち上げた一瞬スマホの着信画面が映ったのだ。😺さんはコメントのレスを返しながらスマホを操作して床に置いた。私は画面の左側を二度タップして、その瞬間をスクリーンショットを撮った。拡大してみると推しの本名だった。MacBookを立ち上げ、😺さんの配信へアクセスする。さっきの時間まで巻き戻し、大画面でスクリーンショットを撮る。画像を回転させてノイズを除去したらはっきりと11桁の数字が読み取れた。推

『オレだよ、オレ』#ショートショート

「オレだよ、オレ」 犯罪の見極めは不要らしい。これは分かる。ザ・王道。 それに幸か不幸か私にはもう男の親戚はいない。彼氏もいない。そもそも男友達すら出来たことがない。会社の同僚も全て女性。 残念だな。かける相手を間違えている。 「カフェラテじゃなくて、カフェオレだよ」 かける相手、誰だよ! 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 【あとがき】カフェオーレが飲みたいの。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 #ショートショート #140字小説 #小説

ライターと小説家のちがい。

小説や脚本を書いている人と、お酒を飲む機会があった。ライターあるいはコピーライターとして「書く」に携わっているものとして、僕は密かにずっと尋ねてみたかったことをぶつけてみた。「物語ってどうやって考えるんですか?」と。 「たとえば気になる飲食店に入ったとしたら、ライターのあなたはとにかく取材をしますよね?メニューを見て味わって、店長にいろいろ訊いて、情報を集める。そして、それが活きるように書く。その世界にグングン“入り込む”ようなニュアンスです。でも、物語はちがって、そこに“

現代文Aでの奇行

「僕が授業をやります」 教室中の視線が僕に集まった。 高校3年のある日、現代文の授業だった。 この日、クラスのいわゆる「陽キャ」が騒いでいた。 ほぼ全員の大学受験が終わっていて、ゆるっとした空気に包まれていた時期だった。 残す行事は冬休みと卒業式のみで、「LJK(ラスト女子高生)」とか「JKブランドがー」と嘆く女子が増殖していた時期だった。 学年全体がふわふわしており、やたらと問題を起こす我々に集会で「気を抜くな」と学年主任が怒鳴るあの時期である。 教室は受験前と比べ

今日のごはん #427(2023/01/12)

2023/01/12 ・朝 塩ラーメン、抹茶チョコレートパン ・昼 オニオンスープ ・夜 牛肉となめこのあんかけ丼、具だくさんみそ汁 今日も美味しかったです。 ごちそうさまでした。

ノー・ポエム・ノー・リテラチュア

「詩、……分からぬ」 「心情、事情、風情を文彩で謳う技芸、かなあ。課題?」 「うん、つまり?」 「語源は創作そのものを意味してて、やがて今の形式に細分化されたとか」 「おお、ノーポエム、ノー文学! 文芸即是詩」 「君のそれが詩と認められるかは別の話よ」 「おお、ノーポエム、ノー単位!」

短編小説 「旅する幽霊」

「困ったな迷ってしまった」幽霊は旅先で迷子になってしまった。 「あっ、そこのお方駅はどこかわかりますか?」幽霊はたまたま通りかかった人に話しかけたが反応はない。 「あ〜そうじゃった、幽霊だから生きてる人間にはわしの声は聞こえないんだ。」幽霊は困り果てていた。 「そこの幽霊どうしたの?」女子高生が話しかけてきた。 「生きてる人間わしが見えるのか?」幽霊は生きてる女子高生に聞いた。 「見えるよわたし霊感強いから。」女子高生は霊感が強く幽霊の事が見えていた。 「駅に行き

指折り数えられて、【C】

もう2年半。 Cと会うのは決まって四半期ごとのペース。 だから回数にしたらきっと会ったのは 2年半経っても 両手で数えられるくらいなんだよね。 今回は半年くらい開いたかもしれない。 大抵はインスタのストーリーズにどちらかがリアクションを押して コメントで返信したのがキッカケで どちらかが分かりやすいパスを出して ドライブ行こうよみたいな流れになる   直近のやり取りで少し揉めて というか私が少し、言葉に角を立てたから 掴みどころのない相手の 内面に少し迫ってみたくて