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私がnoteに書いたものを読んでもらうよりも、あなたの感性で「感じて」欲しい

心が叫びたがってるんだ。」を知っていますか?

2015年に公開されたアニメ映画。通称「ここさけ」。

私は当時この作品が大好きで、映画を見るだけでは物足りず、単行本を買って、漫画を買った。それらを何度も何度も読み返しては、作品の世界観に入り浸った。本は表紙の角がボロボロになるまで読みました。それくらい、大好きな作品でした。

なぜ私が、こんなにもここさけを愛していたかと言うと、当時私が、ここさけに救われていた部分があったから。これに尽きるんだと思います。

私にとって「百聞は一見に如かず」とはこのことで。
というのも、ここさけに関しては、私自身が書くよりも、あなたの目で見て、感じて欲しい作品だと、私は考えているから。

書くことが好きな私がこう言うのって、滅多にないです笑

それくらい、あなたの感性で「感じて」欲しい、と思う。
きっと、あなたにとって、心に響く言葉が、必ず1つは見つかるから。

ここさけは、noteを頻繁に使われている人はもちろん、noteを知らない人にも、見て欲しい作品。

「言葉」を扱う作品は他にも数多く存在していることは周知の事実。
それでも私は、ここさけが、私にとっての忘れられない作品であり、何度でも見返したくなる作品。

例えるならば、ここさけを初めて見た後に、それを自分だけの心の宝箱に、そっと閉まっておく。そして次、自分にとって開けるべき時がきたら箱を開けて、そっと見返してみるような。そんな作品。

開けるべき時、というのはその人によって違うと思う。
それは1年後、5年後かもしれないし、翌日かもしれない。

私自身は「その時」が今日、いや日付が変わってしまったから見た日は昨日か。「初めて見た日から8年が経っていた」という事実は、私が時の流れの速さを感じさせるのには、あまりにも充分すぎる理由だった。

私は今、ここに少しでも印象に残った言葉を書くと、それがネタバレにつながってしまうかもしれないことを恐れている。

ただせっかくnoteという「書く」ことに特化したサービスがあるのにもかかわらず、それを使わないのはあまりにも勿体ないなと思うので、何とかネタバレにならない程度で、私自身がここさけを見ている時に印象に残った言葉を、以下に書き連ねていこうと思う。

言葉は人を傷付ける

言葉は傷付けるんだから 絶対に もう 取り戻せないんだから

心がお喋り過ぎた

玉子は○○自身(←○○に入るのが誰かは、ぜひここさけを見て確かめて欲しいです!)

そして私自身、8年前も昨日も、大号泣した場面がある。
それは物語終盤、主人公たちが地域ふれあい交流会(通称:ふれこう)当日に観客の前でミュージカルを披露する中で起きた、ある出来事に対して。ここでこのように書くことしかできないことに、私はもどかしさを覚える。ただこれ以上書くと本当にネタバレになってしまうので、ここで留めておくことにする。そして、この場面で泣いた人はきっと、私の他にもいると思う。

***

この作品に無関係な人って、私はいないと思う。
全員、関係すると思う。

「言葉」は、人間にとって必要不可欠なコミュニケーションの手段のひとつ。人間に生まれたからには、少なくとも1回は見るべき作品だと、私は思う。

言い過ぎだろうか。

ただ、言葉が人に与える影響の重さを、私は1人でも多くの人に広めたいと思う。

というのも昨今、有名人が、SNSでの誹謗中傷がきっかけとなって、結果的に自殺をしてしまう…ということが、後を絶たないと思っているから。

そしてこれは何も、SNSや、有名人に限ったことではないと思う。私たちも、誰かに言われた一言に苦しんだり、相手にとっては「冗談のつもり」で言ったことが、受けた当人は本気で思っていることだったり。

そういうことって、誰にでも起こり得ることだと思う。
そして実際、私も何度も苦しんだことがある。


だから、

言葉が人に与える影響の重さについて考えること

に対して、無関係な人はいない、と私は思う。
誰もが自分事として考えていく必要があることだと、私は思う。


さてさて。閑話休題。

ここさけの話から、言葉が人に与える影響の重さについて考える必要があるとかなんとかと、まったく別の話題に塗り替わってしまいましたが…。

とりあえず難しいことは一旦横に置いておいて、私は1人でも多くの人に、ここさけを薦めたい。心からそう思います。


読んでくださってありがとうございます。

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