生きている意味なんて持たない方がいい
”インプットの精度を高めるために、アウトプット前提のインプットをする”
最近読んだ「学び効率が最大化する インプット大全」という本で得た教訓です。
せっかく時間があってたくさんインプットしてるんだ。
ドラマや映画、本なども、「観るだけ、読むだけ」で終わらずに、他の人が読める媒体(note)で可能な限りアウトプットしよう!と、早速取り組みだしたのです(至極単純)。
というわけで、最近Amazonプライムで一気見したTBSドラマ 「わたしを離さないで」の感想記事です。
(※ネタバレ含みます)
(以下、TBSホームページより引用)
世界的に権威ある文学賞・ブッカー賞受賞の英国ベストセラー作家 カズオ・イシグロの作品がドラマ化されるのは世界で初めて。
世間から隔離された施設・陽光学園で「良質な」教育を与えらて育てられてきた恭子、友彦、美和。
子供らしい生活、子供らしい教育を享受し、「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子供」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる・・・。
彼らに課された使命とは?!
学園に課せられた秘密とは?
視聴者に衝撃を与えるサスペンス!
彼らに課された使命というのは、「提供」。
「提供」とは臓器提供のこと。
提供者として造られた彼らは、人工的なクローン人間であり、子供も作れないのです。
ほとんどの提供者が2~3回の提供で命を落とします。
校長の神川恵美子(麻生祐未)からは「あなたたちは普通の人間ではありません。外の人間(提供者ではない人間)は目的もなく、ただ生まれてくるだけですが、あなたたちには生まれながらにして果たさなければならない、ある使命を負っています。それは、提供という使命です。」と伝えられます。
主人公・恭子(綾瀬はるか)の同級生、友彦(三浦春馬)は子供の頃から、「サッカー選手になりたい」と夢を持っていました。
しかし、学園を卒業した後も、「提供者」の「介護人」として働かねばならず、自由はなかったのです。自由に生きることは許されず、ただ自分たちの境遇を受け入れ、「提供」の日を待つしかない人生。
恭子と友彦は、「夢が叶うことはない、”何者”にもなれないこと」に絶望します。逃げ出せば、「即時解体」=「死」が待っています。
自分たちの運命を恨みながらも、何とか心の中で折り合いをつけて「提供」の日まで生きていく恭子と友彦たち。
友彦の印象的な台詞があります。
「夢って叶わなくてもいいんじゃないかなって思うんだよ。外の人間でも夢は必ず叶うわけじゃないみたいで。でも自分に夢があったことはすごくよかったって。夢ってどうも、叶うから持つものじゃないっていうか、叶うか叶うか分からないから持つわけで。持ってることが幸せなことで。だったら俺たちも持ってた方がいいんじゃないかなって。」
結果的に恭子は友彦の介護人を勤めながら、「唯一誰にも奪えないもの」=「思い出」を作りながら、最後の時を過ごしていきます。
夢を持ちながら、「生まれてきてよかった」と思える人生を生きるために。
生まれてきた意味、存在価値を問うような、重いテーマのドラマです。
演技派揃いのキャストで、重いテーマを扱う題材。
今の時期に観れてよかったと思いました。
そして三浦春馬さんは改めて素敵な俳優さんだな、と。
だからこそ、尚更残念でなりません・・。
校長の「外の(普通の)人間は目的もなくただ生まれてくるだけ」という言葉、確かにそうだな、と。
生まれながらにして、生きる目的・運命が決まっている人はおそらくいないだろう・・。
30年以上生きてきた私自身も、「生まれてきた意味」が分かっているわけではないです。社会に貢献したいとか、人の役に立ちたいと高尚な目的があればかっこいいのですが、そこまでは言えません・・。
子供がいれば、「子供を育て上げる」という大きな目的ができるのかな?
自分にはまだ子供がいないので・・・、正直よく分からないです。
生まれてきた意味、生きている意味を見出せていない自分は、何か欠落しているか、人間的に浅いのかもしれません。
「生きている意味」については先月芸人のカズレーザーさんが、興味深いことを言っていたのを思い出しました。
YouTube公式チャンネル【カズレーザーの50点塾】で、「生きている意味って何だと思いますか?」という質問を紹介。
「生きている意味はないと思いますね。僕はまったくないと思って生きてますね。」
「生きている意味があると、意味に沿った行動をとらなきゃいけないので。」
「もし生きてる意味があるとすれば、ダラダラ生きることが許されなくなっちゃいますもんね。意味がないと思うから、寝坊したり、夜更かししたり、朝からお酒飲んだりできるので・・。意味なんて持たない方がいいと思います。」
この回答、Twitterでもバズってたみたいですね。
「生きている意味なんて持たない方がいい」、賛否両論あるとは思いますが、落ち込み気味の自分の心を少し軽くしてくれた言葉でもあります。
最近専業主婦になった私は「社会に貢献できていない、人の役にたてていない」と、自責の念に駆られることがありました。
だからこそ、このカズレーザーさんの言葉は響いたんだと思います。
ドラマの感想から、生きている意味の考察。
何だかまとまりないない文章になりましたが、こうやって自分のモヤモヤを書き出し、世の中のどなたかに読んでいただくだけでも、少し心が晴れそうな気がします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
おかげさまで、noteで書くこと、読むこと、楽しんでいます!
最近密かにフリーランスのWebライターとしての活動を始めました!
何か良い成果があれば、また書きたいと思います。