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東大生による思考の言語化ッ!!【雰囲気マインスイーパ】

一昨日完徹して、一日大学に行って、帰ってから3時間寝て、その後4時間くらい眠れなくて、それから4時間寝て、一日大学に行って、サークルに行って、友達と朝まで居酒屋で飲んで、帰って、一日中寝て、午後10時くらいに起きた。

それからご飯を食べて、この記事を書き始めるまでずっとマインスイーパをして遊んでいた。

「マインスイーパー」でも「マインスイーパ」でも呼び方はなんでも良いんだけど、伸ばし棒がない方が頭良さそうだからなくしてみた。IT系の言葉とかよく伸ばし棒盗まれてるイメージある。

「センサー」が「センサ」だし、「サーバー」が「サーバ」だし。

ってことは「コンピューター」は「コンピュタ」か。

コンポタみたいに言うな。


【盗用元】


ああ、そっか。コンピュタじゃなくてコンピュータだよな。ごめんごめん、じゃあ改めて。

コンピュータでマインスイパしてたんですよ。

あれ?伸ばし棒の数が足りないな。コンピュータの方は直ってるのにおかしいぞ。

マインスイパってさ、

やっぱり伸ばし棒が足りないぞ。

スマホとかタブレットで遊ぶのも良いけど、やっぱり一番遊びやすいのは、「パソコーン」だよな。

伸ばし棒あったー!伸ばし棒の数ぴったり。質量は変わってないな。


【盗用元】



「面白い」を自分で作れる人になりたい。僕には盗用しかできん。



まあ、それは置いといて、話を進めよう。

マインスイーパはgoogleで検索するだけで遊べる。他にもパックマンとかソリティアも遊べたはずだ。検索欄に打ち込んで検索すると遊べる。

難易度は低・中・高の3種類あって、僕はこのうち一番簡単な難易度:低をやり込んだ。簡単だから、とにかく速さを求めた。


やり始めてすぐの時は一つずつ考えてマスを開けていた。だけど、それじゃ速くならない。だから途中からは雰囲気でマスを開けていた。「ここは大丈夫そう」という雰囲気でマインスイーパをやる、雰囲気マインスイーパの誕生である。

僕の最高記録は7秒だった。

この記録が出た時はテンション上がった。嬉しかった。

「それ、そんなに早くないよ」みたいな意見は聞きたくないから無視する。このインターネットにおいて、他人の少年のようなキラキラした輝きを奪おうとする、空気の読めない、思いやりのかけらもない、おつむの足りないコメントをわざわざするようなやつは普通にヤバいやつだと思う。一度自分の人生をちゃんと考えた方がいい。


雰囲気マインスイーパをやっていた時の僕の頭の中はどうなっていたのだろう。

やっぱり大きいのはパターンの記憶だろうか。局所的に似ている所を覚えていて、それに従って開けていたような気がする。

でもやっぱり記憶はヒントにしかならなくて、ちゃんと考えてマスを開けていた。雰囲気とは言っても、ちゃんと爆弾がないことを確定させてから開けていたから、記憶というよりは思考の方が大きかったと思う。

ここからは、この思考の過程をなんとか言語化してみようと思う。


まず、ゆっくり時間を使って考えるときの思考の過程を言葉にしてみよう。

盤面を見て、それから解き始めやすそうな所を見つけ、そこに注目する。この時、注目している部分以外の情報は頭に入っていない。こうやって、小さくて簡単なマインスイーパの問題に置き換える。

そして、「ここに爆弾がないとおかしい」とか「ということはここには爆弾がない」とかを考えてマスを開け、爆弾があるはずの位置には旗を置く。これによって新たに近くの部分も解けそうになり、注目する部分が少しずつずれていく。注目している部分は、決して拡大することなく、ただ移動するだけだ。移動した後の既に解いた部分に関しては全く頭の中には残っていない。

こうして、「局所的な小さくて簡単なマインスイーパ」を解き続けることになる。

僕が難易度の高いマインスイーパを解きたがらない理由もここにある。結局やることが変わらないのだ。マスが多くても、少なくても。注目するのは小さな部分で、それが多いだけ。長いだけ。楽しくない。


マインスイーパの思考には波がある。

「ここは爆弾だからここも爆弾で、ってことはここは爆弾がない」みたいな思考をする時のことを考えてみよう。

「ここは爆弾だから」という時、僕は盤面に置かれた旗を見ている。この時はあまり何も考えていない。見たものの情報を思い浮かべているだけだ。

「ここも爆弾で」という時、僕は考えている。「ここは爆弾」という視覚情報と他のマスの視覚情報を合わせて処理している。この時頭を使う量はぐんと上がる。そして一度わかってしまえばまた頭を使う量は減る。「なぜここは爆弾なのか」ということは全て忘れ、「ここも爆弾」という情報だけを頭に浮かべる。

そして、ここで新しくわかった爆弾の位置に旗を置けば思考の流れは最初に戻るんだけど、ここでは旗を置かずに次の思考に移った時のことを考えよう。

「ってことはここは爆弾がない」という時、僕はめちゃくちゃ頭を使っている。「ここも爆弾」という情報は覚えているだけだから、その分の思考の領域を使った上で思考を始めることになる。そうすると残りの領域で考えなくちゃいけないから難しくなる。そしてまた、わかってしまえば頭の使う量は一気に減る。

こんな風に、ゆっくりやるマインスイーパの思考には波がある。


僕が思うマインスイーパを速く解く方法は、この波をなくすことだ。

思考のレベルを高いところで安定させること。毎回休憩させないこと。これが難しくて、頭の体力が要る。

思考のレベルが下がる時というのは、旗を置く時であり、マスを開けるときだ。もっと言うと、「ここは爆弾」「ここは安全」と意識するときだ。

速く解けている時は、思考がスーッと流れていく感覚がある。なんというか、もはや僕は考えていないのだ。僕の頭が考えている感じ。

この時、「ここは爆弾だから」みたいな時間はほとんど存在しない。思考の結果が僕の意識まで降りて来ずに、言語化されることなく、次の思考に移る。そうして僕の意識が思考の過程をよく知らないまま、僕の頭が勝手に考える。僕(の意識)にはその結果わかった「ここが安全」という情報だけが送られてきて手を動かす。


マインスイーパに限らず、何事もそうなんだと思う。

「考える」と言う行為を効率化しようと思うと、思考の結果を意識に送る頻度は少ない方がいい。欲しい答えだけもらえればいいのだ。割り算するときに、本当なら筆算の途中なんて書く必要がない。結論まで頭の中で出してしまうのが効率いいに決まっている。

「頭がいい人は説明が飛んでる」とかはこれが原因だと、僕は睨んでいる。「なんでそうなったか」は本人も知らないのだ。責めないであげてほしい。

でも、一気にまとめて結論まで考えてしまうのは難しい。暗算が難しいのと一緒だ。一度に処理できる情報が多くないといけないし、それを継続する頭の体力も要る。ギリギリ処理できる量の情報を考え続ける訓練が必要だ。


かく言う僕はどうだったかなあ、なんて考えてみる。やっぱり一番頭を使っていたのは受験期かもしれない。

僕が受験で使った頭は、マインスイーパを速く解く頭の使い方と真逆な気がする。

僕は、(特に数学では)解答をめちゃくちゃ丁寧に書くことにしていた。それには見やすくするという目的もあったけど、一度に考える量を減らすという目的もあった。

マインスイーパでいうと、めちゃくちゃ旗を置いていたのだ。

そうすることで、新しいことについて考えられる量が増える。僕が受験した東京大学では、数学や理科では速く解くことよりも難しいことを考えることが求められていたから、こういうスタイルの方が合っていたと思う。

逆に英語だけは速く理解することが求められた。だからなるべく旗を置かないようにしていた。「英語を日本語にせずに、英語のまま理解しろ」とか言ってる人がいたけど、それはつまりこういうことだと思う。僕は「そんなこと言ったって、それって教えられることじゃないんだから」と思って聞いていた。


難しいことを考えたい時は、ちゃんと思考の過程を外に出して、一つ一つにかけられる頭の領域を確保すること。

速く考えたい時は、なるべく思考の過程を意識に出さずに、一気に処理しちゃうこと。

どっちが偉いとかはないと思う。

自分にとって難しいなと感じたら、頭でごちゃごちゃ考えずに素直に考えたことを書き出すこと。

余裕あるなと思ったら、暗算でもする気持ちで最後まで考え切ってみること。

そうすれば、マインスイーパが得意になる。



以上、東大生でした。

たまには東大生っぽい記事も書いてみた。

(記事の途中で思いついただけ)(オズワルドとかキュウのネタをパクってた時は何も考えてなかった)

自分のやっていることを言葉に起こすって難しくて、楽しい。テンション上がってちょっと長めの記事になっちゃった。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

また別の記事でお会いしましょう。

それでは。


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