【3月ついに延伸!!】北陸新幹線の敦賀延伸開業で何が変わる? 福井県に恩恵も代償もある!? 〜新幹線特集#2〜
今回、私の記事の新幹線特集2つ目は新幹線開業前後で変わることについて。開業後で不便になること便利になることさまざまです。新幹線開業で変わったもの(完了形)、変わっているもの(進行形)についても特集していきます。
今回は番外編として、北陸新幹線の駅舎や路線の注目ポイント(福井県区間)を上げてみました。ここが何気に一番伝えたいところかもしれない…
1つ目の記事はこちら…
【1. 時間短縮効果】東京は近く、名古屋・大阪は遠い!?
北陸新幹線が金沢開業した際、金沢・富山市は東京とうんと近くなりました。しかし、整備新幹線では、その新幹線に並行する在来線が廃止(第三セクター化も含む、以下三セク)になることで、富山は大阪から遠くなりました。これが今回、福井(市ごと)、石川、富山でそれぞれ状況が異なります。
今回は福井県HPなどを参考にしています。
<福井-東京>
以前は、東京に行くには、以下の2つが主なルートでした。
1. 北陸本線(JR特急)福井-金沢 → 北陸新幹線 金沢-東京
2. 北陸本線(JR特急)福井-米原 → 東海道新幹線 米原-東京
これが、新幹線開業後は
1. 北陸新幹線 福井-東京
2. ハピライン福井線(三セク普通)福井-敦賀 → JR特急 敦賀-米原 → 東海道新幹線 米原-東京
となります。北陸新幹線で約2時間50分で着くことができ、およそ30分の時短効果です。
ただし、東海道経由ですと、北陸本線が敦賀からになるため、乗り換え回数や時間も多少増えることになりそうです。
<敦賀-東京>
開業で恩恵をまじで得られてないと言われる敦賀市。北陸新幹線を用いると、東京-敦賀間の所要時間はなんと増えるらしい。
現在は敦賀-米原を特急で、米原からは東海道新幹線に乗り換えで行けます。最短約2時間40分これは北陸新幹線開業後も変わりません。
北陸新幹線の場合、乗り換え不要にはなりますが、最短3時間8分となり、30分弱遅くなります。しかも新幹線料金で約2,500円ほど高くなります。
出典:朝日新聞HP
<福井・石川・富山-大阪・名古屋>
今回恩恵が大きいのが富山県じゃないかなぁって個人的には思っています。
石川については、元々サンダーバード・しらさぎ等の在来線特急1本で行けていていたものが、敦賀止まりになりました。それ故に少し面倒になりそう。
富山は、長野-金沢開業時に、特急が金沢止まりになったことで、金沢‐富山間の短距離を新幹線に乗らないといけなくなり、不便になりました。
石川は、敦賀で乗り換えは必要なので、乗り換えの観点では利便性が低下しますが、時短効果が金沢-大阪で約22分あります。
富山は乗り替えは、金沢延伸から変わらず、時短効果が富山-大阪で約29分あります。
名古屋については、すでに石川・富山では、北陸新幹線→東海道新幹線経由で行けば所要時間は変わらないのではないかと思います。ただし、金沢駅に関しては、在来線特急1本でいけなくなるのでその点では少し遠くなるような感じがします。
福井は、金沢開業時の富山と同様な感じで敦賀まで新幹線か普通列車に乗る必要があり面倒です。福井は石川富山よりより関西圏とのつながりが強いのでこれは結構痛手になります。(石川富山よりも)
<越前たけふ-東京・大阪>今までのとはちょっと違う問題が…
越前たけふはちょっと事情が異なります。この駅は在来線と並行していません。どういうことか。この駅が新幹線単独駅だということです。
以下に示した地図を御覧ください。
現在の特急は「武生(たけふ)駅」「鯖江駅」というところに基本的に止まります。しかし、これが新幹線単独駅の「越前たけふ駅」となることで利便性が低下すると言われています。
上の引用した地図を見ていただくと、新幹線駅の周りは、田んぼだらけ。再開発っていうか駅周辺の整備はしているようですが、福井市ほどではありません。
また、この駅と住宅街、あるいはJR武生駅をつなぐにはこの山を迂回する必要があります。ここにトンネルは確かなかったはずなので結構これ手間なんですよね。バスぐらいは整備すると思いますが観光客には魅力のない交通アクセスの悪さが露呈してしまっている地域です。
また、鯖江はこの駅は遠いので、福井駅で降りて在来線に乗り換える必要が出てきます。バスを使ったほうが安いし、乗り換えもなくて済むので、それを使うほうが無難な選択でしょう。
【2. 交通系ICにようやく対応!?】JR・私鉄・バスはどこが使える?
<バス>
2024年2月24日以降、福井県内の路線バスでは基本的に全てで交通系ICカードが利用できます。(コミュニティーバスは運営元によります。)
<私鉄各社>
また私鉄(福井鉄道・えちぜん鉄道)に関しては2024年度のなるべく早い時期に対応を目指してシステム開発を行っているそうです。まあ資材不足とかあるので多少対応は遅れると思います。
えちぜん鉄道・福井鉄道(鉄道)では一部の駅を除き、無人駅では、乗車後、整理券を取って運賃支払うって感じになります。基本現金だと思います。有人駅は窓口で切符を買います。また一部駅では券売機があります。(前述の通り交通系ICは不可)乗り方については以下からご確認ください。
福井鉄道 - 電車ご利用案内 / えちぜん鉄道 - 乗り方・注意事項
交通系IC以外のキャッシュレス決済に関しては、各社HPから引用しておきます。
JR北陸本線(新幹線開業後はハピラインふくい線/IRいしかわ鉄道線)はすでに交通系IC対応しています。
ちなみに、恐竜列車の列車は静岡鉄道で活躍していた1000型電車です。この列車がどのような変貌を遂げたのか?!(ちなみに私は乗ったことがないのでわかりません)
<JR各路線>
その他のJR線(小浜線・越美北線)は非対応。対応予定の公表もありません。
【番外. 新幹線の駅舎、沿線の注目ポイント!!】
1. 新幹線と道路が一体に!? 『新九頭竜橋』 〜プラレールにもなった注目の橋〜
芦原温泉駅 - 福井駅の間で、九頭竜川という川を渡ります。その際、車道と高架が一体で乗っかる橋の上を通ります。わずかな時間ですが、もしかしたら車が見えるかも!?(見えるとは言っていない)
2. 整備新幹線で最もコンパクト!? 『福井駅』 1面2線 島式ホームのコンパクト設計の理由とは? / 新幹線列車内で恐竜と写真が取れるかも!?
新幹線福井駅はタイトルの通り、1面2線 島式ホームとなっています。通過線も設けられていません。ちなみに現在の在来線は2面4線ぐらいあったはず。在来線は特急が来なくなるので規模比較すれば、ちょっとさみしい設計です。これには、現地に行ってみると新幹線駅舎がこの狭さになった理由がわかります。
ちなみに、駅舎からは恐竜が見られます。ぜひ通過されるからは窓から覗いてみてください。降りられる方は会いに行ってみてください。
3. 整備新幹線最大級!? 『敦賀駅』 要塞駅は「デカい」「多い」「高い」がポイント
敦賀駅、比較的大きな駅だったとは思いますが、新幹線が来るに当たり、いわゆる要塞みたいな駅舎が出来上がったために、より一層大きな駅になりそうです。
駅舎は、高さ37メートル、ビル約12階相当にあたり、整備新幹線で最も高いらしいです。この高さのお陰で、駅舎から、敦賀湾・日本海をちらっと見ることができるので、余裕がある人は見てみてください。
改札数、昇降機数も整備新幹線で最も多くなりました。改札は19通路、昇降機はエスカレーターは26機、エレベータが20人乗りが6機用意されています。在来線(1F)と新幹線(3F)を上下乗り換えするため、多少手間ですが、手間を最小限にし、乗り換えの混雑軽減のための配慮がされています。
【3. ふくいの街がにぎやかになる?】駅周辺・郊外の様子(今後記載予定)
書こうかなーって思ったんですが、書き出すと結構多くなりそうなので、ちょっと諦めました。今後確実に追記等行うと思います。しばらくお待ちいただければと思います。
【次回予告】福井に来たらココに注目! 独自目線で観光スポットなどをまとめてみました! 〜新幹線特集#3〜
観光スポットなども含め、まとめてみようと思います。筆者(えぶりょう)の完全主観ですが、写真とともにお伝えできたらいいなと思っています。まだ執筆すらしていないので、投稿が開業後とかになるかも…
もしかしたら本記事【3.】をこの記事に合わせてしまうかも。
編集後記
本記事も前回と引き続き長々と書いてしまいましたがここまで読んでいただけた方ありがとうございます。筆者(えぶりょう)は時間の都合の合うときに細々と執筆するので、不定期配信です。もしほかの記事と巡り合ったときは、またぼちぼちと読んでいただければ幸いです。
よく誤植してたりします。一応校閲はしてるんですが、セルフチェックなので、ゼロにはできていないと思います。その点寛大にお願いします。
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