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ふありの詩集

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今の感情を言葉に変換しました。拙い作品ですが、読んで頂けると嬉しいです。 もともと、自分の柄ではないと考えていますが、湧き上がる感情をシンプルに、無駄な装飾を削ぎ落として紡いでみ…
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#試み

詩∶ここから

詩∶ここから

あの時の失敗も
あの時の悔しさも
あの時の惨めな思いも
あの時流した涙も
すべて心の糧にして
今日を生きる
今日から
ここから

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎

詩:水をください

詩:水をください

苦しい感情 知りたくなかった

淋しい感情 知りたくなかった

今 この生き辛さに

心が 萎れていく

誰か 水をください

潤い 心ひらくまで

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎。

詩:さよならの朝

詩:さよならの朝

さよならを告げた朝

涙は出なかった

朝の空気が澄み渡り

不思議なくらい清々としていた

昨日の夜まで

あんなにも別離を告げる

そのことに後悔しないだろうかと

悩んだあげくの末

それでも さよならを

告げる決心をした

さよなら

今までありがとう

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎

詩∶神託

詩∶神託

わたした達は 

産声を上げた時

人生の役目を担う

それを 全うする

他の誰にも適えられない

自分だけの運命

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎

詩∶野に咲く花

詩∶野に咲く花

花屋のディスプレーに飾られた

美しく装飾された花よりも

野に咲く花のほうが

健気で 何倍も美しい

だって

誰の手にも頼ることなく

独りでに咲く花は

どんな花よりも

尊いから

ご拝読有り難うございました。

ふありの書斎

詩∶タイミング

詩∶タイミング

あのときも

今も

物事に挑戦するのに

『遅い』

なんてタイミング

無かったんだよね

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎

詩∶献身と貞淑

詩∶献身と貞淑

貴方の瞳にわたしは映らない
声をかけても聴こえていない

ただ 固まった虚ろな表情で
どこかを見ている

見捨てることは 簡単だ

でも 貴方が動いていた時の
幸せな思い出があるから

わたしの命がある限り
貴方をお護りします

動けない身体だとしても
わたしにも分かる

貴方が 生きている証明
心臓だけは トクトクと

鼓動しているんだもの

だから

一生涯 

貴方に尽くします

ご拝読有難

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詩:神様の贈り物

詩:神様の贈り物

神様はね

わたし達 人間一人一人に

何かしらの才能を ひとつ

与えて下さったんだって

もしも 

その才能に気づくことが出来たら

あなたの人生が

この上もなく 充実し

光り輝く道になるだろうね

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎

詩:まだ傍に居る

詩:まだ傍に居る

あなたの希望どおり
あなたを海に返したわ

惜別の涙と一緒に

これはあなたが大好きだった

イチゴの餞

海の波に招かれるように

あなたは彼方へと揺蕩っていく

でも まだお別れじゃない

いまでも

まだ 傍に居てくれる

そんな気がするの

ご拝読有難うございました。

※こちらの詩は、亡き父が、遺言で、自分が亡くなったら、どうかお骨の粉を海にまいてほしいと希望があったからです。そのことを

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詩∶自分が為に

詩∶自分が為に

苦しいときほど
焦って逆に頑張ってしまう
駄目だ駄目だと
自分を叱責する

とにかく今は
休んで

この苦しみは
永遠には続かない

自分に優しくして
自分を労って
自分を大切にして
自分は世界に一人しか居ない

唯一無二の
自分なんだから

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎

詩∶透明感

詩∶透明感

君の姿

あまりにも   

色素が薄くて

儚くて

手を伸ばしたら

君の身体

すり抜ける

そう思わせるほどの

透明感に

僕を不安にさせるよ

ご拝読有難うございました。

ふありの書斎