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岩佐純巨先生に学ぶ 意味ある高大接続のために必要なこと
討論論文:意味ある高大接続のために必要なこと†
岩佐純巨*
高田中学校・高等学校*
1)
キーワード:アクティブ・ラーニング,深い学び,探究,総合知,“ことば”の共通理解,高大接続
はじめに
このシンポジウムの目的にも関係すると思われるので,
まず,「質疑の時間 2)」に出された 2 つの質問に対する見
解を述べておく.
1 つは,「質疑の時間」における長濱の発言「高校まで
で基本的な汎用的学習
学ぶことによって対象を見つめ、自分を見つめ、他人を見つめて社会を見つめる
鈴鹿高校(三重・私立)
岩佐 純巨 先生 【数学】
いわさじゅんきょ●1951年三重県生まれ。高校時代にチャート式参考書の誤答集を作り、教員がその通り間違えるのを見てしめしめと思うような数学少年は、研究者を目指して金沢大学理学部数学科に進学。教育に興味をもったのは、大学時代、高校浪人生を教える予備校で教えたことから。同時期、指導教授を通じて遠山 啓氏の水道方式に出会い、数学教育協議会の勉強会にも