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農業は誰でもできるのか


こんにちは!

今日の写真はトマトです。
実際に私が作っているフルーツトマトの規格外品です。
ど真ん中の変形したトマトが一番美味しいのですが
規格外なので市場流通せず農家直販でないと手に入りません。
私たちの直販サイトで11月中旬頃より販売を予定していますので是非!



さて今回は農業について気づいたことのなかのひとつ
誰にでも農業はできるのか
についてお話していきたいと思います。



農業は誰にでもできる仕事ではない


結論は
農業は誰にでもできる仕事ではない
ということ。

これはどの仕事でも言えると思いますが
やはり得手不得手があります。

うまく行っている農家さんを見ると
なんだか簡単に果物や野菜を作っているように見えます。
仕事の段取りが良いのでバタバタせず
みなスマートに、飄々と仕事してます。
それをみると勘違いしてしまうのでしょう。
誰にでもできるように錯覚してしまいます。

勘違いした人が独立してなんとなく就農してしまうと地獄です。

農業は場所や施設が必要なので
個人でもまあまあな金額を借り入れないと初められません。
更にランニングコストもこの資材高で高止まりしており
収量が上がらず売上が減ってしまっても
かかる固定費は変わりませんのであっという間に赤字になります。
また、一度失敗するとその赤字の補填に5年はかかる
とも言われています。
このような負のスパイラルに入ってしまうと
なかなか抜け出せません。
そう
地獄です。


では、どんな人が向いているかと言われると
実際に作業に従事しないとわかりません。

植物を見る目がありどんなに真面目でも
仕事の段取りができない人であれば
良い結果が出るまで時間がかかるでしょう。
その逆もまた然りです。
これは農作業に従事しないと判断がつきません。


また、作物によっても相性があります。
私はトマトは性に合っていると思いますが
例えばナスはあんまりやりたくないなって思います。
(ナス農家さんごめんなさい。食べるのは大好きです!)
植物体に皮膚が触れるだけでかぶれてしまう人もいます。

私の場合、3年の研修のなかで品目を選定して
栽培技術を身に着けて初めて
これなら独立してやれそう
と決意を固めました。

就農するにはそれだけ時間がかかります。
施設園芸でハウスを新設するとなれば
実際に営農を初めるまで更に2〜3年見ないといけません。

このような段取り全てに対して主体的に取り組める人
でないと難しいのかもしれません。

私の住んでいる高知県では農業担い手育成センター
という施設があり、ここで主要品目の栽培が体験でします。
寮もあり、計画作成や農家さんとの繋がりを助けてくれる県の施設です。
例えばこんなところに思い切って問い合わせてみてもいいかもしれません。

また、農業界も多分に漏れず人手不足です。
農繁期の短期雇用もありますし、軽作業のお手伝いをお願いしている所は沢山あると思います。
就農に興味のある方は
スマホでダラダラ調べるより気になったら直接問い合わせて実際に行動することをオススメします!

以上
農業はだれでもできるのか
でした。
今回は少しでも失敗する人を減らしたいという思いでお話しました。
偉そうなこと言っていますが明日は我が身。
そうならないよう気を引き締めて生産に励みたいと思います!!



おまけ

この本は独立してすぐに読んだ本。
「まずは徹底的に真似をする。独自性はそのあとついてくる」
「問い→仮説→観察のサイクルをまわす」
この言葉が独立して右も左もわからない自分にとって大事な指針となりました。
どこにヒントがあるかわかりません。


最後まで読んで頂きありがとうございました!
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移住や農業について
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