もう耐えられそうにない
また週が明けてしまった。
確認行為への耐性を高めるための小さな成功を得るために、イヤでも外に出て歩いた。
緩んだ空気はもう春のそれだった。
さくらの蕾がふくらんで色付いていた。
こんな天気の良い日中にオレはいったい何をしているんだろう。
気分は最悪だ。
季節が変わっていくと、思い出される思い出も変わっていく。またそこで新たな苦しみを味合わされる。
さすがにキツイよ。
もう耐えられそうにない。
苦しくて、苦しくて途切れることのない不安と寂しさ。
オレはいったい
どうしたらいいんだろう。
どうにでもなれ、なんて思えないし。
人生のハンドルは自分で握れって?
ハンドル握っても、さ、もうタイヤが見当たらないんだよ。
飛行機みたいにバージョンアップしてたらラッキーなんだけどな。
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