反抗と蜂。(エッセイ)
これは、私が小学生の時の話。
なにかの理由があって私は母に反抗していた。多分私が間違っていたのだろうと思うけれど、母と父はそのままお寿司を買いに行き、私は一人留守番。
目の前には洗濯物があってそれを畳むか畳まないかで反抗をしていのだろうか…
私は、畳もう………と思い、洗濯物を畳み始めたのだったが、ある洗濯物を裏返しから直そうと服の中に手を入れた時、
プチッ、と何かに刺された感触があり、私は急いで服から手を引っこ抜いて見ると、近くには、なんと蜂が居たのだ。
私は思った。
蜂に刺されたんだと…。この時の私は生まれてはじめて蜂に刺された。
それを自覚した瞬間に頭はパニック!
ただ蜂に刺されたら危ないというコトだけが頭の中に浮かび、急いで母の携帯に電話をかけたのを覚えている。
けれど、母に電話しても中々出てもらえず私はパニックとイライラがMAX。
「お母さんっ!!!!」
と私が大きい声を出したらやっと電話に母が出て、結局は近くの病院へ行き、一応注射をしてもらって事なきを得たのだ。
けれど、…………この時の事は今でもトラウマで、私は蜂が大っ嫌い。
近くにいたら怖くて怖くて仕方がない。
本当に無理。
けれど、成長するにつれ、こんな事を思う。
「きっと、罰が当たったんだな〜」
そう。蜂だけに罰が当たった…………。
…………くだらない事を言っている場合ではない。
そんな体験をした私は、罰だとは思っているけれど、それを教訓にしているか?と言われれば、してない私。
……駄目じゃん………。
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