『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』in 国立新美術館
先月、東京・六本木の新国立美術館で開催中の、 『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』に行ってきた。
*10月2日(月)まで、毎週火曜日休館。
*その後、10月26日(木)~2024年1月14日(日)、大阪中之島美術館に巡回
そもそも、この展覧会の内容、だいぶ勘違いをしていた。
友人を誘うときに「マティス展と、スペイン展と、ターナー展、どれがいい?」と聞いていて、「ターナー展」に行こう、ということになったのだが、あとで、パンフやサイトで確認したら、「ターナー」展じゃなくて、「テート」展じゃないか!
パンフはでっかくターナーの作品だし、「ターナー」と「テート」なんとなく似ているし、間違えるよね(笑)、と苦しい言い訳。
それでも、まだターナーの作品がたくさんあって、他に印象派とかの作品があって、くらいのイメージでいて、展覧会が近づいてから、関連番組を見たり、サイトをチェックしたりして、あれ?ちょっと違うらしい、テーマは「光」で、現代アートぽいのもあるらしい、ということに気づく。
ようやく趣旨を理解して、会場へ。
それでもまだ予想以上に、前半と後半では、全く違う展覧会のようだった。
部屋は7つに分かれているので、順に見ていこう。
といっても作品紹介は主に前半だけになる。
写真は、結構取り放題だったけど、現代アートはもともと苦手、後半は撮る気がしないものが多かった。
ROOM 1
噴火を描いた作品は、恐ろしいけど美しい。
似たような名前の方、特にジョンさんが多くて、混乱するけど、こちらは1つ上の作品と同じダービーさん。
ROOM 2
この部屋の中央あたりに、壁際が移る鏡のようなものが置いてあった。
これは作品と一緒に自撮りできる仕組みかな?しゃれてるじゃん~と思い、友人とポーズをとって、試行錯誤の末、満足のいく写真が撮れた(それはちょっと載せられないけど)
で、立ち去ろうとしたとき、説明を見て、これは草間彌生の作品だったことに気づく。(笑)
自撮り用じゃなくて、中に水玉が見える仕組み。
ROOM3
以前見たことのある、ハマスホイの作品など。
光を感じる、というよりちょっと暗い。
ROOM4
ターナーの講義用資料など。
すごいなあ、とは思うが、ちょっと地味。
この部屋は撮影不可。
ROOM5
抽象画はあまり好きではないけど、これはいい。
ROOM6&7
この2室は、意味不明なインスタレーションや、友人が気分が悪くなってしまった部屋とか、私も耐えられなかった不快な音を聞かせる部屋など、やめてくれ!という展示ばかり。
最後の作品だけはちょっとほっとしたが、
それも光が当たるとまぶしくて、早々退散。
まあ、こういう現代アートを理解できたり、好きな人は好きなのだろうから、それはそれで別の展覧会にしてもらいたい。
今回の展覧会は当日2200円(前売り2000円)だった。
最近の展覧会が、高額になったのは、種々の事情でやむを得ないとは、思う。
しかし、今回のような全然違うものをまとめるなら、2つのブロックにわけて、1つだけ見るなら1500円、両方見るなら2400円みたいな設定にでもしてくれればいいのに、とも思った。
ともあれ、前半だけでも十分な数の素敵な作品を堪能できたし、友人との好みもかけ離れていなかったので、後半はぶつぶつ言いながら一緒に駆け抜けることが出来、十分楽しんだのであった。
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