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人生の糧になる生き方

 壮年期に入っている自分なのに、最近青っ白い若者の様に自分の生き方を模索している。ツアーナースとして活躍している反面、これもやりたいあれもやりたいと色々なことが思い浮かぶ。

今年になって新型コロナ以降初めての海外旅行に行ってきたのだが、これがまぁコロナで人々が動かなかった事と円安の煽りを受け何もかもが高くなっていた。
渡航先はハワイだったがそれはもうハワイに限らずだがロシアの戦争もあり、まず燃油サーチャージの凄いこと。そこに航空券代も以前とは比べ物にならないくらい旅行を決めた時はものすごい高い値段で、せっかく決めた外資のエアラインが購入してから2週間ほどで欠航が決まり、当時は正社員で病院勤務をしていた為に他の便に振り替えることができず、泣く泣くキャンセル・・・その次に安価だったJALに切り替えたが既に2万も値段が上がってしまい、挙句の果てには年末で退職するという突然の決断で大幅に予定が緩み、キツキツの4泊6日を10泊に変更してチケットも変更手数料を払って延ばした上に、帰りはどうしちゃった?って私。

JALのアップグレード入札と言う物にエントリーして、見事⁉︎差額6万円を支払って帰りはビジネスクラスで帰ると言う、コロナバブルな私になっていた。なんでも初物にはチャレンジしたい性格が災いしたというか、功をそうしたというか、いい経験ができました。

ビジネスクラスは大韓航空、アシアナ航空、シンガポール航空、タイ航空以来の初日系JAL航空でした。
モニター見ずにiPadで撮りだめした映画を。
窓側の席の1番を。ちょっと狭い気がしました。
コオリナに次回は滞在拠点を置いてのんびりしよう
帰りのビジネスクラスの機内食
メインはテンダーロインステーキ柔らかくて美味しかった

だけど初めて1人でハワイに行ってずっと頑張って来た自分へのご褒美だったから気持ちよくお金も使って来た。ちょっとその後苦しかったけど、お陰で自分では出会うことがなかったであろう方と親しくなり、友人が増えた。
コロナでなかなか会えなかった海外に住む息子夫婦とも待ち合わせができた。とても楽しい滞在だったし、子供に会うことが最大の目的だったから、病院を辞めても後悔がないくらい幸せで、そのお陰でまたツアーナースという自分が向いていると思う仕事に戻れたので、やっぱり意味のある渡航だったのだと思う。

あれから10ヶ月が経ち相変わらずの円安だが、それでもこんなに人々は旅をするのかというくらい、空港がごった返している。勿論円安に乗じて日本にやってくる観光客が戻ってきていることもあるでしょう。仕事で関西地方に行くと、とにかく外国人がわんさかいて、先日など二条城で生徒さんが出てくるのを待っていたら、たまたま隣に座っていたフランス人のおばあちゃまに声をかけたのがきっかけで、一家が戻ってくるなり囲まれて、まさかのおばあちゃまが家族一人一人を紹介してくださるというフレンドリーっぷり。明日帰国だそうですが、今日は寿司を食べに行くというお話を聞き、日本の食べ物はなんでも美味しいと褒めてくださっていました。フランス語ができたらもっといいのにな・・・と思った出来事でした。

この夏、仕事で初めて北欧にも行かせていただいた。海外案件はコロナ後初だったから久しぶりでとても興奮しました。
それはもう夢のような1週間で、いつものごとく特には頑張らない自分らしさで過ごしていたら、来年も是非ママブー♪さんで。と帰国前日にお話があり、帰国した後すぐに行政の担当者からメールがあり、満場一致で来年も正式にお願いしたいので予定していただけないかと日程を伝えてくださり、それは本当に嬉しくて自分を認めてもらえたような、それこそこんな風に感覚的に生きてきた、大らかな性格でやってこられたことは両親に感謝しなければならないなと、自分の人生を振り返ったときにやはり親の存在がとても大きいことを痛感しました。

ヘルシンキの街はムーミンの街でもあった

そして日々努力している事といえば、仕事を選ばないということ。 正確には単発の健診のバイトは勿論選んで入っているが、派遣会社から依頼を受けた仕事は断る事なく、どんなものでも有り難く引き受けるという事。これが結局は功を奏したと言えると思う。ツアー先やどんな団体と仕事をするかは大きいのだが、それをいちいち嫌だの合わないだのと言っていたら、きっとこんな大きな仕事はいただけなかったと思う。
 国民宿舎に泊まる仕事は正直言ってホテルとは勝手が違い、トイレが部屋になかったりお風呂も共同で、場合によっては同じ部屋で先生方と寝ることになる場合もある。
 元来神経質な私は、流しの水跳ねひとつも気になるのに共同のトイレや部屋。。それでも楽しく笑顔でお仕事をし、緊急時の行動に迅速に対応できるように頑張れば、いつか誰かが認めてくれる日が来るなと思おう。そう思ってどんなに小さな仕事も含め、そこで起きたことにより自分の評価を得られ今に至る。

そして出会った全ての人や出来事に意味があるという事を考えよう。そうすれば体調を崩したこと、メンタルが下がったこと、相手を怒らせたこと、笑わせたこと、笑顔にさせたこと、そして巡り会えたこと、全て自分の人生の糧になるような生き方をしているからこそ、日々の生活が充実し人生を楽しめる自分になれるのだと思う。

静かな国定公園近くにあるホテルの裏庭の湖
フィンランドらしいすばらしいひと夏の体験でした。


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