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何歳で他人の心を理解できる?


今回は、発達心理学の観点から、

 子どもは何歳ぐらいで他者の気持ちが
 わかるようになるのか


ということについてお話をしたいと思います。


【心の理論】他者の心を類推し理解する能力

      自己や他者の行動を予測したり
      説明したりするための信念

この

【心の理論
    いったい何歳で獲得するのでしょうか?

サリーとアンの課題

という 心の理論研究で有名な誤信念課題があります。

正しい答えは、

『サリーはビー玉が箱に移動したことを知らないので、″カゴの中を探す″ 』 


ですが、

3歳未満 の子どもの約 80% が間違います。

4歳半 では 75% が正解します。

個人差はありますが、


3歳未満ではまだ、自分が知っている内容と異なる他者の信念を推測することが難しく、

  他者の意図を読むことができない
              と考えられます。

4歳半ごろになると、

状況を
 他者の視点で見ることができるようになる
                 ようです。

  \概ね 4〜5歳 ごろに
     【心の理論】を 獲得するのです。/


小学校入学前には既に、他者の心を理解するに至る、大きな心の成長の時期を迎えているということになります。

「 三つ子の魂 百まで 」

とはよく言ったものです。


幼児期までの経験が、その後の社会生活に大きな影響を与えるといえます。

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