没頭は生きるのを助けてくれた。
「ネガティブをつぶすのはポジティブじゃない。没頭だ。」オードリー若林さんの言葉。
元気がない頃、休日はずっと寝て家にこもっていた。寝ればなにも考えない。家にいれば疲れることもない。
それでも平日が来れば、どんよりした気持ちが戻ってきた。
「もう元気な時は来ないのかも」。
それでも私には、頼みの綱になる過去があった。
大学四年生の頃、虐待が子供の将来に及ぼす影響について論文を書くのに夢中だった。毎週のように研修に参加し、多くの知見を得て、資格も取得。
強い追い風が吹いていて、足を進めなくとも進むような感覚があった。大学時代の知人には「常に笑顔でバイタリティー溢れる」と称された。
別人のように元気だった過去に、また戻れるはず!という希望を持っていた。
元気のない日々が続く中、試行錯誤の一つとしてマイノートを書き始めた。
小さな「やってみたいこと」「考えたこと」を書き出すうち、大きな「やってみたいこと」が少しずつ形を持つようになった。
なんだかワクワクしてきた頃、マイノートにこう書いた。
「ずっとなにかに挑戦していたいし、夢を持ちたいけど、今しっかり無いな。そうしてる時がいちばん元気な気がする。夢になりそうなこと書き出してみたい。」
書きはじめると、どんどん浮かんできた。
☑生きづらさを抱える若者から大人のためになる仕事をしたい。
☑子ども時代を生き抜いて大人になっても生きづらさが無くなるとは限らない。子どもは自立に制限があるから、抜け出すための本番は大人になってから。大人になってからを助けたい。
☑自分の気持ちが楽になった考え方、自立するのによかった取り組みを文章で発信したい。
☑ファイナンシャルプランナー、税理士、行政書士など資格を取得して具体的な支援をできるようになりたい。
☑気持ちを書いたり、話したり、自分を振り返る作業に寄り添う支援をしたい。
☑社会に出るにあたって親から教えてもらえなくて苦労した事柄を発信したい。
「こんなにやりたいことあったんだ」自分に安心した。
たくさん書き出すと、頭は忙しいのに元気が湧く。不思議な感覚だった。
頭や体を休めるのはもちろん大事なこと。だけど、なにもかも取り除いてしまっては没頭もできなくなる。ひさしぶりの没頭する感覚。「何のために生きてるんだろう…」と考える時間が無くなった。
「ネガティブをつぶすのは、ポジティブじゃない。没頭だ。」
没頭は生きるのを助けてくれた。
今はまだ夢だけれど、これが未来の私の仕事。今の仕事もきっと役に立つ。伝えたいことを伝えるために、文章も上達したい。
叶うかはわからない。でも、叶えようと思う。ネガティブをつぶして、元気に生きていくために。
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