アスファルトの焦げた匂い
夏だ
夏が来たんだ
体が思い出す
この息もできないような熱の空気
苦しいのにわくわくする
アドレナリンがでる
何かのためのエネルギーにもならず
ただ放出するだけだから
それが暑さを増強させていたりして
でもそれで
地球は回っているのだし
地球のもう半分はとても寒くて
私たちの人生の半分も
とても寒いのだから
何の気なしに
喜んでいい
誰かが悲しい時に
壁を挟んだ隣で
笑い声が聞こえてもいい
何かを失った昨日があって
無痛の今日が、あっていい
受け入れることは
諦めるのと似て非なるもの
バカをめざす
なにより難しい人間の試練
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