【マルタ生活】週末旅行その②友人と行くピサ・フィレンツェ編（ライアンエアーの話?）
お久しぶりです。
ものすごく時間が空いてしまいました。
途中まで書いてあったものをようやく完結させたので、投稿しておきます（誰かしらの旅の役に立つことを願って）
昨年末ギリギリに日本に帰国し、現在はまたWebデザイナーの職に就いて完全に東京での元の生活に戻っています。
ではマルタ生活週末旅行その②を始めていきます。（後半写真多めです）
12月頭にピサとフィレンツェに行ってきました。
ピサは行ったことがなく、フィレンチェは10年ほど前に1度だけ家族旅行で行ったことがありました。今回行くきっかけになったのは友人がイタリア周遊旅行を計画していて、そこに便乗してフィレンツェで集合して、初めてのピサは一緒に回ろうということになりました。
何よりの決め手はチケットが安かったから。マルタからイタリアは近く、特にピサ行きは安かったです。往復約30ユーロでした。（この時のレートで約5,000円ほど）
ライアンエアーの話
ここでちょっとライアンエアーの話をしようと思います。（これから予約しようと思っている人向け。不要な方は飛ばしてください）
今回2ヶ月マルタに滞在している間、往復分けて8回飛行機に乗ることがありました。全てライアンエアー（格安航空会社）を使用しました。初めてライアンエアーを使用した時には、口コミを調べて”悪名高き”と書かれていたり、特に問題ないというコメントがあったり賛否両論だったのでドキドキしていました。（中華系航空会社で最悪な思い出があったのでできればそういう思い出の更新は避けたい）
計8回の経験談ですが、遅延はゼロ。すごく汚れていたとかいう不快な思いもしていません。（床にちょっとだけ食べかすが残っている程度）
席は毎回課金せずにランダムの席に座りました。広いとは言えないし、座り心地もすごくいいとは言えないが、ヨーロッパ内の移動なので数時間座る分には私的にはOK。座席もトイレも汚くて使えないということはなかったです。（もちろんここ最近使用したエミレーツやベトナムエアラインよりは手入れはされた感じはなかったけど）
チケットの値段が値段なので、それを考えると最低限の清潔感と遅延がなかったのでなかなかの満足度でした。
マルタからの便がライアンエアーが多いので友達もよく使っていました。ですが大きなトラブルを聞いたことはなかったです。
※ただ北欧に住んでいる人の話では遅延しまくりのイメージだと聞いたので、運が良かっただけの可能性は十分に考えられます。また個人的な感想というのとその時によって差がある可能性があることもご容赦ください…！
到着後のスケジュールを時間に余裕を持ったものにしておけば、格安航空も全然アリじゃないかな〜と個人的には思います！
（機内食などのサービスは有料なのでサービスいらない人向け）
あと、基本チェックインはネットで各自行っていくスタイルなのでそこだけ注意ですね！いろんなサイトでもライアンエアーのアプリダウンロード推奨している方が多いですが、日本のエリアに設定しているとApp Storeでは購入できません。（2023年12月時点）私の周りでは、海外用に新しいApp Storeのアカウントを作成してダウンロードしている人が多かったです。その場合、アカウント作った時に登録した電話番号での認証コードを受け取る必要があるので、ショートメッセージを受け取れるようにしておくことだけ注意が必要です！（他の方法があったり改善されたりしてるのかな？）
もう一つ！持ち込みも預け荷物も規定をオーバーしているかの判断は厳しいです！
手荷物は予約時にサイズが書いてあると思いますが、意外とみんな大きめのバッグ持ってるな〜〜と感じました。その中でもスタッフの目に止まった方には声をかけてサイズを測られていました。おっちゃんのお客さんでしたが「頼むよ〜〜規定内だと思うよ〜〜見逃してよ〜〜」と言ってましたがアウトで罰金払ってました。私のフラットメイトもリュック大きすぎて罰金払ったとのことでした。
また、別の機会にスーツケースを預けたのですが、規定が20kgだったところ21.3kgで預けようとして1kg分（11€）払いました。1kgくらいだったら大丈夫かな〜〜とチャレンジしましたがダメでした笑 手荷物もいっぱいだったので払う気で行きましたが、数kgでも円換算するとまあまあの出費になるのでやっぱりできればオーバーしないで持っていくのがベストですね。（それはそう）
フィレンツェの話
前談長くなりましたが、本題のイタリア、ピサとフィレンツェの旅へ。ピサに2泊して、内1日を日帰りでフィレンツェに鉄道で行ってきました。（ピサからフィレンツェまでは約1時間）
10年前と変わらず観光客が多く、華やかなフィレンツェ。2回目の今回はサンタ・マリア・ノヴェッラ辺りを散策することに。歴史の古い街であり、建造物がとても美しく、街歩きが本当に楽しい街ですね。そしてやはりドゥオーモや美術館の周りなどは観光客がかなり多いです。前回来た時よりもジプシーは少ない印象でしたが（この時だけだったのかな）やはりスリやひったくりにはかなり警戒して行動していました。
サンタ・マリア・ノヴェッラと言うと私は高級薬局（フレグランスとか）のイメージがあります。東京にも店舗がありますが、本店があるとのことだったので行ってみることに。
800年以上の歴史がある世界最古の薬局とされており教会や美術館のような見応えを感じました。入るだけでは無料ですしディスプレイが本当に美しいので、行ってみる価値ありです。私は欲しかった紙のお香を購入してきましたが、香水もすごくいい香りで欲しかった…でも高かった…お金貯めてまた行きます…
サンタ・マリア・ノヴェッラのドアマンはとても気さくな方でいろんな情報を教えてくれました。彼のおすすめのレストランでランチしたのですが、地元の人気店だったようで、開店時間に行ってスムーズに案内されましたが、出る頃には人だかりができていてびっくり。ニョッキを頂きましたが美味しかったです。
また、Signumという文房具店も素敵でした。ポストカードやノートブック、ペンやレターセットなど素敵なデザインのものが揃っています。ここも伝統的なイタリアの雰囲気を感じることができます。私はカリグラフィーをやっているので、筆ペンや練習帳を購入しました。立地もヴェッキオ橋のすぐ近くで、素敵な場所でした。
あとはFerragamoの美術館とアンティークショップ巡りもしてフィレンツェの伝統や文化にたくさん触れられた気がします。
夕方にサンタ・マリア・ノヴェッラ駅にて待ち合わせをしていたので向かうことに。連絡手段がなくなっても問題ないように、初めに集合場所を決めておいたのですが大正解でした。私は到着した時にはiphoneの充電は2％、友人一人も充電切れ。もう一人は迷って遅れてくるというなかなかな状況でしたが無事合流。今の時代、探せばどこかでチャージさせてくれますしそこまで問題ないことですが、やはり”念の為に”という考えで行動するとスムーズに行くことも多いなと再確認しました。
それぞれが夕方までフィレンツェで歩き疲れてへとへとになって電車に乗るわけですが、スリに遭わないように寝るのを必死に耐えました。一見すごく安全そうですが、観光客に目を付ける人はいます。（家族5人でウィーン〜ブダペスト間の列車で爆睡し、リュックを盗まれた事件を繰り返さないように。笑）事件も遅延もなくピサまで辿り着きました。
フィレンツェに比べてピサはかなり静かです。センターの駅からピサの斜塔までの通りは賑やかで人も多いですが、フィレンツェと比べるとやはり落ち着いてます。逆に静かで暗い場所はそれはそれで危険な香りがします。（間接的な意味でも直接的な意味でも笑）
ピサでは斜塔を見れば半分以上は目的は達成していると思います。でも、賑やかな観光都市では見れない落ち着いた街の風景があり、私は好きでした。生で見るピサの斜塔は思ったよりも傾いているように感じました。周りは開けていて空気も澄んで空がとても綺麗でした。サンセットの時間おすすめです。
美味しそうなレストランはたくさんあります。件数は多いものの、やはり金・土は予約が埋まっているところが多いので事前に予約することをお勧めします。私は直前に予約しようとしていきたいところには行けませんでしたが、その辺の口コミがまあまあ良さそうなところに飛び込みで入りましたが美味しかったです！やはりトスカーナへ行ったらラグー肉ですね。赤ワインが非常に合って美味しかったです。
ローカルフードで感動したのがドーナツ！センターの駅からピサに向かう途中、アルノ川を超えてすぐに気になる行列がこちらのドーナツ屋さん。深夜1:00までやってやってましたが、夜になっても行列が手来ていました。
たくさんあるクリームの種類を選ぶとその場で揚げてくれ、出来立てが食べられます。私はリコッタチーズとヌテラを注文。1つはその場で食べて2つ目は翌日食べましたが、できることなら揚げたてを食べてほしい！！！（時間経っても美味しいですが、別物の食べ物感があるくらい違います）感動のフワフワさで全く重く感じずペロリでした。友達2人も感動していて満場一致のお勧め店と言えると思います。
そろそろまとめに入ります。
複数人で行く旅行の良いところとそうでないところ
今回の旅は半分一人・半分は友人と行動するみたいな旅でした。
複数名で行く旅の良い点をいくつか書いていきます。
・感想を共感できる
言わずもがなですが、やはり複数名で行く旅の良い点はこれでしょうね。
むしろほぼこれと言っても過言ではないのではないでしょうか。
景色や食べ物、人や文化、街の匂い、何かに触れるたびに感じることを共感できます。個人的には、心を許している人と食す美味しい食べ物は美味しさ3倍で感じるような気がしています。（緊張する上司と食べる高級料理はあまり味を感じられません笑）
・自分とは違う視点の感想や情報を知ることができる
一緒に行くメンバーが自分とは違う感じ方をした場合には、そんなふうに感じる人もいるのか！と新しい視点を発見できることができます。また自分にはない知識を知ることもでき、場合によっては2倍以上楽しめることもあるかもしれないですね。とにかく自分との違いを楽しむことができる貴重な機会だと思います。
・一人旅よりも気を張る場面が少ない
一人旅で感じる初めての場所での心細さは複数名でいることによって、多少緩和されます。特に女性は一人でいる時にはかなり警戒心を持って行動する方が多いと思いますので、複数名でいることによって不安な状況も共有しながらアイデアを出し合いながら行動することができるため、多少き気を張る場面も少なくなるのではないでしょうか。（気の緩みすぎには要注意ですが）
・写真が賑やか（笑）
名所を訪れた際には複数名で写真を撮って、楽しげな雰囲気のことが多いですよね。現地で大勢と友達になって写真をたくさん撮れたらそれは同じことですが、一人旅はそんなことばかりではありません。風景や食べ物の写真、自分の写真ばかりになります。ピサに一人旅で行っていたらこのポーズはできなかったでしょう。
まだまだありますが、私の場合大半は”感想共感できること”が占めているためここまでにしようと思います。
ここで一人旅と比べて良いと思えない点を1点だけお話しします。
・同行者に期待してしまう
あくまで私個人の意見として受け流してくださいね。笑
何かを決めようとする時、道に迷った時、トラブルにあった時、あらゆる局面で感情を共感できる一方で、同行者が何もしておらず自分だけ調べて焦っていると、モヤっとしてしまいます。それも私が、同行者に無意識に”こういう行動をしてほしいのに…”と期待しているからこういった感情が生まれるんでしょうね。この感情はセンシティブな方にとってはストレスが大きいのではないでしょうか。どんなに普段親しい友達や家族でも違う人間なのでこういった感情になる方もいるのではないでしょうか。もちろん行く人によると思いますし、自分自身も相手にとってモヤっとする対象とならないよう配慮したいですね。
私は一人の時間も好きなので、旅行から帰って一人になった時間もほっとして、芯からリラックスしている自分を感じます。感じても、旅でモヤっとすることがあっても、人と美味しいもの・美しいもの・見たことないものを見て感想を言い合って共感する。それを求めて誰かを旅行をし続けるんだと思います。
また、一人旅も誰かと行く旅行も好きですが、得られるものやどういう感情になるかも違う”全く別物”のように私は感じています。みなさんは一人旅と複数名の旅はどちらが多いですか？どちらも楽しい旅だと思いますが、自分がどんな点で旅に魅力を感じていて、どんな場面でどんな感情になっているかを考えてみるのも面白いと感じます:)
流石に写真を撮るのが楽しいトスカーナの旅。だいぶ雑な記載になってしまいましたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。それでは次回はマルタかブリュッセルかダブリンどこかの写真とともにお話しできたらと思っています。（今回ほど期間が空かないよう努力します）
それではまた！
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