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幼児期11. 道徳心を育てる。 その本質とやり方。

学校の授業でもある道徳
当たり前じゃんとか、退屈~とか、
何の役に立つねん!とかいろんな事をいう人たちがいますし、
何だかつかみどころのない感じもします。
トロッコ問題の答えなんて出るのでしょうか。
答えではなく話し合うことに意義があるのでしょうか。

では、「道徳とは何か」を説明します。

簡単に言うと、
『自分の気持ちも他人の気持ちもちゃんと考えられて、
その原則に添った行動が取れる』
事です。

子どもが小さい時からこれが解るようにしておかないと、
常に社会で軋轢を生み、嫌われ、
その子にとっても、周りにとっても良い事は一つもありません。

学校や世の中の大人が教える道徳は、
少々具体的すぎるきらいがあると私は思っています。
ゴミは拾おうとか、これは善これは悪など。
これも確かに大事です。

もう少し踏み込んで、
どちらかと言うと、子どもが大人になった時に
自然にそこにたどり着く様に考えさせる事が大切ではないでしょうか。

さて、どうやったら、
子どもにこの道徳心を身につけさせる事ができると思いますか?

実は、やることは至極簡単です。
簡単な事ですが繰り返してください。

例えば、よく子どもが怒っていてプンプン何だか手がつけられない感じ、
となっていることはないですか。
しょんぼりでも構いません。
自分の気持ちに若干振り回されて意味わかんないみたいな様子です。
こんな時、少し時間を起きましょう。
子どもが落ち着いてきた頃、
「さっき何か怒っていたみたいだけど、どうしたの?」
と聞いてみてください。

この時大事なのは、
怒っていた、 悲しんでいたなど、子どもの感情を言ってあげることです。
こうすると、
「あれ、そういやさっきすごくはらったっていた、そうだ、怒ってたんだ僕」
とか、「ああ私、悲しい気持ちになってしょんぼりしていたんだ」
客観的に自分の気持ちを再確認します。

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感情と行動のコントロール。

イライラや悲しみなどの負の感情を子どもは、
大人が思っているほどちゃんと認識していません。
まだまだ、感情と自分、言葉と行動などのつながり
意識を持って行う事の練習中なのです。

自分の感情を思い返して、そのあり様に納得したり、
怒っておもちゃをギュッとして壊しそうになったりなどの行動で、
自分の感情によってもたらされた自分の変化
客観的に捉える事が大切です。

自分の気持ちの再確認、
この繰り返しで自分を俯瞰してみる事を学びます。

次に、幼稚園などで親子で一緒にいる時に、
木の陰でこっそり泣いていたお友達を目撃しちゃったとします。
何だか話しかけられないまま家に帰ってきました。
この時、家に帰ってゆったりしている時に、
「~ちゃん泣いてたね。どうしたんだろうね?」と問いかけます。

すると子どもは原因を知っていたら、
「あのね、飼ってた小鳥が死んじゃったの、
お墓作ったけど、~ちゃんずっと泣いてるの」と答えてくれます。
そこで「そうなんだ、~ちゃんは小鳥が大好きだったから
悲しくて寂しくて仕方ないんだね。~ちゃんは優しい子だね」
と死を悲しむのは良い感情で優しい気持ち、~ちゃんの気持ち、
と、人の気持ちと感情の結びつきを確認する様な言葉をかけます。

人でなくても構いません。
ぬいぐるみの洋服が破れていたら、
「くまさんのお洋服破れちゃったね。縫ってあげたら喜ぶかな」など。
靴がすぐ履けなくなっちゃって〜と言っていたら、
おじいちゃんおばあちゃんから新しい靴が送られてきたとします。
ただ、良かったね嬉しいね。だけじゃなく、
おばあちゃん達は〜くんが、どんどん大きく成長していくのが
とっても嬉しいんだね。
相手の気持ちを考える様に促してください。

この二つ、
私の気持ちと他人の気持ち、
どちらも客観的に考えられる心の動きを
常に体験させていく事が効果的なのです。 

日常にたくさん散りばめられている些細な事です。
ぜひ見つけ出して随時こういった会話を続けてください。

人の気持ちがちゃんと考えられて、
自分の気持ちも大切にできる、
道徳心のある子に育ちます。


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