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脳が繋がる瞬間。

デザインが生まれる時、皆さんは、
デザイナー本人が素敵なデザインを生み出した、と思っていますか?
また、デザイナー歴が浅いデザイナーさんも、
あの人はすごい頭してるからそこから生まれたもの、自分はまだまだとか?

画家だったら、かなりの確率でそうなんでしょうけど、
デザイナーはちょっと違います。

良いものを生み出す人は、必ずたくさんの脳みそを使っているんです。
どういう事?って思いますよね。

デザインの仕事が動き出すと、そこにはたくさんの人達が絡んできます。
クライアントはもちろん、デレクター、営業さん、それを取り巻く人達、
同僚、社長、クライアントのお客さん、
挙げたらキリがありません。

デザイナーが一人だけで生み出すものは、すごくショボいです。
良いと思ってくれる人もいるでしょうが、得てして独りよがり。
アイデアを情報から取り出す事に終始して、
かっこいいけど、どこかで見たような感じ、となってしまいがちです。

そうならないために、ベテランのデザイナー達が無意識に、
また意識的に行なっている事があります。


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人の脳を使うという事。

一つの作品を仕上げる時、その関係者と蜜に関わって、
どういった物に仕上がるのがベストなのかの意見交換をひたすら続けます。
簡単に言えば、みんなと仲良くなるんです。
馴れ合う訳ではありません。
あくまで違った意見を躊躇なく言える関係を築くのが良いです。

私は、自分と違った人が大好き!
同じようなタイプは(あまりいませんが)退屈です。
だって何考えてるか、ある程度わかってしまうんですもの。
自分の欠点を目の当たりにするような感覚も味わうので辛いです。
しょんぼりしてしまいます。

その点違う人って魅力的♡
何でそうなるかな〜?みたいな人に出会うとドキドキします。
何でか知りたくてたまらない。
ま、知っても、やっぱさっぱり理解できんわ〜みたいになって
本人にもいっちゃうタイプです。
そこに一切、他意はないのでみんな笑ってくれます。楽しい。

ここまでくると、他人は、私にその脳みそを使わせてくれる関係になります。


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他人の脳と繋がる快感。

人と仲良くなって話すと、物凄い勢いで、
そのデザインがブラッシュアップされていきます。
アイデアが次々と生まれ、それを取り入れて仕上げるのが
私の役目なので、脳はフル回転。

でも大丈夫。
解らなくなったらもう一回聞けばいいし、記憶力だってカバーしてくれる。
そして何より、
「そうそう!こんな感じ!これを求めてた!」
みたいな事を言われた時、脳内の幸せホルモンらしきものが全開になります。

ゴールデンカムイじゃないですけど、(マニアック過ぎ?)
脳汁ドバドバです。

模倣しかできないデザイナーは枯れていきます。

模倣は大事です。
しかしこれは初期段階のこと。
良いものをたくさん模倣して、自分を鍛えるのにはもってこいの方法です。

この段階にいるデザイナーは、なかなか人の意見を聞きません。
自分を出さなきゃに必死なんですね。
頑張って実力がついてきたと思えたなら、
一回自分を捨てましょう!
空っぽになれば、すごく魅力的な人の脳内が自ずと見えてきます。

何が邪魔してるって、素人さんより自分はプロだからってプライドです。
いらない、そんなもの捨てちゃえ。
何もデザインの事が分かってない人の脳は面白いですよ。
入らせてもらいましょう。
きっとあなたの糧になります。

そしていつしか、人のデザインを真似ても、
「あれ?同じにならない」って時がきます。
真似したつもりでも、自分の作品の方がずっと素晴らしくなっていて、
良いとこ取りだけした、一段階レベルアップした物に仕上がる事でしょう。

これが無意識にできるようになってきたら、
あなたのデザイナーの道は開かれます。


常に、境界線の先を超えていけるデザイナーたらんことを。


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