出産してから、自分の中の女性性が明らかに強くなってきたことを実感する。 昔、何かの媒体で女性作家たちが小説について話し合うというような特集で〝男性作家が描く女性像”について、全くなってない、男の理想をすべて表に貼り付けたようなあんな女はいない、そして出てくる男たちはみんな大体カッコつけてる、という酷評を繰り広げていて大変面白く読んではいたのだけどその頃は「とは言っても小説だし、面白ければいいのでは?」とあまり共感はできなかった。 が、しかし、歳をとる度にじわじわと、そして出
仕事復帰して一か月。 一か月育児しながら働いてみた感想は「ワーママってメンタル強くないとやっていけないっすね!!?」ということ。 育休明け、仕事復帰と共に職場異動が決まり、以前とは全く違う業務に携わることになってしまってそれはもうバタバタと日々を過ごしている。復帰の少し前、異動の話があった時は少し迷ったのだけど、以前の仕事とメンバーに限界を感じていた私は「新しいことができるって良いかもな」と思い、飛び込んでみようと決意したのだった。よって心機一転、新しい場所で新しい仕事を日
産休育休を経て、ついに二年ぶりに職場復帰を果たしました。(果たしてしまいました・・・) GWの連休明けから働き始め3週間ほど、子供がいる立場として働いてみた感想はというと「働くの楽しい!」という日と「いやー、辛い。無理」という日が半々くらい。 働くメリットはというとやはりお金。あとお昼に好きなものが食べられる。社会と繋がってる感がある…など。しかし在宅勤務ならともかく、フル出社で時短で、となるととりあえず復帰はしたものの、正直不安しかない。自分の心と体と向き合ってうまく調整
※この記事はわけあって2022年9月に書いた記事を今アップしています。 出産して約2ヶ月。 もう2ヶ月、と思うこともあるし、まだ2ヶ月と思ってしまうこともある。 この2ヶ月までの間、本当に余裕なくバタバタと過ごしていて、出産レポなどはまた後々にアップしようと思うけど、体力的にも精神的にも疲弊した2ヶ月だった…。もうほんとにわからないことだらけ。たくさんヒヤヒヤし、時にメソメソし、夫とけんかしながら、待ち望んでいた我が子が誕生した喜びと、お子が素晴らしく可愛いという事実に
なかなか遠方に実家がある私ですが、里帰り出産の選択をせず、こちらで産むことに決めています。 理由は沢山あるけど、まず夫に新生児から子育て頑張ってほしい、という気持ちと、それから実父との折り合いが悪いので絶対にストレス溜まる=胎教に悪い。そもそももう一緒に暮らしたくない。というのが最大の理由。 うちの父は完全なる男尊女卑思想のもと生きてきていて、高校卒業まで実家で暮らしていた私は、大学進学で実家を出るまでその異様さに気づくことがなかったのだけど、まず具体的に挙げるとすると、
30週で健診に行った日のこと。 「あー、逆子ですね〜」 と先生にのんびりした口調でそう診断された。 「次までに戻ってないと厳しいかな〜」 な、なんと!! 「それってあのう、いつ頃まで動いてくれるものなんでしょうか…」 その時、私の脳裏に「帝王切開」という字面からして恐ろしい四文字が頭に思い浮かんでいた。 「まあここ数日でしょうね」 「!!!」 私、帝王切開する可能性があるのか!! 無痛分娩を希望している私は、まあ大丈夫でしょ、って全然帝王切開の可能性など考え
まだ妊娠前の胚盤胞移植の日。 何倍にも拡大表示されたモニター画面の中で最後の受精卵が管の中にふわふわ吸い込まれていくのを、なんだか楽しげな感じだなぁと思ってぼんやり見ていた。 胚盤胞はすでに孵化しかけていて雪だるまのような形になっていて、上下に揺れながら管に吸い込まれていくのがまるで風に揺られている気球みたいだった。 あの時は、今回ダメだったら次はまた採卵からだな、としか思ってなかった。通算8回目の移植。期待するのも疲れていたあの時、あの瞬間に吸い込まれていった胚盤胞が今