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超ネガティブ人間による、脳のお掃除法。

仕事復帰して一か月。
一か月育児しながら働いてみた感想は「ワーママってメンタル強くないとやっていけないっすね!!?」ということ。

育休明け、仕事復帰と共に職場異動が決まり、以前とは全く違う業務に携わることになってしまってそれはもうバタバタと日々を過ごしている。復帰の少し前、異動の話があった時は少し迷ったのだけど、以前の仕事とメンバーに限界を感じていた私は「新しいことができるって良いかもな」と思い、飛び込んでみようと決意したのだった。よって心機一転、新しい場所で新しい仕事を日々覚えているのだが、新しいことができる楽しさはあれど、二年以上社会から離れて生きてきて、且つ、産後に縮んだ脳みそをひいひい言わせて一から新しいことを覚えるのはやはりすごく骨が折れるこって。そしていつ子供の急な体調不良によって休んでしまうかわからないという不安も付きまとい、周りにも気を使い、より疲弊してしまうという悪循環。詳しくは書けないが少々複雑な業務に携わっているため、わけのわからないことで仕事の足止めを食うこともあり、そんな日はもう本当にやさぐれる。特に木曜日のやさぐれ感は異常。退勤時間になったらスパッと綺麗さっぱり仕事のことは忘れてしまうぐらいの忘却力がほしいのだが、もともとネガティヴ・オブ・ネガティヴの私はそれはもうクヨクヨと長時間思い悩んでしまう。
そして子はそれを敏感に察知しめちゃくちゃ愚図るという負のループ…。ちなみに金曜日の仕事が終わるとめちゃくちゃハッピーな気持ちになるので、金曜は子も落ち着いているのである。いつも金曜日マインドであれ、と思うけどなかなかそうもいかない。夫に愚痴ると超ポジティブ人間である夫は、
「そんなの気にしたって仕方なくない?考えても生産性がないことを考えるのは時間の無駄だと思うけど」
とさらりと正論を突きつけてくるのでぐうの音も出ない。でもそうだよな、特に育児中であり常に時間に追われて生きてる身としてはこんなふうにいちいち落ち込んだりするのは誰の得にもならないよな…と反省した。

一か月働いてみて強く思ったのは、とにもかくにも切り替えと開き直りが重要ということ。そしてそれには強い気持ちが必要。仕事中の同僚たちを横目に、バタバタと帰り支度をしてきっちり定時に帰ることも、休みの連絡をいれる時も、休んだ翌日には気まずい思いを抱えながら出勤する時も。悪いことなんて一ミリもしてないのにのしかかってくる罪悪感を撃退するために「ダメだったらやめればいいんだから」という考えを常に頭に置いて仕事をしている。
急に休むって言うの気まずいな、迷惑をかけてしまって申し訳ないな、きっとみんな良くは思わないよな、裏では「無理なら働かないで、子供のそばにいてあげればいいのに…」とか陰口言われてるかもしれない。あれだけSNSで「子持ち様」というネットスラングが生まれ話題となってる中できっとあれが世論なのだろう…。そんなことをクヨクヨと考えてしまうが、他人の心まで深読みしだしたらもうそれこそ闇落ち確定、これぞ夫の言う「考えても生産性のない」ことなのだった。
そうはいっても、私のネガティブ脳みそは常にネガティブなことを考えている。振り払っても振り払ってもネガティブ事案はついて回る。ポジティブになれなくてもせめて脳みそを空っぽにしたい!などと考えだしたときに思いついたのが、瞑想。

そう!あのビルゲイツやスティーブ・ジョブスも日常的に実践し大々的に効果を語っていた瞑想。私もじつは数年前にはまり、単身でインドにまで渡って瞑想・ヨガの合宿に参加した事実があるのだが、日々の雑踏にまぎれていつのまにかやらなくなってしまったのだった。

瞑想のやり方はこの本で学んだ。

やり方は簡単で、床に胡坐をかいて座り、目を閉じ心を落ち着かせて腹式呼吸を行う。その際、「マントラ」と呼ばれる真言を心の中で唱えながら、目を閉じてひたすらに呼吸をしながらだんだんと雑念が浮かび上がってくるので、「この考えはいったん置いておこう」と浮かんできた雑念を次々に棚に上げていく作業をする。それを繰り返すことで頭の中がクリーンになっていく。ただただ棚上げしていくだけなので今抱えている問題が解決するわけではないのだが、不思議とすっきりした気持ちになるのだ。これが脳の掃除である。
これを数日おきにやることで(本当は毎日やりたいが余裕がない)大分くよくよする時間が少なくなり、切り替えもうまくなったように感じる。一分でも二分でもこういう時間があると全然違うので、気になった方はぜひやってみてほしい。

ちなみにインドで参加した瞑想の授業では、真っ暗な部屋のステージに先生が座り、ヒーリングミュージックが流れる中英語で囁くようにずっとなにかしゃべってるのだけど、英語が堪能な日本人のクラスメイトに聞くと「どうだ、右手がじわじわしてきただろう?そうだ、いいぞ。次は左手だ!」みたいなことをずっと話していたようで、それを聞いた途端なんだかがっかりして行かなくなってしまった。(かわりにヨガの授業は面白かったので行く価値はあったなと思っている)

正直、働く意味はあるんだろうか?と毎日のように考えるし悩むけれど、唯一の救いは子が保育園大好きになってくれたこと。迎えに行くと常にお友達と楽しく遊んでいるし、私の姿を見ても「もうちょっと遊びたいんだけど」って顔をして全然母の元へ寄ってこない。そんな姿を見るとと預けて良かったんだなと思うし娘をこの保育園に通わせ続けるためにもう少し頑張ろうとも思う。きっとこの試行錯誤して過ごす日々もいつか私の糧になるはず。

Xを見ていると同じように保育園の洗礼によってなかなか仕事に行けず、職場に申し訳ないという気持ちと、でも子供のことを第一に考えたいっていう思いと、いろいろ抱えてみんな生きているなという印象。私もそのうちの一人で、だから大丈夫、一人じゃないよ。と手を取って励ましあいたい気持ちでいる。だから、そう。みんなでやろうよ瞑想。(宗教ではありません)

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