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最近読んだ本の話 vol.3

 今週も「最近読んだ本の話」を書いてみたいと思います。第3弾です。今回もAmazonの説明文を添えます。ちなみにAmazonアソシエイトはやっていません。やった方がいいんだろうか⁈

1、ポール・オースタ―『サンセット・パーク』

大不況下のブルックリン。名門大を中退したマイルズは、霊園そばの廃屋に不法居住する個性豊かな仲間に加わる。デブで偏屈なドラマーのビング、性的妄想が止まらない画家志望のエレン、高学歴プアの大学院生アリス。それぞれ苦悩を抱えつつ、不確かな未来へと歩み出す若者たちのリアルを描く、愛と葛藤と再生の物語。              -Amazonより引用-

 ポール・オースタ―さんの本を読むのはこの本が初めてです。本の中を見て面白そうだったのと、柴田 元幸さんの訳だったので読みたいと思いました。登場人物の名前が付いた章ごとに、その人物の考えていることが細かく描写されていて、続きが気になってどんどん読み進めてしまいます。結末は「そんな!」って思いました。「あの時もうちょっと早く動いていれば…」と思うことが人生の中で私は多いのですが、そういう色々を思い出したり、この本を読みながら一緒に考えさせられます。他の作品ももっと読んでみたいと思いました。柴田さんの訳がカッコよかったです!私は外国の小説を読むのが好きなのですが、私の語学力では原文で読むことはほぼ不可能です。もしやってみたら意味が全く読み取れないと思います。だから翻訳者の方々には感謝しかない。素晴らしい翻訳が読めてありがたいです!


2、テレツィア・モーラ『よそ者たちの愛』

この世界になじめない〈よそ者〉たちの物語
この世界になじめずに都市の片隅で不器用に生きる人びと。どこにでも、誰のなかにも存在する<よそ者>たちの様々な思いを描く短篇集。
ドイツ語文学の最高賞、ビューヒナー賞受賞作家による短篇集
変幻自在でかろやかな語りが、不思議な感興を呼び起こす。ハンガリー系ドイツ語作家による、ほろ苦くも胸に沁みる10の物語。ブレーメン文学賞受賞作品。                      -Amazonより引用-

 初めて知った作家さんです。様々な<よそ者>たちを描いた短篇集ですが、こんなふうに生活していて、こんなふうな考え方をしているんだなあ、とか考えながら読みました。身近にある物語のようでいて、変わっている感じもして不思議な感覚です。


3、『シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都』

本格ミステリの巨匠にして、新人発掘にも多くの実績を持つ綾辻行人が、それぞれのデビュー時からかかわりを持ってきた10人の後輩作家たちと夜な夜な語る、ミステリの魅力と創作の秘密。着想の手段、執筆時のこだわり、影響を受けた本、これまでに書いてきた作品への想い。作家たちが語る創作の魅力に触れれば、きっと、小説がさらに面白くなる。ミステリ専門誌「ジャーロ」に不定期連載された噂の「京都対談」、待望の単行本化!
                         -Amazonより引用-

 私は綾辻行人さんのことが以前から気になっているのですが、まだ作品を読めていません。『十角館の殺人』を読みたいのですが。にもかかわらず、この本を見つけた時「読んでみたい!」と思いました。後輩作家たちと語る「ミステリの魅力と創作の秘密」って興味ある!

 この本の中で綾辻さんが対談されている作家さんは、詠坂 雄二さん、 宮内 悠介さん、 初野 晴さん、 一 肇さん、 葉真中 顕さん、前川 裕さん、白井 智之さん、織守 きょうやさん、道尾 秀介さん、辻村 深月さんの10人です。私が作品を読んだことがあるのは、道尾 秀介さんと辻村 深月さんのお二人だけで、他の作家さんの作品は読んだことがありませんでした。
 というのも私はミステリがどちらかというと苦手で、単なる怖がりなのですが、そんな私でもこの対談を読むと「読んでみたい!」と思うような、それぞれの作家さんの創作に向ける情熱とか、作品への思い入れがお話から感じられて、あれもこれも読みたい気持ちになるお話でした。

 第3弾の「最近読んだ本の話」書けました!最近このnoteを書きたくて本をせっせと読んでいるような感じになってきました。また次の分も書けるように今日も本を読みます。最後までお読みくださってありがとうございました。


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