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最近読んだ本の話 vol.9

 今週も「最近読んだ本の話」を書きます。第9弾になりました。何とか毎週続けられています。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。

1、藤原 和博『本を読む人だけが手にするもの』

「本を読みなさい」と言われるが、「どうして、本を読んだほうがいいのか?」という疑問に答えられる人は少ないのではないだろうか。「人生における読書の効能」「読書習慣のつけ方」について、スーパービジネスマンから教育改革実践家に転身を遂げた著者が解き明かす。巻末には、著者厳選の50冊を紹介。さらに、文庫版だけの特典、前田裕二氏の「本を読むことは生きること」は必読エッセイ。これを読んだら絶対にもっと本が読みたくなる、最強の読書論。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。                                                                        -Amazonより引用-

 『本を読む人だけが手にするもの』というタイトルが気になって手に取りました。「情報編集力」が大切で、「情報編集力」を自分のものとして身につけるには「予期せぬ出合い」が重要で、それを日常的に体験できるのは「遊び」だと書かれてありました。子どものころにどれだけ「ごっこ遊び」をやったかが「情報編集力」の基盤になる、と。私は子どものころ毎日遊びまくっていたので、なんだか自信が持てました。読書するだけで身につくことがいっぱいある!と思ったらどういう変化が起こるのか楽しみになって、もっと読もうという気持ちになりました。


2、木村 紅美『雪子さんの足音』

東京・高円寺の家賃5万円のアパート月光荘。「サロン」と名付けた居間を下宿人に開放して食事や小遣いまで世話を焼くひとり暮らしの大家・雪子さんと、大学3年生の薫と、同い年のOL小野田さん。微妙なバランスで3人の関係は続いていたが…。第158回芥川賞候補作!     -Amazonより引用-

 ほのぼのした感じの話かな?と思って読み始めましたが、少し違いました。自分が主人公の立場だったら…と考えたら、無理!って思いました。大家さんの雪子さんは食事の世話をしてくれたりします。雪子さんの部屋でごちそうになるだけではなく、自分の部屋に出前までしてくれます。お小遣いをくれたり、外にご飯を食べに連れて行ったりもしてくれるのですが、留守中に部屋に勝手に入ったりもするのです。恐ろしい!でも私の学生時代に、友人が大家さんに合鍵で部屋に入られたことがありました。


3、瀧羽 麻子『虹にすわる』

――職人気質の先輩と、芸術家肌の後輩。
性格も能力も正反対のアラサー男子が、“10年前の夢"を叶えることにした。――
椅子作りの才能があるのに、実家のじいちゃんと修理屋をしている徳井。
椅子への情熱を持て余し、大手工房を飛び出して、徳井のもとへやってきた魚住。違うタイプのふたりが、学生時代の約束にしたがって、小さな工房を始める。
不器用なふたりは、友情でも恋でも仕事でもギクシャク……。
それでも、お互いの能力を誰よりも認め、お互いの存在を誰よりも求めていた。
正反対のふたりだから、かなえられるものがある! 夢を失いかけたふたりが、つまづきながらも、同じ未来に向かって歩き始める。
                         -Amazonより引用-

 このお話の中のおじいちゃんが好きです。こんなおじいちゃんが身近にいてくれたらなあ!って思いました。工房に入って技術を身に付けた方がいいのか、自分たちの好きな物を作る方がいいのかの選択が、自分の学生のころの迷いにも通じて、他人事じゃない話のように感じました。ふたりの最後の決断はよかった!


 今週も書けました。もっとくわしく書きたい、と思うことも時々あって別のバージョンでも書くかもしれません。でも読む時間もほしいしどうしよう⁉というのが最近の悩みです。最後までお読みくださってありがとうございました。

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