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【障害者雇用①】「今、ここ」で出来ることを1つずつ「株式会社城山」~父から受け継いだ会社と想い~


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

今日から障害者雇用の新しいシリーズです。
保護フィルムの会社である株式会社城山
男女学歴障害を超越して働ける場を目指してできることから始めています。
新しい「居場所」の取り組みもしていきたいそうで、そんなお話もお聞きしました!
全4回のシリーズです

〜株式会社城山〜
Webサイト:https://cc-shiroyama.jp/


城山代表 加藤隆介さん


■父から受け継いだ会社と想い


〇株式会社城山


今回は、株式会社城山の2代目、加藤隆介さん(以下、隆介さん)にお話をお聴きしました。
城山さんは、1983年から続く、保護フィルムの会社です。

私たちは、金属板素材の加工・運搬・施工の各場面で発生し得る傷を防止すると共に、金属加工製品の歩留まり・生産性向上を目的とする「表面保護フィルム」の専門商社として、1983年創業以来、その道を歩んで参りました。

一見では単純に見えるこの表面保護フィルムですが、塩化ビニルやポリエチレンをはじめとしたプラスチック製のフィルム基材と粘着樹脂の多種多様な組み合わせで構成されており、様々な条件・場面・用途での「表面保護」が要求されます。お客様の「ものづくり」の物語の数だけ、「表面保護フィルム」にも物語があることが、この不思議な材料の魅力です。決して華やかではありませんが、お客様が追求される「ものづくり」に、私たちの果たすべき役割、担うことができる貢献を考え、具体的に行動できる企業で在りたいという想いが、創業からの原点です。

城山Webサイトより

城山では、社会貢献活動もしていきたい気持ちがあります。

CSR
私たちが、「今、ここ」で出来ることを、一つずつ。
CSR(企業の社会的責任)という言葉は、中小企業にとっては大上段な言葉に 感じてしまうところがありました。
それでも、企業規模の大小ではなく、同じ今の時代を生きる一員として、
自社で取り組める・取り組むべき課題に、小さくとも一歩ずつ「貢献」を重ね、実践し続ける企業を目指しております。
「今、ここ」で取り組める貢献を、次世代へのバトンに繋げていきます。

https://cc-shiroyama.jp/about/csr/

今回、障害者雇用のことでお話をお聴きしましたが、インクルーシブな居場所にも通じる新しい取り組みも始まっていく予定です。

このあたりも少しだけ触れていきますね!


〇男女学歴障害を超越して働ける場


私は2代目なのですが、大学を卒業して別の会社で働いていました。
そして、受け継ぐことになったときに、

男女・学歴・障害が超越して働ける場ということを、父は考えていたなと、漠然と思っていました。
と、隆介さんはいいます。

工場を作ったら多様な人を雇用できるかなと思ったんだよね。

本当に、さらっとした一言だったんですけど、
なんとなく、そうかと思って、中小企業を継いで、
会社の経営者になるっていうことは、
そういうことにもチャレンジできるんだ
みたいなことを会社に入った当時は思いました。

でも、父も自分も、気持ちはあるけれど、ノウハウがない。
障害者と一緒に働くこと、雇用することができるかもしれないな、
可能性として思っていました。


〇シニアの方や海外の方といっしょに働いて


そして、障害者雇用ではないのですが、
シニアの方々に働いてもらったり、
アルメニアからの留学生で来ていた子とも一緒に働いています。


すごく流暢な日本語を話す子で、
一緒に可能性を探れたらいいなと思ったんですけど、
やっぱり違いがあるっていうのが、
彼女はアジア人じゃなくてアルメニアの子なので、
見た目からもう違うっていうところがあって、
その「違うが前提で」そこから、
じゃあ一緒にどうやってできるかっていうところに立てると、
すごく可能性が広がると思いました。

やっぱり、違うが前提にないと、見えないところでも、
やっぱ同質化というか、同じであることが前提みたいなことが、
僕らのバックグラウンドで、そこはしみついているので、
そこを超えていくためには、
知ることによって、多様な人の可能性がつながっていく、
そういうことを改めて感じています。


〇寺子屋をやりたい【MACHIKOYAプロジェクト】


障害者雇用への思いや原体験のようなものは、
次回以降たっぷりお伝えますが、
城山さんは障害者雇用以外にも新しいことをはじめようとしています。

それが、私がもう1つ発信している誰もがいられる、
インクルーシブな居場所に通じる取り組み
MACHIKOYAプロジェクト」!!


子どもにとっての、何かやらなくちゃいけないっていうことじゃなくて、
なんとなくそこに行けば誰かに繋がれる場所がある。

そこが、出発点になって、そこから始まっていくことっていう、
自然発生的に集まって、余白があるような
そういう地域の人がつながる場を地域の中につくって、
地域が盛り上がるといいな
と今は考えています。


駅に隣接しているところで、
機能として、おにぎりスタンドがあったり、朝市があったり、
駄菓子屋さんと地域の人のMY本棚を置いて、ここの本棚にマイコレクションを置いてもらって、貸して借りるっていうところから、
つながりが生まれるようなことをイメージしています。

共通の趣味の人たちとかで、何かをやってみようよっていうようなサークルが生まれたりしてったら面白いかなと思っています。

子どもたちとも一緒に考えて作っていく場所でありたいなと思っているといいます。
この取り組みもいつかご紹介できるといいなと思っています!


■最後に


最後までありがとうございました。

障害者雇用のノウハウがない。
これは、結構いろんな企業さんが抱えている問題なのではないかと思います。
でも、シニアの雇用や、海外の方の雇用など、できることからはじめてみる。そういったところから広がりや可能性を見つけるというのもステキだなと思いました。

次回は、隆介さんの原体験からの想いをお伝えします!
次回も見てもらえると嬉しいです😊