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【障害者雇用③】特例子会社の新しい挑戦「ドコモ・プラスハーティ」~障害者雇用の新たな挑戦〜


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

ドコモグループの特例子会社「ドコモ・プラスハーティ」
前回は、携わることで見えてきたことについてお伝えしました。
今回は、新たな挑戦とはなんなのか、お話ししていきます!
大きい会社じゃないとできない面白い取り組みです。

▼以前の記事
活動内容について
携わることで見えてきたこと

〜ドコモ・プラスハーティ〜
Webサイト:http://www.docomo-plushearty.com/


ドコモ・プラスハーティ 岡本さん


■障害者雇用の新たな挑戦


〇知的障害だけではなくなって


グループ会社の中には、知的障害者はほとんどいなくて、
発達障害やグレーの方はいます。

そうなると、うまくやっていく方法みたいなものを、
我々のところでちゃんと蓄積して、
ナレッジとして整理したものを展開していくと、
会社として強くなると思うようになってきています。


だから今、フェーズが変わってきて、
今年から新しい取り組みを開始します。


現在は、90名ぐらい知的障害の人と一緒に働いていますが、
精神・発達の人がほとんどいないので、
精神・発達の人たちのセンターを立ち上げて、
ナレッジ蓄積や研修をして、グループ内に送り出そうと思っているんですよ。

という、特例子会社のみにとどまらない、
新たな取り組みを開始しようとしているそうです。


〇特例子会社からグループ内への就職にチャレンジ


グループ内での直接雇用をしようということを目的に、
新しい事業所を立ち上げるという、特例子会社だけではなく、
グループ全体を考えた、新しい障害者雇用の形ですね。
と、興味津々にお話を聞いてみると


モデルとしているのは、政府のチャレンジ効用や、
一部の外資系のがやっている、
研修をして、2~3年の期間限定で育てて、
世に送り出すっていうのをやっているのですが、
ずっと雇用しなければいいんだと思って。。。


要は、現在特例子会社でやっている、雇用モデルって、
ずっとうちで働いてね。というモデルなんですよ。

グループ内に転籍をかけるとかを考えていなくて、
もちろん当事者が物足りなくなって、
他の仕事にチャレンジするっていう卒業は歓迎なんだけど、
ある程度、我々のところで能力開発とか、
いろんなチャレンジをしてもらいたい
なと思っています。


〇特例子会社を作って障害者雇用の課題解決?


特例子会社を作ることで、グループの障害者雇用っていうのは、
課題解決みたいなイメージになっている部分ってあったと思う
んです。
と、岡本さんはいいます。


障害者雇用率があがっていく中、グループ全体で、
足し算引き算して足りない部分は特例子会社でお願いね。
そんな感じできましたが、
これ繰り返していくんですか?それが障害者雇用のゴールなんですか?
と思っていて。


そこで、研修型雇用みたいな形で育てて送り出すから、
その人たちをグループ内で採用して、
その代わり無期限で、定着支援もするし、
自己肯定感の土台のところにあたるケアもできる部門を作ります


そして、受け入れ先に対するアプローチとして、
ダイバーシティマネージャー作りたい。
ダイバーシティ関係の基礎スキルみたいなのを身につけてもらうためのアプローチも、その部門でしますので、やってみませんか?
と提案して、この話が進みだしました。

ゆくゆくは専門スキルを持って、例えばデータ解析の業務とか、
アナリストを彼らの仕事としてやってみたりしたいです。

まずはちょっと汎用的な、
一般スキルで対応できる仕事に従事できる人を増やしていこうかっていうところから始めようとしています。


〇障害者雇用の3ステップ


今ようやく、第2ステップに来たぞと感じています。

障害者雇用の段階としては、3ステップぐらいあって、
最初が義務的な雇用率をどうしようかみたいなところだけど、
ここを丁寧にやっていくと、雇用率より定着とかの方大事じゃないのみたいな、
そこか、セカンドステップ行くんだけど、
さらに突き詰めていくと、いやいや、
多様人材の活躍の部分にすぎないよね。っていうことに気がつきます。


最終的に経営に資するところまで持っていかないと、
戦略の中の一部としての対応になって、人材の活躍ってところまでは持っていけない。

そのためにはどういう工夫すればいいの?
そう考え始めるのが多分第3段階なんです。

今は2~3への移行期にあると思っていまして、
我々は2から、定着することが大事ということからスタートしようねっていうのは言っていました。

そのためにも、やっぱり我々自身がいい会社を作って、
この取り組みがなくてはならないっていうふうに持ってかないといけない
よ。
そういうことを中期的な目標として見ていこうとしてやってきたら、
今チャンスが巡ってきたので、これを突破口にして
新たなチャレンジをしていきます。


■最後に


最後までありがとうございました。

特例子会社を作っているような、誰もが知っているような大きな会社さんが、障害者雇用の面でも新しいチャレンジを見せてくれるのはとても素敵ですね。

次回は、定着に必要なことについてお伝えします!
次回も見てもらえると嬉しいです😊


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