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【障害者雇用①】特例子会社の新しい挑戦「ドコモ・プラスハーティ」~活動内容〜


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

今回から、障害者雇用のシリーズです。
ドコモグループの特例子会社「ドコモ・プラスハーティ」
新しい取り組みにも挑戦しようとしていますよ!
全5回のシリーズです

〜ドコモ・プラスハーティ〜
Webサイト:http://www.docomo-plushearty.com/



■活動内容


〇ドコモ・プラスハーティ


ドコモ・プラスハーティは、ドコモグループの特例子会社です。
現在は、清掃業務を中心に行っています。
この清掃業務も、感染防止を目的としたもので、
清潔を保つ清掃と、衛生管理の観点からも行っています。
感染防止ということで、病院などのレベルの清掃を行っているといいます。

清掃といっても、得意や苦手があるので、アセスメントを行い、
得意なことからやっていくこと、そしてチームで動くこと、
誰でも同じようにできる道具を使っていること、
色んな観点から行っていることがわかります。

今回は、ドコモ・プラスハーティの岡本さんにお話を聴いてきました。


〇行動指針


ドコモ・プラスハーティの行動指針が素敵なので、ご紹介します。

私たちは、1人ひとりの違いを 互いに尊重し 認め合い
「あせらない」
「あきらめない」
「あなどらない」
を基本姿勢としているそうです。

「あなどらない」これがとても重要なんですよ。
と岡本さんはいいます。

障害者だから、この作業は難しいかなと、
勝手に決めつけて「あなどってしまう」ことって無意識にあることなので、行動指針として示しているとお話くださいました。


〇コーポレートスローガン

「 いつか あたりまえになることを。」
~ドコモ・プラスハーティは人間らしさを大切にしたいと考えています~
主役はそこで働く社員です。社員を支え見守る家族や様々な形で支援、
協力してくださる方々、みんな重要な登場人物です。
主役である社員が安心、安全な環境で働くことで、ご家族や支援してくださる方々も安心できる。
さらには、私たちの活動を支えてくださる方々もやりがいを感じて、関わってくださる。
そんな会社をめざしています。働くことをつうじて社員は社会とつながり、居場所を見つけ、成長、自立してゆきます。
違いやでこぼこを認め合い、助けあいながら生きてゆく
そんな姿が、あたりまえになる未来を信じて

http://www.docomo-plushearty.com/about/policy.html



〇清掃に決めたきっかけ


なぜ清掃業務に着手したかというと、
色んな施設について調べていたところ、ご縁もあり、
紹介してもらった清掃が、消毒清掃なんです。
ベースが病院の手術室の清掃ができる技術と薬剤と手順を持っていて
基本的なやり方っていうのは世界標準のやり方なんです。

だからアメリカで認証を得ていることを、オフィスに落としこんで、
こういうやり方すればいいよ。
そう教えてもらいました。

特に知的障害者と健常者が一緒に行う清掃としてシステム化していたので、話を聞いて、できそうだと思い始めます。

清掃ってポピュラーなんですよね。知的障害者の仕事としては。
だけど、ここまで科学的にやっているところって見たことないなと思って、
汚れの可視化のツールで数値化できるっていうことを聞いた時に、
いけるなと思いました。

この可視化ツールは、拭き掃除した後に、
その場にどれぐらい有機物が残ってるかっていうのをテストするもので、
既存の業者さんと入れ替えするときに、
障害者に掃除を任せると伝えると、担当者は多分躊躇するに違いないと思っていたので、
「どれぐらい落ちているかっていう可視化もできますよ」
「世界標準のやり方でオフィスの仕事をさせてもらうね」
と言えると考えました。

〇見学にいってきました


池袋のセンターに見学に伺いました。
7 時半から清掃始まるそうです。

みなさんが出社する前に、清掃をはじめて、
その後の時間帯は総合休憩室とか、
なるべく人が少ない時間帯に清掃しているそうです。

例えば、水回りってものすごく工程が複雑です。と、岡本さん。
汚れが交差しないように、汚いところを掃除したもので、
綺麗なところ拭いたりすると汚染が交差してしまう。
これって逆にやらない方がいい。

そういった手順をしっかりやるためには、
人で分けて、この工程はあなた、この工程はあなた、
ってやった方が確かな仕事できる
んです。
チームでやったら導線がかぶらなければ大丈夫なんです。

だから、僕らもやっぱりチームでやろうと思って。

結局、一人ひとり苦手な動作あったりしても、
チームで 1 個の仕事をすればいい。
そのために作業分担細かく作って、工程をちゃんと分析する。
どれだったりできるかなー?って当てはめていって、
いろんな人が仕事ができる動きさえすれば、何らかの仕事はあるはず。
たとえ片手だけだとしても。

結局、いかに思い込みで知的障害者にはできない。
みたいな、人それぞれのイメージを持ってるから、
それ以上させないとか。
人間の可能性っていうのに蓋してるのは、むしろ我々なんですよ。


■最後に


最後までありがとうございました。

現在、ドコモ・プラスハーティでは、
障がいのある方の雇用・職種拡大をめざした「キャリアプラスプログラム」を開始します。https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2024/05/14_01.html
このお話しも詳しくしていきますね!

次回は、岡本さんが特例子会社に携わるようになったきっかけのお話しです
次回も見てもらえると嬉しいです😊