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【障碍者雇用③】障碍者雇用の新しい仕組みを作っているワーク・トモニス~現状とこれから~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
障碍者雇用の仕組みを作っている、ワーク・トモニスさん、
前回は活動を始めるまでのことをお伝えしました。
今回は、ワーク・トモニスの現状とこれからについてお伝えします。
▼以前の記事
①活動紹介
②活動をはじめるまで
〜ワーク・トモニス〜
Webサイト:https://work-tomonis.com/
![](https://assets.st-note.com/img/1698733561013-ECCXp7v9kw.png)
■現状とこれから
【ワーク・トモニスの現状】
ワーク・トモニスは、障碍者雇用の通算とは別で、
枠外としてA型の事業所と障碍者雇用のコンサルの会社などとチームになっています。
この枠外が大事と後藤先生はいいます。
僕は単なるLLPっていう箱があって、
障碍者雇用が共通カウントされるということだけでなく、
基本的には全部直雇用として、障碍者雇用を進めていく形にしています。
なので、直雇用を目指さない会社は、組合には入ってもらわないです。
今までやってきたこととしては、
施設外就労として、仕事を切り出しして、枠外であるA型事業所が受けます。
その仕事を受けた後に
一般就労で仕事と一緒に、人の雇用もセットで戻していきます。
こういったサイクルです。
![](https://assets.st-note.com/img/1698733569320-tz2mZszZgg.png?width=800)
【企業と人のマッチング】
ワーク・トモニスの事例としては、
愛知県の製造業の会社が、コロナ禍で、
外国の方の雇用ができなくなり、人で不足困っていたことも重なり、
障碍者雇用を進めていくタイミングもあったので、
枠外でチームを組んでいる、A型事業所での施設外就労をしました。
そこで、チームを組んで、企業に仕事をしに行きました。
実際、企業の一角で仕事をしていると、
インターンシップのような体験になります。
そうすると、顔が見えるし、場の様子がわかる。
そうすると、
ここで働きたいっていう人が出てきます。
そして、企業側も、この人に働いてほしい。
という思いが強くなり、企業側で直雇用になった。
そういった事例もあります。
これからもどんどん生み出していく予定です。
【ワーク・トモニスでの就労】
現在、福祉の就労をしている人の中には、
仕事は出来るし、一般就労をしたい。
でも不安もあり、安心できる場で働きたいという想いがあり、
福祉的な就労を継続している人も多いと思います。
テレワークだったら仕事できるのに、
この場所だったら仕事ができるのに、
そういった制限の中で仕事を探している人も多いと思います。
ワーク・トモニスでは、
ワーク・トモニスで直接雇用をして、
今の環境で仕事をすることが可能なようにしていきたい。
ワーク・トモニスで一般就労をするが、
環境は今の環境や、テレワークで出来る仕事など、
働き方の選択肢を増やしていき、
働きづらさを抱えている人が、働けるようにしていきたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1698733598960-8lFdPHRbR0.png)
【今考えていること】
今、ちょうど考えて動いていることがあるといいます。
具体的には、お話は出来ない前提で教えてくださいました。
例えば、実際にコールセンターのように、
とても人手不足なところがあります。
そういった課題を解決するために、
いろんな福祉就労事業所を、集合体にして、
仕事を受けられたらいいのではないかという、話をしています。
その中で、ワーク・トモニスで直接雇用することもでき、
今の環境で働くことができる。
それを、色んな福祉的就労の事業所が集まって、
チームとして仕事を受けられると、
働く人としては、選択肢が広がり、
仕事としては、チームで受けているので、補いあうことができる。
そして、仕事の幅が広がれば、
この先もっと選択肢を広げていけると考えています。
また、組合は利益を分配する必要があります。
組合で、資産を積み上げることはできないので、
一緒に動いていく中で生じたプラスは還元する必要がある。
その利益の中から、チームに還元していき、
循環できるようにしていくことが理想です。
就労継続支援など、理想に共感しあえる。
同じような悩みもある。
そんな事業所が手を取り合って、
チームとして、同じ方向を向いていけると、
仕事の幅だけでない、相互作用がありそうです。
まさに、チームで仕事をするって、補い合うこともそうですし、
強みをいかしあえることもそうですが、
自分だけでは難しい課題に対して、
新たな可能性を見出せることや、発展し続けられることも大きいなと感じます。
![](https://assets.st-note.com/img/1698733608944-2Rch8FuVbD.png)
■最後に
最後までありがとうございました。
一般就労を目指している方が、なぜ福祉的就労をしているのか、
といった理解から、
福祉的就労のような、安心がある中で一般就労が出来ないのかというところを考え、チームだったら実践できるんじゃないかと考え、新しいモデルを作ろうとしているのがスゴイです。
サイボウズにいると、チームやチームワークについて考える機会が多いです。
社外の色んな人や、ところとつながってチーム作りをすることで、働きづらさを抱えている人の選択肢を増やす、チームにもこれからも注目していきたいです。
次回は企業の課題ってこういうことも多いよね。
というお話とLLPの取り組みについてお伝えします!
次回も見てもらえると嬉しいです😊