見出し画像

【障害者雇用④】特例子会社の新しい挑戦「ドコモ・プラスハーティ」~ダイバーシティの思いを拡散する~


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

ドコモグループの特例子会社「ドコモ・プラスハーティ」
前回は、新たな挑戦についてお伝えしてきました。
今回は、社内でダイバーシティの思いを拡散していくにはどうしていくのが良いのかというお話しです!

▼以前の記事
活動内容について
携わることで見えてきたこと
新たな挑戦

〜ドコモ・プラスハーティ〜
Webサイト:http://www.docomo-plushearty.com/


岡本さん


■ダイバーシティの思いを拡散する


〇ダイバーシティマネージャー構想


岡本さんは、もともと
ダイバーシティマネージャー構想」っていうのを持っていたといいます。


心理的安全性の確保された職場であれば、
障害者に限らずみんなにとって働きやすい職場になるよね。


と考えていて、それについては、
みんな知っているよっていう状態になってきたんだけど、
じゃあどうしたら作れるの?
っていうプログラムがないと難しいよね。
そう思ったときに、うちで作ればいいじゃん。と単純に考えて、、、。


カウンセリングスキルと、コーチングスキルみたいなのは
土台になるはずだから、それを取り入れていきたいと思っています。


コンサルティングとか、カウンセリングって、
脳の使い方が全く違うんです。


管理者の脳の使い方って、状況を収集して判断するっていうことを、
常に考えているんですよ。ジャッジし続けるんです。
だけど、カウンセリングでジャッジしたらおしまいです。


どっちかっていうと、大事にしなきゃいけないのは、
相手がそれによって何感じてるのかっていうのを受け止めるってことなんですよ。
それって、存在を肯定するのと同じです。

それに対してジャッジしないんですよ。
いいとか悪いとか言わない。
お前それ間違ってるよって、上司なら言うかもしれないところを、
ジャッジしない。

関係性を築いた上で、影響力は後で行使するっていう順番になっています。

だけど上司って、もともと①人事権②評価を持っているという、
安心感があるので、言いたい放題だし自分の言いたいことしか言わないことも多いと思っています。
そして、自分が聞きたい順番で話せってするんです。
よくいうのは、結論から言えとか。


これは、カウンセリングの技法には全くない反するやり方なのですが、
周りの人たちとのラポール(心理学での相互の信頼関係)の形成の仕方などが変わってきますよ。
っていうのを、
ちゃんと使えるようにしていくようにしていきたいと思っています。

そういったプログラムをきちんと作って、社内で利用していくことを目指しています。

もともと、ダイバーシティマネージャーについては、
柿生にある自然堂の方に、10年以上前に教えてもらったことなんです。
ずっと、そうだよなって思っていたんですけど、
どうすればグループに拡げられるかと思って、
ずっと検討を進めていたのがようやく、今回のプログラムで実現するところまで来ました。


〇プログラムの拡散


ダイバーシティマネージャー構想も、
内部で受け入れをすることが決まったので、
広がっていくことが出来るのではないかと考えています。
自分の部署で受け入れることが決まったら、自分事になっていくので。


だから、今はチャンスだと思っていて、なんにもないところで、
いいことだからダイバーシティを推進しようよ。
そう言ってもみんなやりたがらないと思うので。
準備しとかないとまずいという状況になると、
プログラムを受けざるを得なくなる
と思っています。


「自分を知る」っていうことの大切さを感じていて、
自分を知って、初めて他者の理解ができる。
そういうところにつながったりするので、プログラム化して、
オフィス向けに提供して、使えるようにしていきたいです。

やがてそのプログラムを受けたダイバーシティマネージャーたちが、
2~3年で人事異動していく、他の人が人事異動で部署に来る、
その部署に来た人やダイバーシティマネージャーが異動した部署では、同じプログラムが使われて、導入していく。

そうすると、その後も異動で人が行くところに、
そのプログラムを勉強した人が拡散していくことになります。

年ごとにそのスキルを持った人たちが、グループ内にどんどん増えていく。

とても素敵なお話でした。
タンポポの綿毛のように、ふわふわと自然に文化が広がる、
数年後のドコモグループがどうなっていくのか楽しみです。


〇次のキャリアがあるとすれば


岡本さんに、これから先のキャリアについても聞いてみました。

中小企業の人たちが、これからダイバーシティやりたいとか、
障害者雇用をやりたいとかっていうところの、お手伝いはしたいなと思います。

本気でやりたいと思っている人たちと一緒に、
しかも戦略的にやりたいんだというところで
だけど、どうやったらいいかわかんないっていう人たちと仕事がしたいですね。

大きいところだと、2~3年で異動もあり、人が変わってしまうけれど、
中小企業ってその辺長いので、
自分事としてとらえているところが、大きいのではないかと思っていて、
そういうところで一緒に仕事できたら楽しいのかな。今はそう思ってます。


■最後に


最後までありがとうございました!

障害者雇用をしている企業でも、一部の人にしか思いが伝わらなかったり、
自分とは関係ないとなってしまうケースも多いと思います。
ダイバーシティマネージャー構想で、自分ごと化を促すこと、文化を作っていくことを考えているのは、また学びになりました。

次回、ドコモ・プラスハーティさんの最終回です。
様々な学習システムを導入していて、それがとても面白いので、次回紹介しますね。
次回も見てもらえると嬉しいです😊