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【障碍者雇用】① 楽しく、“100人100通り”を実践!暮らしランプさま~活動紹介&特徴編~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

障碍者雇用の取り組み第5弾です!
京都の「暮らしランプ」さんにいってきました。
これから、4回+1回のおまけ編の、
全部で5回のシリーズで毎週公開して行きます。

今回は、活動紹介&特徴をお伝えします。

訪問して、私も、とても楽しい時間を過ごしたのですが、利用者さん、スタッフさん、関わる人すべてが楽しそうだったのが印象的でした。

〜暮らしランプ〜
Webサイト:https://kurashi-lamp.or.jp/
インスタ:https://www.instagram.com/kurashilamp/
Facebook:https://www.facebook.com/kurashilamp/


■活動内容


「暮らしのほんの少し先を、ほんの少し明るく灯す」

そんなコンセプトの中で、本当に多くのことをされています。

コンセプトがわかりやすく、想いが伝わる、そして素敵なイラストもある。
とてもおススメなサイトなので、活動内容はぜひWebサイトをご覧ください。

そして、生活の中での大切な視点も書かれています。


「暮らしの少し先が明るいとホッとする」


この言葉はサイト上にあります。
本当に、少し先に希望があるってとても大事だなと日々思っています。


Webサイトから、暮らしランプの目的を、引用させていただきます。

私たち暮らしランプは、障がいのあるなしを問わず
スタッフのみんなが自分たちが暮らす町の中に
ほんの少し明るい、ほっとする出来事を
ひとつひとつていねいに生み出し、重ねていくことを
目的として設立された団体です

暮らしランプHPより



【活動まとめ】

いつもはここで、各活動についての詳細を紹介しているのですが、
簡単な紹介と、一部の画像を抜粋してご紹介しますね。

と、いうのも、
暮らしランプのWebサイトは、それぞれの活動のつながりがわかる、言葉がつまっているので、
書き出すと、すべてを載せないとならなくなると感じて、断念しました。

暮らしランプの活動は、生活の中で必要なことがつまっています
食べる事、仕事をすること、地域で暮らすこと、ホッとする時間。
それらが循環しているのが、暮らしランプのWebサイトに表現されています。

【少しだけ見せるよWebサイト】



【活動のまとめ】

  • factory knot:就労継続支援B型事業(こきゅう)、放課後デイサービス(あくあ)、生活介護事業所(アトリエウー)があります。
    障害の有無に限らず、芸術活動を支援しています。  
    様々なアーティストとの交流があり、世界を広げていけます。

  • なかの邸:国登録有形文化財の中野家住宅で、地域の人の「家」のような存在です。
    地域に開かれた、就労継続支援B型事業として運営しています。

  • colle:地域に暮らしの場を創出していくことを目的に、協働生活援助事業が始まり、グループホーム(リライト、suion)、サテライトホーム(リベルテ、ミュゲ、suion2nd、suion3nd)があります。
    地域と緩やかにつながって行く場を育てています。


このnoteでは、障碍者雇用の取り組みの紹介をしているので、そのあたりを中心にご紹介しながら、すべての取り組みが、暮らしにかかわっていることを感じていただけたらなと思います。


■暮らしランプのステキなところ


暮らしランプさんに、訪問・見学をし、代表の森口さんやスタッフのみなさまに、
いろいろとお話を聴き、
特徴的でステキだなと思うことがたくさんあったので、ご紹介します!


【100人100通り】


生活介護事業所~atelier uuu (アトリエウー)~にお邪魔した時、
利用者さんが笑顔でお出迎えしてくれました。

「彼は、ご家庭の事情で、みんなよりも1時間早く来ているので、
タオルを畳んだり、準備のお手伝いもしてくれています。」

暮らしランプは、その人、個人と向き合っていて
1時間早く来る調整をして、受け入れています。

こんな、100人100通りのお話がたくさんありました。
次回またお話しますね!



【子どもの放課後はたのしく】


放課後等デイサービスでは、アートを中心に療育をしています。

「アート活動というものは、素晴らしい作品を生み出すためにもなるけれど、大事なことは、人生を送っていく中で趣味があるということ。
趣味があることで、友達ができる可能性がとても高くなる。アートを身につけられることで、 友達ができる可能性があると思い、活動しています。」

と、教えてもらいました。そして、続けて、

楽しくないっていうのは絶対ダメだと思ってます

子どもの放課後に関わるのに、嫌な大人が待ってることは、とても最悪。
行きたくない場所で遊んでと言われても、苦痛な時間になるだけ。

とお話くださいました。


【余白は大事】


スタッフの方は、1人が3人くらい見てる感じで、そういう意味では負担が少ないと感じるといいます。

まだ余白がある状態です。

余白って大事ですよね。暮らしランプが余白を大事にしているのは、

何かを改善していくとき、余白がないとできない。
改善するのもめちゃめちゃ力が要るし、 余白がないとどうしてもやらない。
となってしまう。
なので、余白をつくり、改善や考えることができる状態にしている。


ずっと改善を続けるところに、福祉の本質がある

とお話くださいました



【効率よりも本質的】


ある時、暮らしランプのカフェに、エスプレッソマシーンが導入されることになりました。


ボタン1つで、マシーンがやってくれるようなものもある中、
暮らしランプが選んだのは、本格的なもの

最初は焙煎して、焦げるところからのスタートとなります。

そこから焙煎を覚えると、焙煎にやりがいを感じ、
「焙煎士」を名乗りだす人が出て来てきたといいます。

いろんな焙煎ができるようになり、思った通りに焼けるようになると、
「これが自分の仕事です」と伝えるようになる

そして、「焙煎で独立」の道もでてきます。
※実際に独立した利用者の方もいます!

そういう風に、就労の訓練をするなかで、
新たな興味の範囲を広げる、やりたい、を自然と見つけていけるように、
新たな機会を創出していることを感じました。


【地域で一緒によくなっていきたい】


地域に開かれた福祉を意識して、活動している、暮らしランプ。

地域に喜びや、癒しを感じてもらえる活動ができたら、
それはお金にはならないかもしれないけれど、他の人にはできない活動だと思う。と森口さんはいいます。

そして、

社会性があるということは、健康と繋がります。
機能訓練よりも、社会参加が多い人たちのほうが、身体機能が減退する可能性が低い
といわれています。

そのため、地域の人に受け入れてもらうための説明は、時間をかけてやっています。
地域説明会をやると、最初の回では罵られることもあります。
それでも、時間をかけ、ゆっくり理解をしてもらう。
そして、地域の人と挨拶したり、ゴミ出しなど、社会生活をおくる。
そういう関係性を、地域につくっていて、地域の一部になっています


地域にアプローチし、地域に土台をつくり
その上で、地域の人に、アートや、食事、コーヒーを提供。

地域の人にも、健康と、癒しを感じてもらう活動で、それらが循環していることを感じました。



【行くと楽しくいられる場所】


福祉施設って、明日行くの嫌だなって思うことも多いかと思います。

でも、
行ってみたら、おもろいことが多い、話す人がいる、気にかけてくれる人がいる。
だから楽しい時間が過ごせる


福祉施設って本当はそういうもので、是正したりジャッジや判断するものじゃなく、
彼らが進みたいと言っていることを、支えるところ



だからこそ、明日も行きますよ っていうのが、就労支援事務所の役割だと思っている。

この言葉通り、みなさん本当に楽しそうだなーと実感しました。
楽しそうに接してくれると、こちらも嬉しい気分になりますよね。

地域の方がコーヒーを飲みに来た時、食事に来た時にも、
利用者さんのこうした接客や、ホスピタリティが、地域の人の癒しになることを実感しました。


■最後に

最後までありがとうございました。

暮らしランプのみなさんとお話していて、あ、これってサイボウズと一緒だ。
と感じることが、本当にとっても多かったです。
⑤はおまけ編として、サイボウズとの共通点をまとめてみました。

次回は、就労を継続するためにしていること、100人100通りってどんなことをしているのかなど、詳しくお伝えします。

次回も見てもらえると嬉しいです😊



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