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「万年筆」記事まとめ

私が文具にハマるきっかけの1つに「万年筆」がある。

手帳と文具のオフ会で、大量の万年筆を試筆させていただき、その書き心地に感動。私は、ボールペンがかすれる左利き。だが、自分に合った万年筆を選べば、インクがかすれることなく書き続けられたのである。

そんな訳で、定期的に書いている万年筆記事についてまとめてみた。一度ハマると長く付き合える人生の相棒、万年筆の世界を覗いていってみてほしい。


愛用の万年筆あれこれ

愛用中の万年筆について、レビューとエピソードを綴った。まだ記事になっていない万年筆もあるので、そのうち書いておきたい。

1本目:カスタム742 WA(ウェーバリー)|PILOT

「手持ちの万年筆の中から、1本だけしか使えない」としたら、PILOT「カスタム742 WA(ウェーバリー)」を選ぶだろう。

カスタム742 WA(ウェーバリー)のペン先の特徴は、「どの角度でも」書けること。私は左利きのため、「押し書き」にも対応できる、この万年筆が一番使いやすいのである。

2本目:キャップレス デシモ|PILOT

子育て中、万年筆から離れずに済んだのは、PILOT「キャップレス デシモ」のおかげだ。

こちらの万年筆は、ボールペンのようにノックしてペン先が出てくることが特徴である。万年筆のキャップをねじるのもおっくうだった赤ちゃんの育児。気軽に使える「キャップレス」は書く楽しさを支え続けてくれた。

3本目:万年筆 + ボトルインク セット|PLACE OF PATHOS(セーラー万年筆 プロフィットJr.万年筆)

私は、シンガーソングライター中田裕二さんのファンである。中田裕二さんのプライベートブランド『PLACE OF PATHOS』から「万年筆 + ボトルインク セット」が発売されたので、購入してレビューしてみた。

ベースはセーラー万年筆「プロフィットJr.万年筆」である。

4本目:ミニ檸檬|雑誌『サライ』付録(パパジーノ)

雑誌の付録万年筆は定期的に発売されるので、集めるとキリがないと手を出さずにいた。でも、雑誌『サライ』の付録「ミニ檸檬」はその小さいサイズ感と鮮やかなレモンイエローに惹かれてしまったのだ。

実際に使ってみると、付録の万年筆とは思えない滑らかな書き心地である。

5本目:アデリアレトロ 花まわし プレピー万年筆|TSUTAYA(プラチナ万年筆 プレピー)

TSUTAYAアデリアレトロがコラボした「アデリアレトロ プレピー万年筆」。レトロなグラスの模様をそのまま万年筆に仕立てた見た目は、懐かしくも新しい。手頃な値段も相まって、思わず購入してしまった。

ベースはプラチナ万年筆プレピー万年筆。万年筆インク、「花まわしのノスタルジックレッド 万年筆インク」も一緒にレビューしている。

こちらの記事は、noteの「今日の注目記事」に選ばれた。

6本目:PuChiCo(プチコ)万年筆|ワンチャー万年筆

文具女子博大阪で先行販売で話題になった、WANCHER(ワンチャー)万年筆「PuChiCo(プチコ)万年筆」。最大の特徴は写真からもわかるように、手のひらに収まるサイズ感だろう。

インク吸入方法は、直接インクを本体軸に入れる「アイドロッパー式」。現在発売されている万年筆のなかでも珍しい吸入方法のため、使い方も含めてレビューしてみた。

7本目:TUZU アジャスト 万年筆|セーラー万年筆

じぶんに合った書きやすさが見つかるとうたった、セーラー万年筆の「TUZU アジャスト 万年筆」。

本来、万年筆はペン先を正しい向きにしないとインクが出づらい。しかし、「TUZU アジャスト 万年筆」の「ペン先回転機能」のおかげで、左利きの方や、変わった筆記角度の方も万年筆を使えるようになるだろう。

万年筆インクあれこれ

万年筆にハマったら、万年筆インクにもハマってしまうもの。ここでは万年筆に入れても問題ない「ラメなし」のインクを紹介している。

※近年のつけペンブームで「ラメ入り」筆記用インクが販売されているが、万年筆に入れて使うとペン先が詰まってしまう可能性がある。

国産万年筆メーカーから3本

まずは手に入りやすい国産万年筆メーカーから、3本紹介したい。

  1. PILOT(パイロット)iroshizuku<色彩雫>「月夜」

  2. プラチナ万年筆クラシックインク「カシスブラック」

  3. セーラー万年筆ゆらめくインク「寒暁(KANGYOU)」

瓶から覗く色は単色だが、紙の上にのせると様々な色が表れる。万年筆インクの奥深さには驚かされるばかりだ。

京の音 秘色|TAG STATIONERY

文具女子博 学園祭 in 仙台2023にて購入した、TAG STATIONERYの筆記用インク「京の音 秘色」

私が購入した「秘色(ひそく)」は青磁器の色のような淡い緑色を指すそう。上品だけど親しみを感じさせる“和”の色を表現したインクだ。

自分の思考を万年筆と一緒に走らせて

私が万年筆を好きな理由は、考える速度に合わせて滑らかに書けることだ。利き手が左利きなこともあり、ボールペンなどが紙に引っかかってしまうことが多々ある。そんなとき、思考も一緒に止まってしまう。

万年筆は、紙の上を滑るようにペン先を走らせることができる。タイピングとは違う、「自分の考えに同調した速さ」だ。私はこれからも考えることがあるたび、万年筆と伴走していくのだろう。

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