伊賀上野で3月10日まで公開中の芭蕉真筆について
三重県伊賀市・芭蕉翁記念館で開催中の「俳句が先か、絵が先か」展では現在、
芭蕉筆許六画「茸狩や」発句画賛
が公開されています。芭蕉の弟子・許六(きょりく・絵においては芭蕉の師匠でした)が小枝に刺された二つの茸(松茸?)の絵を描き、そこに芭蕉が句を記しています。今回はこの句をご紹介します。
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〈茸狩やあぶなきことにゆふしぐれ〉たけがりやあぶなきことにゆうしぐれ
(きのこ狩りをしたが、帰ったら夕しぐれが降ってきた。あぶないところだった)
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楽しい気分が伝わってくるような師弟合作です。3月10日で公開終了となりますが、よろしければお出かけください。
(句の表記は、現在公開中の展示作品によっています)