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「5回のなぜ」でトラブル原因を因数分解。なぜなぜ分析

本日はなぜなぜ分析について書いていきます。

本日はビジネスについてのフレームワークとして書いていきますが日常生活でも応用出来ますよ。

なぜなぜ分析とは
1つの問題に対して「なぜ?」とその問題を引き起こした要因を提示し、さらに「なぜ?」とその要因を引き起こした要因を提示していきます。
何回かそれを繰り返すと、問題の根本的原因が分かり、対策を立てることができるフレームワークの一つです。

なぜなぜ分析を行うときのコツと注意点がありますので紹介します。


・問題を抽出して明確にする

なぜなぜ分析を行う前に何のために分析をするのかを明確にし、分析する問題を正確に抽出することが必要です。
問題が曖昧だと、出てくる答えも曖昧になってしまいます。
具体的な事象や数字を取り入れて課題を表現しましょう。


・問題を組織として捉える

なぜなぜ分析を行うときは、個人ではなく組織として仕組みやシステムの問題を改善する意識を持つことが大切です。
ヒューマンエラーはシステムエラーからなるモノと捉える事を勧めます。

問題を個人で捉えると、分析が気持ちや推論にフォーカスしやすくなってしまいます。気持ちを答えにしてしまうと、根本的な解決策は得ることができません。
やる気が乗らなかったからとか、しんどかったからとかですね。


・分析は現象の連鎖でつなげる

問題が起こっている現象を1つ1つ連鎖でつなげることが大切です。
話が飛躍しているかどうかは、逆さにして「だから」で繋いで読んでみて確認しましょう。
逆さに読んでも話がつながれば、そのなぜなぜ分析は論理的に正しい証拠です。


・「なぜ?」はコントロールできる範囲までで終える

よく「なぜ?は5回繰り返せ」と言われますが、「5回」に特別な意味はありません。
問題が発生しなくなる真の原因を突き止めることができれば、「なぜ?」の回数は何回でも構いません。

では、どうして5回と言われているのでしょうか。もし「なぜ?」を2・3回で止めてしまったら、根本的な原因が解決されずに同じトラブルがまた数ヶ月後には起きてしまうことが多いのです。
一方「なぜ?」の回数が多すぎても、自分自身でコントロールができないところまで問題の範囲が広がってしまいます。

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