趣味で文章を書いてた人がWEBライターとして稼げるようになった話
「テストライティング合格です」
ブログが趣味なただの普通の主婦が、WEBライターになった瞬間でした。ライターデビューは、びっくりするほど簡単だったのを覚えています。
今から5年半くらい前のことです。
文章を書くのが好きなだけの私でも、ライターデビューができた。「0→1達成」が本当にうれしくて「WEBライターになろう」と心を決めた瞬間でした。
私がライターになろうと思ったきっかけ
「……保育園落ちたけど、まぁ育休1年延長できるしいいや」
最初は軽く考えていました。ショックというよりは、子どもと一緒に過ごせる嬉しさのほうが勝っていました。しかし、想定外だったのが「1歳児クラスの募集がほぼない」ことです。
え? 保育園入れない? 仕事復帰どうするの?
焦りから娘を認可外保育園に入れることを決意。しかし、学費は月7万円。入園までに行動しなければ、払える金額ではありません。
育児の合間にGoogleで「在宅ワーク」で検索し、見つけたのがWEBライターでした。私の唯一の趣味は「文章を書く」ことです。「これならできる!」スキルがない現実が動いたと思いパソコンの前でガッツポーズ。
ライター最初の仕事は20記事2000円。とてもじゃないけど「仕事」とは言えない金額ですよね。もちろん、クラウドワークスには文字単価1円や2円の仕事がたくさんありました。でも「初心者歓迎って書いてないし、私プロじゃないし……」自己肯定感が低すぎて行動できない自分にもどかしさを感じていました。
とはいえ、このまま稼げなくても学費は待ってくれないです。「入園まで1年しかないのに」少しでも結果を出したいと、たどりついたのがブログでした。
ライター+ブログの二足の草鞋を決意
「ブロガーになるのもありかも?」
初めてのブログが、とあるビッグキーワードで1位になりアドセンス収益が月1万円発生するラッキーチャンスが発生。この時、私が舞い上がらずに冷静になれていたら、今とは違った未来があったのかもしれません。
1位のブログに、便乗したいだけの人の声を無視できなかった結果、最悪なことが起きました。
ブログが飛んだ
「あれ? アドセンスが0円ってどういうこと?」
せっかく1位だったブログに、節操なくアフィリを追加した結果、ブログが検索結果圏外まで飛ばされたのです。パソコンの前で頭が真っ白になり、ショックさえ感じませんでした。絶望しすぎて現実を受け止められていなかったのです。
良かれと思ってブログに触れば触るほど、落ちていく順位を目の当たりにして「センスないのかな……」と気分が落ちていく毎日はとても長く感じました。
ライターとしても全然稼げない底辺のままで、リサーチという名のネットサーフィンをする日々。そこで目に留まったのが「WEBライター」で1位だったメンターのブログです。
偶然出会ったブログ添削を申し込む
「そういえば、ほかのライターさんがどうしているか全然知らないな……」
メンターとの出会いで、初めて「プロのライター」さんの文章に触れた瞬間衝撃が走りました。
「自分以外のライターさんってどんな人なんだろう?」
ライバルを全く知らない状況。
伸び悩んでライターの継続すら怪しい現状
変わるしかない。変わりたい。
メンターのメルマガで運命を変える一言を見つけた瞬間は今でも覚えています。
「ライター交流会を開催します」
会費を見ずに、申し込みボタンを押していた。メンターに会える。参加理由はただそれだけでした。
状況を変えたくてライター交流会に参加
会場の前についても扉を開けられなかった。誰も知っている人がいない場所。しかも私は結果を何も残していない、末端WEBライター。
「浮かないかな……場違いだったらどうしよう」
子どもを夫に預けて来たのに、もう帰りたかった。せっかく参加した交流会なのに、ネガティブが炸裂して同じテーブルの人たちの会話に相槌を打つのが精一杯。
なんのために来たの? 来ないほうがよかった?
人見知りは一切しないのに、周りのキャリアに圧倒されてしまう。せめて会費分は何かを得たい……1ミリだけそんな思いが残っていたけれど、自分から動く勇気はなかった。
主催の人と話せるチャンスがきた
「何をしている人なんですか?」
ついにメンターが話しかけてくれた。イメージ通り優しそうな好青年風。ビジネスで成果を出しているので当たり前ですが、完全に「できる人」だと、私の直感が反応したのです。
「WEBライターです」
そう答えるのが精一杯で、手が震えていた。軽く会話をした後、仕事の話になり「今の案件単価が安くて……」と困っていることを伝えた。
「スピリチュアルですけど、テスト受けてみますか? 普通に不採用もありますけど……」
神様が舞い降りた!
スピリチュアルってなに? そう思ったけれど、「チャンスの神様は前髪しかない」その言葉通り、神様の前髪をつかんだ瞬間でした。
テストライティング合格
「ライターとしてのスキルはまだまだです。でもこれから伸ばせばいいから大丈夫です」
まさかの合格でした。メンターから指導される一言一言が全て目からうろこ。
今まで書けると思っていた自分はなんだったんだ……恥ずかしい……。
「PREP法になってないです」
「構成が漏れや被りがありすぎます」
「レギュレーション守ってください」
赤しかなかったけれど、心が折れる瞬間は正直ありませんでした。伸ばしてくれる一言一言がありがたく、ここを逃したらもう後はない。スキルを伸ばしたい! その一心で、メンターの元で記事を書き続け、気づけば今年で5年半経っていました。
ライターの幅が広がった
メンターの元で言われたことに全て対応していたら、他社案件の単価も上昇していきました。
文字単価0.1円以下から最高文字単価3円へのステップアップ。
そしてメンターからの「やってみませんか?」にも対応し続けました。その結果、やったことのないSNS運用の仕事を任されたのです。
私が心がけていたのは「言われたことは全て素直に実行する」ただそれだけです。
メンターについていく。
そう決めた以上、言い訳はもちろん「できません」も言いたくなかった。必要とされるスキルをつけるための継続。心が折れそうでも諦めずに続ける大切さを実感しました。
これからのこと
凡人以下でも継続すれば力をつけられる。
色々なライターさんが言っていますが、これは本当です。私自身、メンターに出会っていなければ今はないですし、指摘されたことを素直にやっていなければ確実に挫折しています。
メンターに認めてもらえたこと、つらさに負けなくなった自分自身の変化。「私でも変われるんだ」その事実が、ネガティブの払拭に繋がったのです。
次はストーリーを使った仕事がしたい。1度諦めた夢をつかむ。ライターとしての夢が広がっています。
私ができたことはきっと皆さんができます。稼げない……って悩んでいるライターさんの力になりたい。家で仕事したいけど1歩踏み出せないママさんの力になりたい。
「誰かのために」自分のストーリーを活用出来たらいいなと思います。