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自己肯定感ゼロでも人生は変えられる。「私なんか」を壊したら世界が変わった

「私なんか大嫌いだ」
10代の頃から私はずっと自分が嫌いだった。SNSなんてない時代でも、自分が「持たざる者」なのは理解できた。見た目がかわいい子、成績優秀な子、家がお金持ちの子、言い出したらキリがないけれど、周囲と比べてばかりいた。それに比べて自分は……が思考のクセ。

何をしても並以下。それが自分に対する評価だった。その評価のせいで、チャンスを逃してばかりの人生を送っていた。

しかし、WEBライターになったら私の人生は激変した。今の私の姿を当時の自分が見たら、腰を抜かすんじゃないかな……。


行動を起こしたときは崖っぷちだった

「私なんかに何ができるの?」
子どもを産んだ後も、自分に対する評価はあまり変わっていなかった。子どもが歩き始め、認可外保育園に入ることが決まった時も「お金どうしよう」だけだった。

自分自身が行動するイメージは1ミリも持てない。私と夫、二人の給与明細を見比べて、電卓をたたく日々。何度計算しても月7万円をねん出できそうにない。でも認可外保育園を諦めて、1歳児の申し込みをして落ちたら? スキルのいらない事務経験しかない30代子持ちが、再就職なんてできるとは思えない。

「やる? やらない? それを選べる状況じゃないんだ」私が初めて現状を認識できた瞬間だった。退路はすでに絶たれていた。一歩下がると崖に落ちる。その状況を認識してから、子どもが昼寝しているときは、ずっとスマホで自分にできそうな在宅ワークを探していた。

最初から順調なライター人生ではなかった

「0→1達成したけど、稼げないもんなんだ…」
クラウドワークスの報酬確定画面を初めて見た時、頭の中が真っ白になるような感覚だった。20記事2000円。わかっていて受けたけれど、かかった時間は数か月。正直時給にすればいくらなの? と考えざるを得なかった。

いわゆる奴隷案件以外を受けても0.5円以上のものにはチャレンジできない。「応募件数30件に対して契約数1件か…ハードル高。受かるわけないよね」
アプリの案件を開いてはすぐにバツ印を押す。行動力がなさ過ぎて、なかなかライターとしての軌道に乗れない。

そんな私をサポートしてくれたのが、メンターでした。メンターとの出会いはこちらのストーリーをご覧ください。

「私には価値がない」を壊した日

「やばい。心折れたかも……」
クライアントに人格否定に近いことを言われた時、お風呂で1時間ぼーっとしてしまうくらい、ショックが抜けなかった。(寝れば忘れる)そう思って、子どもとの会話も忘れて眠りについた。

目覚ましが鳴ったのに、体が重たすぎて起きれない。(忘れてなかった…これはヤバいかもしれない)昨日の人格否定を思い出すと、動悸がする。

「Instagram案件でお世話になってるセラピストのAさんに相談しようかな……でも迷惑かな……」
チャットの画面を開いて文章を考えても、何も出てこない。もともと人に相談するのは苦手。弱みを見せられないのは、10代の頃から変わっていなかった。(ここで抱え込んだら私終わる)通勤電車を待っている間に、激しい動悸を抑えてAさんに「相談良いですか?」とチャットを打つ。

「大丈夫ですか?潜在意識に私には価値がないのブロックがあるせいなので、これ壊してもいいですか?」
遠隔で? と一瞬思いましたが、頼れるのはAさんしかいない。(変わりたい…!)迷うことなく壊してもらった。

「今どんな感じですか?」

驚くことに直前まであった動悸が、きれいさっぱり消えている。なんともいえない感情しか出てこなかった。戸惑いながら「なんにもつらくないです」そう返事するのが精いっぱいだった。

潜在意識の思い込みを壊したら、私は生まれ変わった。対人関係、仕事への向き合い方、すべてが変わった。ライターとしても1歩踏み出せた、そう堂々と言える私になれた。

10代の頃の自分に見せたい自分になれた

「私なんか大嫌い」
何かにつけて、そう言っていたあの頃の私は、もういない。ライターとして、自分のやってきたこと、できること、苦手なこと、少しづつ言語化できるようになっている。

「トモさんはどう思いますか?」
以前は自分の意見が言えなかった。でも今は「○○はどうでしょうか?」と意見を返せるようになった。顔出しのミーティングも堂々と対応できる。

タイムスリップができるなら、自分が嫌いで下を向いていたあの頃の私に会いたい。「自分に自信をもって、仕事ができているから、大丈夫だよ」笑顔でそう伝えてあげたいから。

さいごに

自己肯定感がゼロで、自分が持っていないものばかり探していた私はもういない。ライターをやったことで、自分に誇れるものができた。まだまだ自分の強みはわからないけど、人を頼れない私ではない。

自分の足りない部分、自分が苦手なところは人に頼ればいい。なんでも自分で解決しようと思わない。この気づきは、人生においてかなり重要な気づきなはず。

人に頼れる=弱みを見せられる。
ライターになったからこそ、手に入れられた最大の成長。

10代の頃の私に「幸せになるから大丈夫だよ」そう言えるように、どんどん成長していきたい。

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