カメラのこと#11 妻のサプライズを見事に潰した話【RICOH GRⅢ】
こんにちは。つがいです。
今日は思いがけず新しいカメラを手に入れた話です。
まず、言わせてもらいたい。
妻よ、ありがとう。大事にするよ。
2020年5月18日(月)
夕飯を済ませると妻から「今日も死神ごっこをしよう」と言われた。
死神ごっこ?なんのことを言っているのか私には理解が出来ない。
“いや待てよ。そういえば昨日の夜『死神』の話題になったような・・・。”
私たち夫婦の言う『死神』とは古典落語のことである。
柳家喬太郎師匠の死神を聞いて以来、二人共通の好きな演目だ。
昨晩は日曜日。夕方からダラダラと酒を飲み、夕食後からの記憶はほとんどない。
かすかに覚えているのは「アジャラカモクレンテケレッツのパー」と呪文を唱えて笑っていたこと。
言われるがままにソファーに腰掛ける。
「目を瞑って」
「え?あぁ、うん」
「さぁ!言って!」
「え?なんだっけ??」
「アジャラカモクレンって言って!」
言われるがままに目を瞑り呪文を唱える。
しかし、なにやらガサガサと音が聞こえたのが気になって目を開けてしまった。
「えっ?なんでGR?」
「・・・ちょっとー!」
そこにはGRⅢを持つ妻の姿が。妻はサプライズで私にプレゼントをするために前日の夜から仕込みをしていたのだ。
目を瞑り、呪文を唱えて手を叩く。そして目を開けると目の前にGRⅢが置いてあるというのが妻のシナリオ。
しかしその仕込みもすべて私が昨日酔っぱらっていたために全く覚えておらず全てをぶち壊してしまったわけだ。
状況が飲み込めずにいる私に不機嫌そうな顔でプレゼントだと告げる妻。
そう、このGRⅢは数か月前倒しの妻からの誕生日プレゼントだったのだ。
私は妻に誕生日プレゼントをねだったことがない。
毎年なにか欲しいものはないかと聞かれるのだが
“絶対的な権力”とか“富と名声”、“文句を言わず職務を全うする部下”と言ってはぐらかしてきた。
実際、欲しいものは自分で買ってしまうので妻からプレゼントしてもらいたいモノがないのだ。
なので彼女といっしょになってから誕生日プレゼントというものをもらったことがない。
「ほら、いつも欲しい物聞いてもちゃんと答えないじゃん」
「でも最近毎晩カメラの動画見てるし、このカメラ相当欲しいんだと思って」
「向こう十年、誕生日プレゼントないからね!」
全く想定もしていない突然のプレゼントに
「ありがとう」とか「うれしいよ」なんて気の利かないセリフばかりを並べてしまい、余計に妻をがっかりさせてしまったようだ。
でも本当に嬉しかったんだ。ありがとう、大事にするよ。
とまぁ、こういったことがあり思いがけずカメラをもう1台。
それも欲しかったRICOH GRⅢを手に入れた。
先日のnoteでも書いたようにGRは最高のスナップシューター。
これから毎日ポケットにいれて持ち歩こうと思う。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Twitterもやってます!GRも始めました!
と、締めくくられればよかったのだが。
ここ最近、妻の撮影した写真をアップしていることからもわかるように妻の方がGRにハマってしまった。
「写真撮るから置いてってね♪」と結局まだ一度もGRをポケットに入れて家の外には出てはいない。
妻が写真にはまってくれるのは嬉しいのだが、
そのGRⅢは私のモノではないのか・・・。
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