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User focusを徹底したらコアユーザーが3.4倍になった話

こんにちは!マネーフォワードでSMB法人・個人事業主向けのマーケティングを担当している真鍋です。

今後、マネーフォワードでチャレンジしてみたい!という方が少しでも増えるようにマーケティングの現場での経験をnoteにまとめてみました。

私はインターネット広告代理店→事業会社という経歴なので
広告代理店などのマーケティング支援会社にお勤めの方で事業会社への転職を考えている方の参考になればと思います。

こんな方に読んで欲しい!
・広告代理店やマーケティング支援会社にお勤めの方
・事業会社のマーケティングで新しいチャレンジをしたい方
・WEBメディアの営業や編集されている方


自己紹介

2015〜 インターネット広告代理店
アプリ広告主を中心にWeb広告運用施策のコンサルティングを担当。

2018〜 マネーフォワード
広告商品、資産形成イベントの営業や「マネーフォワード ME」のマーケティングを経て、SMB法人・個人事業主向けのマーケティングを担当。

2015年にインターネット広告代理店に新卒入社し、2018年にマネーフォワードに入社しました。
マネーフォワードではtoC領域からtoB領域に異動し、直近では主に「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」のマーケティングを担当しています。

2021年確定申告期のマーケティングを担当

2021年の確定申告期は「マネーフォワード ME」と「マネーフォワード クラウド確定申告」の連携やスマホアプリで電子申告ができるようになったことで多くのユーザーの課題解決ができるようになりました。

今回のアップデート
・「マネーフォワード ME」と「マネーフォワード クラウド確定申告」でデータ連携が可能に。家計簿内のデータから仕訳入力ができるように。
・「マネーフォワード クラウド確定申告」のスマホアプリで申告書類作成が可能に。
・マイナンバーカードがあればスマホアプリで電子申告が可能に。

大幅アップデート初年度のマーケティングを実行する上でとても悩みました。私自身、インターネット広告代理店時代にさまざまなクライアントを担当させていただきましたが経験上、最も難易度が高いプロジェクトでした。

理由は【Webとアプリがあること、他プロダクトとの併用利用を考慮すること、toB,toCのユーザーを抱えるプロダクトであること】です。

例えば・・
・Web,アプリ利用の有無
・マネーフォワード ME利用の有無
・マイナンバーカードの有無
・toC観点で景表法の考慮

...など、これ以外にもユーザーに利用いただく上で考慮する点がたくさんありました。

toB,toC両視点でユーザーを想像し、訴求メッセージを出し分ける

真鍋さん_ユーザーを想像

当社の行動指針で ”User Focus”という言葉があります。

User Focus
私たちは、いかなる制約があったとしても、常にユーザーを見つめ続け、本質的な課題を理解し、ユーザーの想像を超えたソリューションを提供します。

マネーフォワードではプロジェクト進行の際に「このユーザーはどうだろう?」「Bパターンのようなユーザーはネガティブな反応をするのでは?」などユーザー視点で語られることがとても多いです。

今回の確定申告期のマーケティング施策実行においては、まさにこの ”User Focus” がテーマでした。

「マネーフォワード ME」との連携が可能になった今期は toB,toC の視点で考慮し、様々なユースケースを想定し尽くすことが私にとっての”User Focus”でした。

例えば・・
「副業を始めたユーザーは仕訳数が少なく、スマホアプリで確定申告が完結するのではないか」
「昨年まで税務署で申告していたユーザーも今年は外部環境の影響で電子申告にチャレンジするのではないか」

など「マネーフォワード ME」利用有無 x 外部環境 x ユーザー属性 x 属性利用傾向 x デバイス などと様々な粒度でユースケースを想定しました。

その上でマーケティング施策として50個以上のアイデアとして挙がったのですが、下記のように「ユースケースを考慮し、ボツにする」というのが少なくとも20個以上ありました。

「この施策実行できるといいな〜」
「あっ、〇〇の観点でできないか・・」
「この施策こそクイックに実行しなきゃ!」
「あっでもユースケース:Dのユーザーが対象外になってしまうか・・」
「この施策は大丈夫なはず!実行できれば、たくさんのユーザーを増やせるぞ〜」
「おっと、この機能は別プロジェクトの影響で実装できないのか・・」
「この施策は流石に大丈夫なはず、、考慮漏れがないか確認しよう」
「あれ、、この施策体系だとマネーフォワード MEユーザーからの送客ができないか。。」

このように悩みながら、いくつかの施策を実行し、ユースケースに応じて、訴求メッセージを出し分けるなどして、それぞれの反響率を上げる工夫も実施しました。

家計簿と確定申告を併用する新規ユーザーが前年比3.4倍に!

真鍋さん_スライド


こういったユースケース考慮→施策実行の積み重ねの結果、
「マネーフォワード クラウド確定申告」のユーザー数が増加し、
「マネーフォワード ME」を併用する新規ユーザー数が前年度と比較して3.4倍になりました。

全社一丸となったプロジェクトで機能開発に関わったエンジニア・デザイナーの功績が大きいですが、この成果の一端を担うことができてホッとしております。これから来期に向けてより多くのユーザーの課題解決に向けて一層、試行錯誤する予定です!

チャレンジしたいマーケター大募集!

真鍋さん_メンバー募集

最後に宣伝にはなってしまうのですが、チャレンジをしたいマーケターを大募集中です!

「マネーフォワード クラウド」のマーケティングでは先述の通り、多様な視点でユーザーを想像するシーンが多々あり、難易度は高いですが成功すれば自社の事業成長が体感できるという面白さがあります!

ユーザーのビジネス課題に沿ってプロダクトがある環境なので、施策バリエーションや訴求範囲は他事業会社と比較して多いと思います。

トップダウンではなくボトムアップで新しい施策をどんどんトライできる環境です。毎年40〜50%ほど成長している会社で新しいマーケティングに一緒にチャレンジしてみませんか?

ポジションはデジタルからオフラインのイベントマーケターまで様々です。

<募集しているポジション>
・BtoBデジタルマーケティングリーダー(広告運用)
・BtoBデジタルマーケティング(広告以外)
・BtoBイベントマーケティングリーダー
・BtoBコンテンツディレクター
・SEO・コンテンツマーケター
・会社設立・開業届プロダクトグロースマーケター
・BtoBデジタルマーケティング(マネーフォワード クラウド確定申告)

皆さんのご応募を心よりお待ちしております!
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