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ゲームとの付き合い方

今夜はすこし早めに夕食を済ませてのんびりと過ごしています。あっという間に1週間も折り返し地点ですね。今日は仕事で結構大きめのミスをしました。リカバリーできましたが、最近の落ち着きのなさ(せっかちさ)が生んだミスです。気を引き締め直したいと思います。金曜日に大きな仕事はひとつ入っていますが、無事に終わりますように。

さて、今回は「ゲームとの付き合い方」というタイトルにしました。ゲームと一言で言っても、その種類は様々です。私が小学生の時はポケモンが全盛期だったので、当時はかなり夢中になっていました。その後、どうぶつの森が発売され、家族と交代で楽しんだのを覚えています。Switchといったゲーム機だけではなく、PCやスマホを使っていつでもどこでも気軽にゲームを楽しめる時代になりました。しかし、その一方で「ゲーム障害」が問題になっています。

以前、SNSを見ていたところ、一般社団法人サイコロが発行している「ゲームとのつきあいカタログ」を無料配布しているという情報を目にし、申し込みをして送っていただくことができました。
日頃仕事をしていても、「子どもがゲーム以外のことをしなくなって困る」「どうしたらゲームの時間が減るのかわからない」といった保護者の悩みをよく耳にします。私自身、子どもの頃はゲームをすることもありましたが、ゲーム以外のことに手がつかなくなるほどのめり込んだ記憶はないので、正直なことをいうと、そこまでゲームに依存してしまう子どもの気持ちを理解することができません。しかし、だからといって困っている保護者に寄り添わないわけにはいきませんので、資料をい取り寄せて読んでみることにしました。
もちろん著作権の関係などありますので、ここでは「つきあいカタログ」のなかにどのような内容が書かれていたかについては、言及せず、感想を述べるだけにしたいと思います。

私が感じたことは大きく分けて3つです。
1、「ゲームをする」=「悪」と決めつけないこと
2、子どもの性格や特性に応じた手段を選ぶ必要があること
3、家族の協力が必要不可欠なこと

まず1についてです。
先にも書いたように、私は普段ゲームをしないので、ゲームに熱中する気持ちがいまいち理解できません。ですが、理解できないことを理由に考えるのをやめてしまってはならないと思います。
私は料理をすることが好きですが、料理が嫌いなひとから見れば「好んで料理をするなんて理解できない」と思われるかもしれません。こんなふうに、自分の視点から考えるだけで終わるのではなく、相手の気持ちを理解することが対応を考える第一歩になるということを改めて感じました。

2についてです。このカタログの巻頭に「ある子どもには効果があったが、ある子どもには全然効果がなかったということもあるでしょう」という言葉がありました。これはごく当たり前のことなのですが、うっかり見落としてしまいがちなことでもあると思います。その子がどんな性格で、どんな生活リズムで、どんな環境で生活しているのかなど様々なことを考えた上で対応を検討していく必要があるということを学びました。また、誰にでも効果のある方法=特効薬は存在しないと考え、試行錯誤しながら課題を解決するという根気強さも必要だと思いました。

最後に3についてです。以前「子供が勉強するようになるためにはどうしたらいいか」という保護者からの相談に、「親が一緒に勉強したらいい。スマホを見たりテレビを見たりしている家族がいるのに、その子だけ勉強させようとしてもうまくいくはずがない」と答えている方がいました。この話を聞いて、とても納得したのを覚えています。本当であれば、自ら進んで勉強に取り組むことができればベストですが、それはなかなか難しいことです。それなのに、自分の横できょうだいがゲームをしていたり、家族がテレビを見ていたら、集中して取り組めなくなるのも当然です。勉強と同じで、子どもとゲームの付き合い方を見直すためには、まずは生活を見直し、家族にも協力を求めることが大切なのではないかと思います。また、なかには、「子どもと言い争いになるのがいやで注意しない」「何度言っても反抗するので言うのが嫌になった」という保護者もいます。その気持ちは十分に理解できるのですが、そこで問題を棚上げしてしまったら、解決には結びつきません。これまで厳しく注意してもダメだったのであれば、他の方法を試す、本人の話を聞く時間を作るといった姿勢が必要なのではないかと思います。

様々な手を尽くしても、どうにも問題が解決しないとなったら、専門機関を頼るのも大事なことではないでしょうか。ゲーム障害は簡単には治らないといわれています。私も、そして多くの保護者もゲーム障害に関しては「素人」です。行き詰まりを感じたら、そこで諦めてしまうのではなく、専門家の手を借りるという選択を考えても良いのではないかと思います。


ゲーム障害は今後ますます深刻な問題になっていくと感じています。「たかがゲーム」と軽く考えず、もっとゲーム障害の恐ろしさや対応などは広まってほしいと思います。

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