出エジプト記18：1 〜 6★2022/05/02掲載分
デボーションガイド＊ハーベストタイムより
【御言葉】出エジプト記18：1 〜 6
1 さて、モーセのしゅうと、ミデヤンの祭司イテロは、神がモーセと御民イスラエルのためになさったすべてのこと、すなわち、どのようにして【主】がイスラエルをエジプトから連れ出されたかを聞いた。
2 それでモーセのしゅうとイテロは、先に送り返されていたモーセの妻チッポラと
3 そのふたりの息子を連れて行った。そのひとりの名はゲルショムであった。それは「私は外国にいる寄留者だ」という意味である。
4 もうひとりの名はエリエゼル。それは「私の父の神は私の助けであり、パロの剣から私を救われた」という意味である。
5 モーセのしゅうとイテロは、モーセの息子と妻といっしょに、荒野のモーセのところに行った。彼はそこの神の山に宿営していた。
6 イテロはモーセに伝えた。「あなたのしゅうとである私イテロは、あなたの妻とそのふたりの息子といっしょに、あなたのところに来ています。」
《参考》
イテロの訪問（2）
＊チッポラ
（1）モーセは、不信仰な妻をエジプトに連れて行くのを断念し、実家に送り返された。
チッポラは、出エジプト4：25 と18：2 に出てくる。
出エジプト記4：25 その時チッポラは火打ち石の小刀を取って、その男の子の前の皮を切り、それをモーセの足につけて言った、「あなたはまことに、わたしにとって血の花婿です」
出エジプト記18：2 それでモーセのしゅうと、エテロは、さきに送り返されていたモーセの妻チッポラと、
（2）チッポラは、不信仰のために多くの祝福を逃す。
①エジプトに下った９つの災害
②第10の災害と過越の食事
③葦の海が２つに分かれ、民がそこを通過した体験
④マラで水が甘く変わった体験
⑤エリムでオアシスの体験
⑥マナが降る体験（荒野で、チッポラも食べた）
⑦アマレクに勝利した体験
＊長男ゲルショム
「そのひとりの名はゲルショムであった。それは『私は外国にいる寄留者だ』という意味である」
新共同訳「一人は、モーセが、『わたしは異国にいる寄留者だ』と言って、ゲルショムと名付け」この訳が、厳密な訳になる。
（1）ゲルショムの意味は「寄留者・外国人」で、ヘブル人は誕生時の背景や状況を基に名前をつける。
（2）創世記46：11 には、「レビの子はゲルション、ケハテ、メラリ」とある。アロンとモーセの系図は、レビ→ケハテ→アムラム→アロンとモーセが誕生した。モーセは、大伯父の名前ゲルショムを、自分の長男につけた。
創世記46：11 レビの子らはゲルション、コハテ、メラリ。
【参照】主ノ宮さん作成のレビの系図
（3）この命名は、帰るべき地はカナンの地だけという信仰告白。
ヘブル11：13 「これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです」
＊次男エリエゼル
「もうひとりの名はエリエゼル。それは『私の父の神は私の助けであり、パロの剣から私を救われた』という意味である」
新共同訳は「もう一人は、『わたしの父の神はわたしの助け、ファラオの剣からわたしを救われた』と言って、エリエゼルと名付けた」
エリエゼルの意味は「神は助け手」で、殺人を犯したモーセが、エジプトを逃れた経緯を指している。モーセは、先祖の神の助けのおかげと認識していた。２人の息子の名前から、モーセが神の約束に信頼を置いて歩んでいたことが分かる。
★神の約束を信じ続ける者こそ、大いなる祝福を受ける。
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