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ローマ人への手紙1:1 〜 7★2022/09/08掲載分


デボーションガイド*ハーベストタイムより





【御言葉】ローマ人への手紙1:1 〜 7


1 神の福音のために選び分けられ、使徒として召されたキリスト・イエスのしもべパウロ、

2 ─この福音は、神がその預言者たちを通して、聖書において前から約束されたもので、

3 御子に関することです。御子は、肉によればダビデの子孫として生まれ、

4 聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエス・キリストです。

5 このキリストによって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。それは、御名のためにあらゆる国の人々の中に信仰の従順をもたらすためです。

6 あなたがたも、それらの人々の中にあって、イエス・キリストによって召された人々です、─このパウロから、

7 ローマにいるすべての、神に愛されている人々、召された聖徒たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安があなたがたの上にありますように。



《参考》




イントロダクション(2)

*だれ宛てに書いたか(宛先)


この手紙は、著者パウロがローマの教会宛てに書かれた。
「ローマにいるすべての、神に愛されている人々、召された聖徒たちへ」(7節)

(1)ローマの教会は、幾つかの家の教会から成り立った。


(2)ペンテコステの日に回心したユダヤ人が、ローマに戻り伝道したようだ。
「フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者たち、また滞在中のローマ人たちで、ユダヤ人もいれば改宗者もいる」(使2:10〜11)


(3)手紙の執筆当時、ローマの教会は異邦人信者が大半を占めていた。


(4)ユダヤ人信者と異邦人信者の関係は、宗教的、社会的壁があった。
これは、神学的問題。



*いつごろ書いたか(執筆時期)


この手紙は、57年ごろに書かれたと思われます。

(1)パウロの第3回伝道旅行の終わりごろ、コリント滞在中(使20:2 〜 3)に書いたようだ。
エルサレム教会に異邦人の諸教会からの献金を届ける直前のこと。

使徒の働き20:2~3
2.そして、その地方をとおり、多くの言葉で人々を励ましたのち、ギリシヤにきた。 3.彼はそこで三か月を過ごした。それからシリヤへ向かって、船出しようとしていた矢先、彼に対するユダヤ人の陰謀が起ったので、マケドニヤを経由して帰ることに決した。


(2)第3回伝道旅行はエルサレムに到着した時点で、パウロが投獄され終わった。


(3)その後パウロは、ローマに囚人として送られました。(使28:11 〜15)

使徒の働き28:11~15
11.三か月たった後、わたしたちは、この島に冬ごもりをしていたデオスクリの船飾りのあるアレキサンドリヤの舟で、出帆した。 12.そして、シラクサに寄港して三日のあいだ停泊し、 13.そこから進んでレギオンに行った。それから一日おいて、南風が吹いてきたのに乗じ、ふつか目にポテオリに着いた。 14.そこで兄弟たちに会い、勧められるまま、彼らのところに七日間も滞在した。それからわたしたちは、ついにローマに到着した。 15.ところが、兄弟たちは、わたしたちのことを聞いて、アピオ・ポロおよびトレス・タベルネまで出迎えてくれた。パウロは彼らに会って、神に感謝し勇み立った。

この頃のパウロは、スペイン伝道を志していたが、まだ道が開かれておらず、スパイン伝道をあきらめ、エルサレムに献金を届けるという責務を優先した。
そのような状況下で、ローマの教会を訪問したいという願いが、囚人になってローマに行くという形で成就した。


★スペイン伝道といい、ローマ訪問といい、パウロの思いどおりにはいかなかったが、ここにも神の摂理の御手があった。
神は、パウロに最善のことをなさいました。
神は、私たちの人生でも最善を行ってくださいます。



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