ローマ人への手紙1:24 〜 32★2022/10/12掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】ローマ人への手紙1:24 〜 32
24 それゆえ、神は、彼らをその心の欲望のままに汚れに引き渡され、そのために彼らは、互いにそのからだをはずかしめるようになりました。
25 それは、彼らが神の真理を偽りと取り代え、造り主の代わりに造られた物を拝み、これに仕えたからです。造り主こそ、とこしえにほめたたえられる方です。アーメン。
26 こういうわけで、神は彼らを恥ずべき情欲に引き渡されました。すなわち、女は自然の用を不自然なものに代え、
27 同じように、男も、女の自然な用を捨てて男どうしで情欲に燃え、男が男と恥ずべきことを行うようになり、こうしてその誤りに対する当然の報いを自分の身に受けているのです。
28 また、彼らが神を知ろうとしたがらないので、神は彼らを良くない思いに引き渡され、そのため彼らは、してはならないことをするようになりました。
29 彼らは、あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、
30 そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、
31 わきまえのない者、約束を破る者、情なさけ知らずの者、慈愛のない者です。
32 彼らは、そのようなことを行えば、死罪に当たるという神の定めを知っていながら、それを行っているだけでなく、それを行う者に心から同意しているのです。
《参考》
拒否の結果(1)
*神による3つの放置
すべての人には「知識の啓示」が与えられています(24〜25 節)。
しかし人は、その啓示を受け入れることも従うこともしなかった。
これが「知識の拒否」(21 〜 23節)。
「拒否の結果」、人類がどのような状態になったか。
神は不信仰と罪への罰として、人類を3つの「放置」の状態に置かれた。
*放置その一(24〜25節)
「それゆえ、神は、彼らをその心の欲望のままに汚れに引き渡され、そのために彼らは、互いにそのからだをはずかしめるようになりました」(24節)。
(1)「それゆえ」という強い意味の接続詞は、「ディオ」というギリシア語。
この接続詞は、神に関する知識の啓示があり、その拒否があり、拒否の結果を示している。
(2)裁きの内容は、「神による放置」。
「神は、彼らを○○に引き渡され」という表現が出ています。
「神は、○○に任せられ」(口語訳)
「神は、○○にまかせられ」(新共同訳)
これは、ただの許可や恵みの撤去ではなく、法的意味での裁き。
(3)パウロの頭には、イザヤ64:6〜7があったようだ。
「私たちはみな、汚れた者のようになり、私たちの義はみな、不潔な着物のようです。…あなたは私たちから御顔を隠し、私たちの咎のゆえに、私たちを弱められました」。
神は、罪人から御顔を隠されましたので、罪人は弱められ、さらに深い罪に陥って行く。
(4)神の知識を拒否した結果、人は自分の罪の性質に仕え、心の欲望のままに汚れたことをするようになった。
互いにその体をはずかしめるようになったとは、性的乱れが起こった。
「それは、彼らが神の真理を偽りと取り代え、造り主の代わりに造られた物を拝み、これに仕えたからです。造り主こそ、とこしえにほめたたえられる方です。アーメン」(25節)。
(1)性的乱れの原因は、神の真理を偽りと取り代えた。
創造主ではなく、偶像を拝むことは、偽りの行為。
この偶像礼拝が、人類の性的堕落の原因。
(2)パウロは、創造主をたたえずにはいられなかった。
「造り主こそ、とこしえにほめたたえられる方です。アーメン」。
真の神をたたえ続ける人は、偶像礼拝からも、汚れた行為からも守られる。
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