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労務の現在・過去・未来

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いまだ人類が経験したことのない人口減少時代の労働はどう変わるか?働き方改革を推奨し、様々な施策を試みたが一進一退。しかしコロナで実態が一気に進んだ。これにより労働の概念も大きな変…
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#森喜朗

女性蔑視発言に思うこと

女性蔑視発言に思うこと

女性は会議で時間がかかるという発言がなぜ問題視されるのか?

女性蔑視的な人たちは一定数必ずいる。なぜなら、自分たちが今の地位名誉?を獲得するまでの過程で、今のように一人前以上に働く女性がいなかったから。つまり、彼らの周りには男性ばかりで形成され、女性は家庭で一歩下がってという認識、あるいは愛玩するものといった位置づけでしかないから。

そのような認識の人が集まりの会議は根回し報告会となっていると

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森さんの発言についての一考

森さんの発言についての一考

女性蔑視発言は完全にNGである。

この時代錯誤な発言と、政府や協会関係者等の対応について感じたことは、「時間が止まっていることに気づかない」という恐ろしさである。

確かに、ご自身が今まで築かれてきた道は一般人の私たちには計り知れない生き方をされてきたのだろうと思う。まさに時代を築いてきた人たちである。

実績は自信でもある。だから人の意見を聞かないという側面も必ずある。だからこそ、「自分の意見

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女性活躍推進のモヤモヤ感

女性活躍推進のモヤモヤ感

女性の活躍推進ということで、納得いかないまでも(本質を理解していないため形だけ作ろうとする)政府が言うからということで女性にポストを与えようとする。

そうすると「いやイイです」と断られる。せっかくポストを与えようとしても女性は昇進したがらないという結論になる(実はホッとしている)。

よく見る光景である。大きく分けて原因は2つと考える。

一つ目は、形だけ女性活躍と言っても背景が変わっていないか

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女性も働くことが当たり前の時代が来ている

女性も働くことが当たり前の時代が来ている

もう20年も前のこと・・・

その頃は少子高齢化を危惧していた時代。労働人口が減ってくる中、眠っている労働力としての女性(専業主婦)の力が大きな戦力となる。そのために、女性が働きやすい職場を作る必要があるという話をしたことがある。

帰ってきた一言に打ちのめされた。

「そんな夢みたいなこと言ってないで!」

20年たった今でもはっきり覚えている。女性の職場環境の話をするたびに、フラッシュバックす

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