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森さんの発言についての一考

女性蔑視発言は完全にNGである。

この時代錯誤な発言と、政府や協会関係者等の対応について感じたことは、「時間が止まっていることに気づかない」という恐ろしさである。

確かに、ご自身が今まで築かれてきた道は一般人の私たちには計り知れない生き方をされてきたのだろうと思う。まさに時代を築いてきた人たちである。

実績は自信でもある。だから人の意見を聞かないという側面も必ずある。だからこそ、「自分の意見が絶対ではない」と思えるかどうかが、やがて老害となるか目指す人となるかの違いだと思う。

違う意見は否定するのではなく、そういう見方もあると検証してみる。知らないことはあって当然、シンプルに興味を持って聞いてみる。私の尊敬する経営者達は今もって時として少年のようである。

人はキャリアと人脈で力をつけ、結果を残すと過去の成功体験に固執するようになる。森喜朗氏の発言は、自分への戒めも込めて「自分も固執していないか」と問いかけてみるきっかけにもなっている。

おそらく彼に対しては、誰も何も言えないのではなく、今更何も言わなかったという側面も多かったのではないか、と思う。

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